【注意】SUP、カヤックフィッシングする方へ

安全のためフラッグは必ず掲げるようにしましょう。(2m推奨)

定置網内へ入る、係留する、仕掛けを引っ掛けるなどが多くなっており、漁師さんとのトラブルが増加してるようです。

SUP、カヤックを排除しようとする動きもあるため、定置網へは近づかないようお願いします。

カヤックでワカサギを釣りに行った話。

なせかiPhoneで撮った画像が保存されてませんでした。どうも何某です。

Macに取り込んだ時になんかやらかしてしまったんでしょうか。

芦ノ湖。

ブランドワカサギを狙う

今週末も強風のようだ。さてどうしようかと思案していると、海が強風だったので湖にボートを出したという記事を見かける。
そういえば、先日帰省した際にカヤックを買ったからとバス釣りの道具一式を持ってきたのだった。
近場の芦ノ湖は届出を出せばカヤックを持ち込めるはずだ。ひさぶりにバスでも釣ってみようかと調べてみると、ワカサギがクセがなくとても美味で芦ノ湖ブランドとして有名だという情報が。
さっそく釣具屋に行きワカサギ用の仕掛けを購入する。驚くことに、夏の間はカラバリで釣れるから餌がいらないのだというが、もう10月半ばなので紅サシも手に取る。
同行した嫁が山中湖の釣果「40〜512匹」という情報を見てテンションが上がっているようだ。

「天ぷら以外の食べ方調べないとね。」

まかせろ。吐くほどに食べさせてやる。

申請からの出艇

芦ノ湖漁協は8時30分から営業なのでのんびりと行くことにしたが、なんだかんだで着いたのは9時30分。漁協を探そうとすると、ちょうどボートを出す方が申請に向かうらしいのでついて行くことにする。
書類に一通り記入し提出。釣券も一緒に購入し届出は完了。
出艇する場所を聞くと、桟橋の間の階段状になっている所から出す方が多いですねとのこと。
スロープになっていないため、一人で降ろすのは大変かなと心配したが、ズルズルとひっぱってみたところ問題なく浮かべられた。
新しく購入したカーボンパドルの調子がいい。全く力がいらないので、くるくると回す感じで漕げる。巡航速度は変わらないが疲れ具合が段違い。いい買い物をした。
ポクポクしながら気持ちよく進んでいると、右手から海賊船が迫ってくる。全速力で逃げる。カヤックの速度とパドリングのヴァイブスがしっくりきたのか、速度がグッとあがった。自分のパドリングが上手くなったのではないかと勘違いするくらいの操作性だ。
とりあえず航路から外れてバスを釣る準備をしよう。

ひさぶりのトップウォータープラッガー

ヴァガボンドのペランペランのブランク。Glass eyeの木製のガングリップ。そして極めつけはPFLUEGERのダイレクトリール。中古で購入時、たしか40年前に発売したとか言われた気がする。それから20年近く経ってるので定年してもいいくらいの年齢。
当時のままの100lbのPEライン。あの時の思い出のまま私の手に握られている。と言えば聞こえはいいが、単にメンテナンスしてないだけである。
Toy’s Flogのマウスベイトをつけ軽くキャストする。「ウィィィィーン」とギアが音を立て、ハンドルがくるくると逆回転する。
これだ。この感じがダイレクトリールの気持ちよさ。ギアが1:1なのでルアーを投げると逆回転するのだ。投げるだけで気持ちいい。
再度振りかぶり、根本まで曲がるブランクでルアーの重さを感じながらキャストする。木製のルアーが「バッシャン」と音をたてて着水。
おもちゃのような道具で釣るからバスは面白い。
ただ、この時間にトップで釣れる気などしない。ひととおり感触を楽しんだので、本命のワカサギを狙うことにした。

風裏の攻防

観光船をかわしつつ風裏へ移動。無風のポイントの水深を確認すると2mほど。さすがにこれでは釣りにならないので、少し沖に出る。すぐ20m前後の水深になりベイトの反応もでるが、風が猛烈な勢いで当たる。
軽いオモリしかないため、流されると釣りにならない。フォールディングアンカーでもあれば留めておけるだろうが。あいにくパラシュートアンカーしか持っていない。
どうしたものかと何度か流されながら釣りをしてみる。
ココンっとアタリがありあわせると、小指ほどのハゼが釣れる。その後も入れ食いでこれが釣れる。
ハリから外れたハゼが、水が溜まったカヤックのくぼみに落ちて泳いでいるので、観賞用に釣るたびにそこにいれてみた。完全なる飼育。
がしかし、10匹ほどになったところで、なんだか見た目が気持ち悪くなってきたのでリリース。強く生きて欲しい。
結局何度も何度も往復したがハゼしか釣れなかった。

風が止まった瞬間を狙い撃ち

午後になると、風が止む時間が増えてきた。魚探に反応がある位置の真上で仕掛けを真っ直ぐ落とすと、即アタリ。
あわせて巻いてくると待望のワカサギが2匹。思わずカッツポーズしつつも、すぐさま仕掛けを落とす。またしても即アタリ。しかし残念ながら乗らず。
風が吹いてきたので、とりあえずポイントを魚探に設定しつつ餌を付け替える。
流された分戻り、風が止むのを待つ。無風になるのを待つため、パラシュートアンカーの必要が無く邪魔なので引き上げてしまう。
無風になったら真下に即仕掛けを投入。アタリであわせると1匹のワカサギ。面倒だが確実に釣るのはこのやり方しかない。
何度も繰り返し釣るも、気温の低下と無風の時間が短くなってきたため、最終的に5匹で納竿とした。

わかさぎ。

ものすごいがっかりな顔をされる

とりあえずは釣れたので、天ぷらにはできそうだなと思いながら帰宅。
保冷剤を入れただけの弁当袋から、ジップロックに入れたワカサギを5匹ほど自慢気に出す。
眉間にシワを寄せながら首を傾げる嫁。何か。

「いや、昨日500匹とか見ちゃったから。。。」
『そんなこと言うなよ。強風の中釣ってきたのに。泣けてきちゃうよ。』
「お、湖なのに塩味が効いちゃうかい?」

何を言ってるんだこいつは。うまいこと言ったつもりなのだろうか。

『うるせぇ!お前の晩飯は余った紅サシのかき揚げだからな!!』

勢いよく焼酎で流し込んだ、揚げたての天ぷらは、確かに塩味が効いていた気がした。

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