【注意】SUP、カヤックフィッシングする方へ

安全のためフラッグは必ず掲げるようにしましょう。(2m推奨)

定置網内へ入る、係留する、仕掛けを引っ掛けるなどが多くなっており、漁師さんとのトラブルが増加してるようです。

SUP、カヤックを排除しようとする動きもあるため、定置網へは近づかないようお願いします。

結局ホームサーフに落ち着く話。

宝くじ当たったら釣りだけをする生活をしよう。どうも何某です。こんにちは。

年末は夢を買おうと思います。

伊豆のカヤック。

伊豆ではじめての出艇

アオリイカを狙いたい。中深海でなんか釣りたい。カワハギも食べたい。そんな夢を叶えてくれる場所があるらしい。
最近釣りをはじめた友人を誘って向かう。
湘南を越えて行き着いた先は西湘真鶴。いい感じの景色が広がる。釣れそうな気配しかない。
さて駐車場はと探すと、有料駐車場が開いていない。おかしいな。海水浴シーズン以外は無料開放していると聞いたが。
どうにも車を停めるところがない。釣りの準備をしている方々もいるが、おそらく路駐するつもりだろう。
住宅街でもあるので路駐は流石に気が引ける。残念だがここでの出艇は諦めるしかないようだ。
第二候補の伊豆に向かうことにする。
30分ほど車を走らせ着くと、釣り人が沢山防波堤にいる。その防波堤のおかげで横の海水浴場の波はとても穏やかだ。これなら楽に出艇できそうだ。
急いで準備をし沖に向かう。
防波堤を越えポイントを目指そうとすると、バウが跳ねまくる。穏やかに見えた海。実際は、0.5〜1mほどの波が連続で襲ってくる状況。そんな天気予報知らない。
これはまずい。SUPの友人はまだなんとかなっているが、カヤックの私は心中穏やかではいられない。
竿を出してはみるがとても釣りが出来る状況ではない。Uターン時に軽く崩れた波を被る。いよいよこれは無理だなと判断し戻ることにする。
せっかく伊豆まで来たのにという思いがあるが、この状況ではどうしようもない。雨も降ってきた。

ホームサーフでリベンジ

戻りながら横目で海を見ると、西湘はなかなか穏やかに見える。カヤックが浮かんでるのも確認できた。
失敗だ。今日はこっちだったか。ホームサーフに戻ったとしても12時頃からしか釣れない。どうする。
一度覗いてみようと沖を見ると、SUPフィッシングの方が数人。状況的には潮止まりだが、ホウボウくらいは釣れるんじゃないかと急いで出艇する。
魚探を見てみるが反応は無い。潮が動いてないのでこんなものか。厳しい。
動いてないならばと、今回から投入したメタルウィッチ クエスト MTSC-634SFを試しに中深海へ。
今回は真下に落とせるように、部屋に転がっていたスーパー受太郎を艤装してみた。

無理やりスーパー受太郎。

間違ってなにか掛かってくれ。と念じながら落とす。
スペックでは200gまでだが、フォールで釣る分には400gのジグでもいけるらしいとのこと。なるほど、確かにライトジギングロッドでやった前回よりは格段に楽に操作出来る。これはいい。 6ozも欲しくなってきた。
30分ほど繰り返してみるも、カヤックが流されない状況では全く探れず釣れない。しょうがないので一旦戻ることにした。

潮。動く

水深80mくらいでメタルウィッチの感覚を確認していると、若干流されていることに気づいた。潮が動きはじめたようだ。
流れを確認し、魚探とにらめっこしトレースしてみる。
この辺から釣り始めればいい感じでポイントを通過しそうだというところへ友人を誘い向かう。
会話をしながら流されてくと、うまい具合に狙ったポイント上を通過。
水深50m、着底後の一巻きでドスンと竿先が引き込まれた。ドラグを締めつつあわせると、グングングンと三段引き。この小気味よい引きは間違いなく真鯛だ。
友人が見守るなかタモに入る真鯛。

真鯛。 38.5cm 785g

今日もボーズレス トウキチロウ 80g アカキンがいい仕事をしてくれた。
実績のあるポイントだったが、正直今日のこの状況で釣れるとは思わなかった。しかし結果は出した。カヤック上で飲むお茶が美味い。

前から似ていると思ってた

鯛ラバをしていた友人の竿先がプルプルといっている。何かかかったようだ。彼が釣りをはじめて3、4回目の釣行だが、コンディションに恵まれずまともに釣りが出来ていない。
やっと初釣果かと見守っていると、どうやらバラしたらしい。1匹が遠い。
声をかけに行くと、鯛ラバのネクタイが無くなっていた。フグか何かに嚙じられたか。
『ネクタイ無いよね。』という私の問いに、「本当だ、無いや。」と受け答えた友人は、そのまま再度元鯛ラバだったなにかを落とした。
おや?ネクタイが無いのでは?と思い再び声をかけると、「無いですね。」と。
よくよく話をすると、鯛ラバというのが何故釣れるのかを理解していなかった模様。鉛玉部分とハリさえあれば釣れるのかと。
それでも釣れそうな日もありそうだが、流石に常時それはハーコーすぎる。
なんかおかしいなとは思ったが、買った時と同じに見えるので、さほど影響は無いという結論になっていたらしい。
なるほど。池田貴族と増谷キートンが同一人物に見える感じだろうか。
あったはずのネクタイがいつの間にか無くなる。初心者にとっては、ほぼ心霊現象と言っても過言ではないかもしれない。
変えの鯛ラバが無いということで、ここで納竿とした。

帰宅後のサプライズ

釣った真鯛で一杯やろうと帰ると、嫁が吐きそうな顔をしている。
何事かと聞くと、2台掛けの自転車ラックを掃除していて倒してしまったらしい。
怪我は無いかいと声をかけると、どうやら私の愛車のフレームを折ってしまったらしく、同じフレームを検索したところ50万以上もするということを知り、吐き気が止まらなくなったとのこと。
もう7、8年前のモデルでそろそろ買い換えようと思ってたから。
や、むしろ最近Zwiftばかりで公道走ることもレースくらいしか無いから気にしなくていいよと。
たまには優しい旦那をと演じながら、泣き崩れる嫁を見下ろす優越感を味わっていたわけですが、フレームを見ると、なかなかの勢いで折れている。
まさか叩き折ったわけではないよな。
笑顔で見送ってくれていたが、実際は良く思っていなかったんだろうか。
モヤモヤとした気持ちを踏みつけ平静を装いながら、真鯛を半身刺し身にし、何かを忘れたい一心で焼酎で勢いよく流し込んだ。
今夜だけ浮かれたかった。

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