【注意】SUP、カヤックフィッシングする方へ

安全のためフラッグは必ず掲げるようにしましょう。(2m推奨)

定置網内へ入る、係留する、仕掛けを引っ掛けるなどが多くなっており、漁師さんとのトラブルが増加してるようです。

SUP、カヤックを排除しようとする動きもあるため、定置網へは近づかないようお願いします。

風が強くて散々だった話。

今週は釣りのために有休を取る予定なのですが、急に天気予報が雨に変わってました。何某です。

雨の磯でのフカセはシンドい予感。

1日目朝。

最高の週末の予報

平日はずっと週末何を釣るかばかり考えている。
天気予報では朝は寒いが気温もあがり、風も強くなって2m/sほど。日曜の昼過ぎから風が強くなっていくようだ。
やりたい釣りは沢山あるが、せっかく穏やかならばとアンカーを準備する。
まず沖でアマダイを狙い、水深10mほどまで戻ってビシを落として五目釣り。そして寄ってきたカワハギを釣る。
青物の調子が良くないようなのでこれでいこう。うっかりイナダあたりが回ってきたら面白いことになりそうだ。

1日目の出艇

ホームサーフは家から車で数分と近い。
のんびり日の出にあわせて家を出る。暗いうちに準備するのは大変だ。
カヤックを降ろし準備をしていると、だいぶ明るくなってきた。今日の波はどうだろうと見てみると、波打ち際にSUPの方々が10人以上いる。さらには沖にも2名ほどすでに出ているようだ。
なかなかの盛況ぶり。ただカヤックに乗り始めてから、ポイントが被ることがほとんど無くなったため、特に気にせず準備を進める。
魚探を設置しようとしたところ、センターコンソールの蓋が無いことに気づく。どうやら家に忘れて来たらしい。これは困った。
とはいえ、ホームサーフは家から車で数分と近い。
カヤックだけ置き去りにして一旦自宅に帰ることにする。こんなことをうっかり嫁に漏らそうものなら

「だから忘れ物チェックリストを作りなって言ったじゃない。」

と子供を諭すように言われてしまうのである。
静かに鍵を開け抜き足でセンターコンソールを取りホームサーフに戻った。
若干のタイムロスはしたものの、まだ7時である。SUPの方々はすでに釣り始めているようだが、まだ焦る時間ではない。今日は終日穏やかな予報だ。
準備が終わり波打ち際へ行き、いつもどおりスマホで写真を撮ろうとすると、スマホが見当たらない。車かなと思い戻って探すが無い。
なるほど。スマホを家に忘れたというわけだな。
思い当たるとすれば、確かに朝方リビングで充電をしていた。おそらく今も充電中のはずだ。
スマホが無いのは万が一の際、連絡できなくなってしまうので、持たない選択肢は無い。
幸いなことに、ホームサーフは家から車で数分と近い。
高価なものを一旦カヤックから外し車で取りに戻る。
再び波打ち際まで来ると7時半となかなかの時間だ。のんびりとはしてられない。カヤックに飛び乗り沖を目指す。

アマダイ狙い

去年も狙ったが結局釣れなかったアマダイを狙う。
水深80mくらいから流してみる。潮の流れは穏やか。このままなら1時間くらい流しっぱなしで狙ってみよう。
ラインに何かが触れる感触はあるものの、餌のオキアミを食っては来ない。誘い方が悪いのだろうか。
魚探の等深線が作成されてないポイントを通ったところ、根らしき反応がある。
少し戻ってこの根を重点的に攻めることにした。水深は130m。
一流し目は何も反応無し。しょうがないので上げてみると何やら重い。またアタリがわからなかったパターンか。
ゆっくり上げてみるとシロムツ。20cmほど。

シロムツ。

余談だが、相模湾ではオオメハタ、ワキヤハタをまとめてシロムツと言うらしい。
見分け方の解説は見つけられなかったが、画像を比較すると、目の大きさ、尻ビレの長さで見分けがつきそうに見える。
目が大きく尻ビレが長いのがオオメハタ。その逆がワキヤハタだと思われる。
大きさはオオメハタは20cm程度、ワキヤハタは25cm程度とのこと。
おそらく前回のシロムツはワキヤハタ。今回のこれはオオメハタだろう。どちらにせよ、最近高級魚扱いらしいので、楽しみにしてクーラーボックスに入れる。
とはいえ釣った感は無いので、五目釣りをリスケして、もう一流しすることにする。
同じ根で今度は明確なアタリが。アワセると乗っている。ゴンゴンと2回ほど定期的に暴れるのをいなしながら寄せてくる。
残り10mほどまで来たところ、早く姿を見たくなってしまい、暴れたところを強引に巻いてしまった。すると竿先がふっと軽くなりバラシ。無念。

天気予報に裏切られる

ふと気づくとかなり水面がザワだっている。風が強くなってきたようだ。釣りは出来なくはないが、と思いながら天気予報を見ると前日の予報と打って変わって、風速4m/sの一日。
なんだこれは。どういうことだ。とりあえずだいぶ沖に来ていたので一度岸にすぐ戻れる位置に向かう。
浜に対して平行に吹いてくる風なので、万が一に備えて着岸ポイントから風上にアンカーを落とした。
ビシを落としてしばらくすると、ポツポツと反応が出てきた。釣れはしないがアミエビに寄ってきているようだ。
カワハギの準備をしていると、大きな音がカヤックの近くでした。音の方向を見ると白波が立っている。
どうやらだいぶ風が強くなっていたようだ。これはもう無理だなと名残惜しいが納竿の準備をする。
魚探と仕掛けを片付け、アンカーの引き上げをしようとしたところ、風にカヤックが押されて方向転換が出来ない。本来なら落としたアンカー付近まで移動して、緩んだアンカーロープを回収するのだが、風上に方向転換出来ないのである。そのため、ロープをゆっくりと手繰り寄せながら巻き取っていく。波に向かってカヤックが横になるので、慎重にバランスを取る。
無事回収後、急いで浜に戻る。SUPの方々も流石に引き上げのようだ。
風は強いものの波は高くないので、カヤックの向きさえ気をつければ安全に着岸出来た。
がしかし、問題はその後である。
真横から波が襲ってきてクーラーボックスが流されてしまった。クーラーボックスに気を取られてはカヤックが波にのまれて危ない。とりあえずカヤックを引き上げることにする。
待っていればクーラーボックスは流れ着くだろう。案の定次の波で打ち上げられたので回収した。
そうしているうちにSUPの方々が着岸。上手いもので安定感がある。
その中の一人、サーファーの方が以前沖で会話をしたことある方だった。着岸の話をすると、「強風で横に流れてる波が、堤防や消波ブロックなどに当たって返ってくるからなんですよ。」と。なるほど。流石、波の専門家。想定外の方角から波が来たのは、こういう理由だったのか。

2日目の出艇

2日目朝。

前日満足に釣りが出来なかったので、天気予報は引き続き強風だったが、日の出前に一度海を見ることにした。
すると風はほとんど無く、海面も穏やか。これは行けると、家に戻り準備をする。
予報が酷いので昨日ほど人はいないが、それでもSUPが6艇ほど。多少昨日よりは波は高いが行けないことはない。
ただ一つ問題が。比較的安全に離着岸できるポイントに釣り人が居座っている。
しょうがないので、波を被る覚悟で少し離れたところから出艇。案の定ひと波被る。

釣りもしないうちに強風に変わる

沖に向かう途中、魚探に反応がいくつかあった。アジ、サバあたりが回ってきてるのかもしれない。
これはワラサあたり狙えるんじゃないかと70m付近から流すことにする。
がしかし、ジグの準備をしているうちからどんどん流される速度が速くなってきた。白波もたってくる。
これはダメだなと急いで戻ることにした。
着岸しようとするが、波が比較的小さい場所には、やはり釣り人が。波待ちしようとするが、風に流されてしまってどうにも出来ない。
一か八か次の波に乗るしか無い。速度を上げ波に乗る。無事着岸。
急いでカヤックから降りようとすると、足元に見覚えのある私のクーラーボックス。何故ここにクーラーボックスが。
おそらく、カヤックに崩れた波が被り、その際にラゲッジスペースに流れた海水がクーラーボックスを持ち上げ流したのだろう。カヤックフィッシングをする方々がクーラーボックスを固定する理由はこれだったのか。
そのままでは足を下ろせないので、キックザベイビーよろしく、クーラーボックスを蹴り飛ばし足を着く。もたついている間に次の波が来る。カヤックが持ち上げられる。冷静にひっくり返らないようにカヤックを抑えながら、これ以上の力で来るなら、いなして逃げようと判断。命には変えられない。
だがそれ以上の勢いは無く、落ち着いたところで急いで浜に引っ張り上げた。
クーラーボックスも無事回収。他に紛失したものは無いかと確認していると、沖に何か浮かんでいる。フロートをつけて浮かぶように改造した私のランディングネットだ。
フラッシュロッドホルダーに挿していたので、同じように海水が入り浮かんだのだろうと。
打ち上げられるまでどうにもならんと片付けをはじめることにした。

アマダイの極意を伝授される

車からドーリーを持ってくると、SUPの方が私のネットを回収しながら着岸していただけたらしく、受け取りお礼を言う。
引き続き次々続々と着岸するSUP。その中の一人に声をかけられる。顔を見ると昨年一度お会いしたことがある方。
毎年アマダイを狙っている方らしく、この日も狙っていたとのこと。
毎週なかなかのサイズが釣れているとのことで、私も狙ってるんですと言うと、気さくにコツを教えていただけた。
どうやら私がいつもやっている水深は、この時期はいないらしい。もっと寒くなってからだよと。なるほど。
仕掛けを見てもらうと、何だこれはという仕掛け。聞くに、アマダイ界隈ではこれが最近の流行りなのだと。
すごい釣れるけど外道も増えるので、これ使っておけば間違いないというわけではないとも。
勉強なりました。さっそく来週それで組んでみますと伝え、ホームサーフを後にした。
この週末の悔しさは次回必ず。

タイドグラフ

1日目タイドグラフ。

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