【注意】SUP、カヤックフィッシングする方へ

定置網内へ入る、係留する、仕掛けを引っ掛けるなどが多くなっており、漁師さんとのトラブルが増加してるようです。

SUP、カヤックを排除しようとする動きもあるため、定置網へは近づかないようお願いします。

初めてレンタルボートを操船して釣りした話。

富士山。

嫁に免許を見せる

先日合格した小型船舶免許を嫁に見せる。小さく「ふぅ~ん。」とチラ見で済ませた。

『よく見なさいよ。合格したのだよ私は。』
「よかったじゃん。でも90%以上受かるんでしょ。」
『なんだと貴様。よく見ろここを。国土交通大臣ってあるだろう。』
「ある。」
『そうだろう。お前の眼前にいる私、つまりはいいかい、お前の旦那様だよ。それが国から認められたってことの証だよこれは。そんな簡単なものじゃないのだよ。』
「いや国から認められたってのは。。。」
『国が発行してるんだから国に認められたってことだろう。国家権力を手にしたってことだよ。なんなら扇千景の養子になることだって出来るんだよ。』
「扇千景が誰だかわからないけど、今のあんたを指すのは馬鹿という言葉があってる気がする。」
『冗談じゃないよ。俺に馬鹿って言うのはサッチー以来だよ。平成最後の騒動になるよ。』

止まらないBeef。国家権力の犬、資本主義の豚、桑名正博の息子と騙る男、という酷い罵りを私は受けることになる。
次に私が取得する資格はマーダーライセンスだと、この瞬間心に決めた。

安全講習を受ける

ボートと安全講習を予約。初めて利用するマリーナでは必ず、安全講習でローカルルールを学ばなければいけない。
ボートは値段が比較的安くトイレがついていたF.A.S.T.23を選択した。
予約日が近づくにつれて、予報が怪しくなってきた。昼から風が強くなるらしい。
受付時に、早あがりになる可能性を伝えられる。まぁしょうがない。
桟橋に着き、マリーナのスタッフの方と乗船し講習を受ける。
船舶免許の実技試験と同じ場所から離岸ではあるが、船が大きいと座礁の可能性があるらしく、試験挺と同じように自由に河川を走れないらしい。
ここが浅いから、これを目印に左岸に移動して。などと細かく教えてもらえる。
そして一番の難所、河口からの海へ出る際の波の交わし方を教わる。
河口は浅く、高い波が発生するため、最初の波を乗り越えたら全速力で次の大きい波を左へかわすとのこと。がしかし、ここも浅いため、左へ行き過ぎも注意。何気に覚えることが多い。
安全な沖へ出てから、アンカーやトイレなど、船の装備の説明を受ける。また、定置網の場所を教わる。定置網を切ったら億の請求が来るので近寄らないようにとのこと。
荒天時に河口から入れないことがあるらしく、その場合は近くの漁港に入港してくれと指示があるらしい。
その際、必ずデッドスローで入港してほしいとお願いされる。
波を立てると漁師と船宿から尋常じゃないほど怒られるとのこと。静かに唾を飲み込む。
その後は操船を代わり軽めのクルージングからの、河口と着岸の練習。無事成功。

進路は東へ

マリーナに着き、嫁と友人を乗せ沖に出る。
「凄い!凄い!ヨーソロー!ヨーソロー!」と嫁の声が後ろから聞こえる。
国に認められた男ということをやっと理解したらしい。
問題なく河口を越え、魚探を確認しつつ滑走する。
早あがりの可能性を考えると予定のポイントへ着く時間が怪しいか。
途中魚探に大きな反応が出る。嫁と友人はタイラバをするというので、カケアガリの反応あったところで停止しドテラ流しをする。
ドテラ流しというのがどういうものかやったことは無かったが、上手いこと横に流れるものだ。
がしかし、ドテラ流し中に横波を受けるのは問題無いのだろうか。
船に横波は御法度。まだまだ凪とはいえ、判断を間違えば野坂昭如よろしく、マイクで殴られる可能性がある。
初めてタイラバをやった嫁は底に着いたか判断出来ないらしい。最初から少し深すぎたか。70m。
とはいえ、海上で富士山を眺めながらの釣りは最高だと笑顔でいる。これにはキャプテンもにっこり。

快適。

私は適当にジグを落とし、なんとなく反応を見てみるが、特にあたりもなかった。

あっという間に荒れる

カヤックは風や波の高さの変化を敏感に感じる。海面と近い上、カヤックやパドルから海の状況が伝わってくるのだ。
しかし、23feetのボートとなると、慣れてないせいか横揺れが激しくなるまで気づかなかった。意外と耐えてしまうものである。
思い返せば、いろいろと兆候はあった。
気がついた時には白波が立ちつつあった。これは危ない。急いでマリーナに向かう。
30分ほどしか釣りが出来てないが、これはしょうがない。
見渡せば早上がりする釣り船もいる。マリーナから荒れてきたので帰港してくれとの電話。
しかし、どうやって進めば良いのか。
決して逃げるな。お前がやれ。お前がやれ。お前が舵を取れ。
心の剛が喝をいれてくる。
岸に向かって平行に進めば横波をくらうので、波に斜めに入りながら、一旦沖を目指した。
同じ型のボートが後ろから河口へ向かってスイスイと進んでくる。こちらほど揺れてないように見える。テクニックがあるのだろう。
この波の中どうすれば、あのように最短距離で揺れ少なく進めるのか。
Captain of the ship。まだ、私は名乗るのは早いようだ。
河口を正面に、波の瀬を進む。ヨーソロー。無事安全な海域に。
着岸を問題なくこなすと、マリーナのスタッフが口々に「釣れました?」と声をかけてくる。
死んでるのか生きてるのか、腐った瞳で人間を見ながら首を振り答えると「荒れちゃいましたものね。」と。

家に帰っても荒れる

帰宅後、先日のアコウダイを鍋と刺し身にし、初航海を祝って宴。やらいでか。
これが、びっくりするほど美味い。
早上がりだったせいで、昼から呑んでしまったため早々に記憶を無くす。
翌朝、昨日の分も釣るためにカヤックフィッシングに行こうかと起きた後、荒れ放題のリビングとキッチンを眺める。
どうやら、少なくとも、1人ビール1リットル、ワイン1本、ウィスキーボトル半分、芋焼酎何合か呑んでいたようだ。
私は静かにドアを締め、布団へ戻った。

タイドグラフ

タイドグラフ。

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