【注意】SUP、カヤックフィッシングする方へ

安全のためフラッグは必ず掲げるようにしましょう。(2m推奨)

定置網内へ入る、係留する、仕掛けを引っ掛けるなどが多くなっており、漁師さんとのトラブルが増加してるようです。

SUP、カヤックを排除しようとする動きもあるため、定置網へは近づかないようお願いします。

パターンを掴んで嫁に褒められた話。

最近何を釣りたくて沖に出ているのかわからなくなってきました。どうも何某です。
とりあえず数百m下にジグを落としたい発作が出ます。

穏やかな朝。

マゴチをおねだりされる

「マゴチ。リベンジしてみないかい?」

昨年釣ったマゴチは粘液胞子虫というのか、いわゆる寄生虫がびっしり身に入っており食すことは無かった。
旬だということで、目にする機会が多くなった嫁はマゴチが食べたいと思ったようだ。
ならばと釣具屋に行き、20年ぶりにワームなんぞを買ってきたのだ。

駐車場争い

4時にホームサーフへ着くと、既に沢山の車が停まっている。
エントリー場所近くに一旦停めカヤックのみ降ろし、離れた駐車スペースに駐車し準備する。
日が顔を出すと次々続々と車が来るが、既に駐車場は満杯。だが遠慮無しに空きスペースに駐車する。
そこに停めたら先に停めていた車が出れないだろう。御構い無しのようだ。
上手いこと入れ替わるのだろうか。地元民も知らない謎ルールがあるのかもしれない。

べた凪の夜明けにキャストする

波も低くべた凪なのでのんびり離岸し準備。SUPの方が10人近く沖に見える。
テンヤにつけたワームを浜側に向けてキャストしズルズルと巻いてくる。
10分ほど流されながら続けていると、ゴゴンッとアタリ。アワせるが抜ける。そのまま再度ゆっくり巻くと、ゴゴンッと。しかしまた乗らず。
回収するとテール部分が噛みちぎられている。マゴチだろうか。フォール中ならフグな気がするが、完全に底である。
その後もテールのみ噛みちぎられるのが続き、手持ちが少なくなってきたので中深海へと移動した。

超大物が釣れたか

中深海が私の感覚を狂わせる。どうにも200m以下に満足しない身体になってしまったようだ。せめて180mは水深が欲しい。
最近では何を狙ってるのかわからない状態だ。深いところから上がってくる魚がなんなのか。このドキドキ感を味わうためだけにジグを落としている。
相模湾のアカムツは、ジグをほとんど動かさないほうがいいと教わったものの、我慢できずにジグを飛ばしまくっていたりするのだ。何か釣れてくれればそれでいい。魚種ではない。とにかく水深。水深である。
新しいポイントを開拓すべく、少し遠くの180mあたりから流していく。290gのクランキーを落とすとあっという間に底に着いた。

『浅いな。』

思わず独り言が出る。180mくらいだと、もはや水深30mと変わらないのだ。
とりあえず流していくと、魚探のアラームが鳴り響く。そのタイミングと同じくして、急にジグが重くなる。水深200m。イカでものったか、と思いながら聞き合わせる。どうにも違うらしい。
かけ上がりを越えたあたりは潮が違うのだろうか。急に150mあたりから底まで、びっしりとノイズにまみれている。これに魚探が反応したらしい。
センサーの感度を下げる。抜けのいいアローあたりに変えてみるも、だいぶ重い。思ったようにジグが動いてない気がする。
等深線を作成するからと流してはいたが、全く反応は無い。やっぱりジグが動いて無いのでは。
じゃあということで、簡単に飛ばせるXestaフレアを投入し、スローピッチで誘ってくると、10mほどでガツンと竿が引き込まれた。
かなりの引きだ。重い。これはデカイぞと巻き上げてみる。

ゴマサバ。

結果は、そこそこのゴマサバ。底の潮のせいか物凄い引きだと勘違いさせられた。
とはいえ、そろそろ旬だろう。丁寧に神経締めしキープする。

嫁の好物確保

最近よくやっているポイントへ。水深は270〜320mというところ。高まる。
相変わらずノイズがあるが、230m以上はクリアな状態のようだ。
ひとまずスピンドルを投入。どう使っていいかよくわからない形だが、最近イカが入ってきてるようなので、イカをイメージしてふわふわと漂わせてみる。
その後、大きくリフトするとジグが落ちて行かない。気づくより先に手が勝手に糸を巻き取っていた。何かが食いあげてきたのだ。
定期的に途中で暴れるも、どうやらアカムツのように叩かない。270mを巻き上げるとあがってきたのは嫁の好物シロムツ。

嫁の好物。

フィッシュロースターを購入したので、シロムツでも焼きたいねと話していたところだったため、これには私も安堵した。
とりあえずお土産は確保だなとジグを交換。今日はいろいろ試そう。
がしかし、他のジグに反応はない。どうしたものかと思いながらFreqに付け替える。
ロングフォールを中心に誘っていると、下から食いあげてくるアタリ。なんとなく、こいつはアレじゃないかと思いながら巻き上げる。
上がってきたのはやはりアレ。タチモドキである。

もどき。

ちょっと微妙な味なんだよなと思いながら、素早くジグをはずしリリース。泳がなかったら持って帰るつもりだったが、無事深海に戻っていった。

嫁の好物のパターンを掴む

持ってきたジグが一周したので、再度スピンドルに付け替える。
ふわふわと誘った後ステイ、からの大きくリフトアップしてフォール。これの上げきったタイミングで糸ふけが出た。食った。
300m近く巻き上げ、上がってきたのはシロムツ。唐揚げも美味いと聞いたので試してみたかったところだ。

パターン掴んだ。

これはパターンだなと、試しに狙ってみる。あえてポイントを移動。
すると、同じような誘いで、同じように食ってきた。

入れ食い。

ちょっとアクションを変えてみると、食ってこない。竿先を遊ばせ、ふわふわと動かした後の上げきったところで食ってくる。
そのパターンで3匹追加したが、そんなに食べれないと2匹リリース。
風が強くなり波が出てきたので納竿とした。
家に帰ると、起きてきた嫁が

「シロムツ凄い釣ってんじゃないか!やるな!褒めてやるぞっ!」

と、いきなりテンションが高い。
乳首でもキツくつねっていただけるのかな、と準備をしていると、嫁は

「シロムツの塩焼きだっ!うぉー、歯磨いてくるっ!」

と鼻息荒くして洗面所に向かっていってしまった。まだまだこの程度では満足していただけないようだ。

フィッシュロースターが凄い

塩焼きがどうにも苦手で、美味しく焼けた記憶がほぼない。パサパサになったりする。
魚を食べる機会が多くなったので、どうしたものかと思っていると、昔通った居酒屋で、焼きは市販のフィッシュロースターにまかせているという話を思い出す。

購入したところ、これがすこぶる良い。何も考えずとも美味しく焼いてくれるのだ。
シロムツを究極の血抜きし、塩を振って30分ほど置く。出た水分を水で洗った後水気を取り、再度塩を降り焼くだけ。

シロムツの塩焼き。

両面焼きなのでひっくり返すこともなく、崩れることも無いのだ。
車を使う予定があったので酒が呑めないのが残念になるほど美味。
アカムツの外道だなどと言われているシロムツであるが、嫁にとっては本命と同じくらい価値がある。
フィッシュロースターで焼き上がったシロムツを食した私も、初めてシロムツをまた食べたいと思うほど感動してしまった。
次からは狙って釣ることもあるかもしれない。

タイドグラフ

タイドグラフ。

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