【注意】SUP、カヤックフィッシングする方へ

安全のためフラッグは必ず掲げるようにしましょう。(2m推奨)

定置網内へ入る、係留する、仕掛けを引っ掛けるなどが多くなっており、漁師さんとのトラブルが増加してるようです。

SUP、カヤックを排除しようとする動きもあるため、定置網へは近づかないようお願いします。

なんでも無いようなことが幸せだったと思った話。

また緊急事態宣言出そうですね。どうも何某です。明けまして。

仕事が忙しくて更新がさっぱり出来ませんでした。
年末分をゆっくり更新していきたいと思います。

食べられないイカ。

俺たちのロード

「うわっ!何これ⁉︎気持ちワルっ!!」

小一時間前『プレイリスト作ったからドライブに行こうよ。』との誘いを飛び跳ねて喜んだ嫁が今、助手席で叫び、もがいている。

「この微妙に違うのは何なの⁉︎気持ち悪い!!」

『ロード〜第二章〜だよ。一章と同じかと思わせて二章なんだよ。』

「違和感ありすぎて気持ち悪いから次の曲ねっ!!」っと勢いよく操作した嫁。

「うわっ⁉︎また二章⁉︎」

驚きの反動で背骨が折れそうなほど反り返る嫁。
『お、エクソシストだな。』これは十字架を使うシーンのオマージュか。こんな日こそ呪われたい。

「どこまで行ってもロード⁉︎⁉︎何なのこれ⁉︎」

『何なのって、ロードコンプリートしたプレイリストに決まってるでしょうが。』

「何曲ロードあるんだよ!あ、やっと違う曲だよー!。。。12月のワイン。。。む。。。クソがっ!!!」

画面表示される「12月のワインディングロード 〜ロード第六章〜」の文字。
気が触れてしまい両手で耳を押さえながら「むぁーん。むぁーん。」と謎の奇声を助手席で繰り返す嫁に、『道化師-ピエロ-もあるよ。』の声は届かなかった。

いざ深海へ

またしても、釣り仲間M氏から深海へのお誘い。
予報良く。行くつもりだったので、『参りましょう。』と返事する。
当日、2人は1時間ほどかけて数km沖へ。
この辺はマグロでも回遊しない限り、釣り船が来ることもない。
さてさて。と、コーヒーをすすりながらシーフロアコントロール クランキー レッドドットグロー 320gを落とす。
トンッと一瞬ジグが止まった。200mあたりからノイズが凄い。どうやら、その層に当たったらしい。
経験ではこういう日は潮が重い。4番では厳しいのではないだろうか。
400mあたりまでゆっくり落ちている。自動でサミングしてるかのようだ。
残り100mと思ったあたりから、スー、トンッ、スートンッっと、落ちたり止まったりを繰り返している。
魚探の表示通りの水深500mほどで着底。潮が速いわけではないようだ。

超絶重い理由

シャクレない。なんだこれは。
明らかに何かがおかしい。
一度あげてみよう。と、重いハンドルを巻き続ける。
ゆっくりゆっくり巻いてくると、残り100mで魚信。や、魚ではないか。なんだこれは。
トンットンッっとジグが時折跳ね上がる。

カギイカ。

思ったとおりイカがついていた。
深海で釣れるイカ。見た目もメタリック。もしや。
調べると、やはりカギイカ。アンモニア臭が凄いとか、舌に刺激がくるだとか。
とにかく、食べるのがキツイらしい。
リリースするとスミを吐きながら表層を泳ぎ回っていった。

幻の魚がかかる

水深500〜600mでは落として上げるだけで30分はかかる。
今回はジグが軽いので40分。
なんだかんだで数回しか落とせない。
先程より落ちるのが若干速く、シャクリもだいぶ軽い。カギイカはフォール中についていたようだ。
とはいえ、潮が重いのは確かなので、ロッドがもう2番手くらい上じゃないとキツイようだ。
シーフロアコントロール クランキー レッドドットグロー 320gを底から5mくらいだろうか。フォールさせた直後、1mほど大きく上下に数回ゆっくり暴れる。
なんだこれは。水深500m超でこのアタリ。
ゆっくり巻いてくると、比較的簡単に寄ってきた。
なんだろうか。
10mほど巻くと、6kgに設定してきたドラグだったが、ズルズルとラインが引き出される。
なんだろうか。
などと思いながら眺めていると、引き出されるラインの勢いがどんどん増してきた。
やばい。どうしようか。
20mほどひきだされた直後、フッっと軽くなった。
高切れだ。
ラインだけでも数百メートルあると、水圧で重い。
ため息をつきながら10分近くかけてラインのみを回収する。
一部始終を見ていたM氏が残念そうにしていた。
互いに、「これは100kg超えのアブラボウズだった。間違いない。」と直感を信じ、逃した魚は大きぞと言い聞かせた。

魚探をかけて終了

ベタ凪だったのもあり、周辺の地形を調査。
前回は200kHzでの使用で300mが限界だったが、ガーミン echoMAP UHD+GT41-TMを50kHzで使用すると、600mでも水深がわかるようだ。
こんなところにこんな地形が。などと発見もありながら、時間いっぱいまで海上散歩を楽しんで納竿とした。
今日は釣り物が無いから片付けが楽だな。などと思いながら玄関を開けると、洗面所から鼻歌が聞こえてきた。

「なんでも無いようなことがー幸せだったとおもー。。。む。。。違う。。。」

なだろうか。

「おもーうー。おーもーうー。。。むぅ。。。どっち。。。」

一人困惑している嫁の姿を見ながら、まさに幸せとはこのことだなと思う師走だった。

タックル

ジギング

タイドグラフ

タイドグラフ。

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