【注意】SUP、カヤックフィッシングする方へ

安全のためフラッグは必ず掲げるようにしましょう。(2m推奨)

定置網内へ入る、係留する、仕掛けを引っ掛けるなどが多くなっており、漁師さんとのトラブルが増加してるようです。

SUP、カヤックを排除しようとする動きもあるため、定置網へは近づかないようお願いします。

ハードMジギングの話。

ひさぶりに新島キンメジギング行ってきました。どうも何某です。こんにちは。

実はコマセキハダにも行ったり、カヤック乗ったりとかもしてるんですが、釣果が出てないので書きません。

日本のベーリング海。

今シーズンも超高級魚を狙いに行く

嫁が寝るのと入れ違いでベッドを出る。
身支度を整えて車に乗り込み、日付けが変わると同時に家を出た。
なんだかんだで、ひさぶりの新島キンメ。気合いが入る。
や、物理的には少し「気合い」は置いて行くのだ。
次シーズンこそは、やってやるぜと一年かけて少しづつ集めたジグだったが、いざ持って行こうと持ち上げると腰がやられる重さ。
そりゃそうだ。10本あれば10kgほどにもなるのだから。
全て持っていくとなるとドカットは余裕で20kg以上になるだろう。
悩んだあげく、半分にした。
まぁ3シーズン目ということで、ジグのロストもある程度回避できるスキルがついたのではないか。と思い込ませてジグを置いていった。

予報に裏切られる

道中、予想外の豪雨に。
そんな予報なかったはずだが。
不安に思いながらも、到着。こちらは予報通り星空広がる晴天である。
同船者に挨拶しながら荷物を積み込み深夜のうちに出船。
船室で仮眠を取っていると、船が何度も跳ねる。
『もしかして、荒れてるのか?』と余計に不安が。
まだ夜明けまでも時間がある真っ暗な中、船はポイントに到着した。

「じゃ、準備しましょうか。」

船長のアナウンスに起き、外に出ようとするが、なかなか前に進まない。
外の景色を見て理由がわかった。
横殴りの大粒の雨である。
船上のライトに照らされた雨が、真横に飛んでいる。
はて。雨は降るものでは無かったか。
晴れ、かつ気温も高い予報だったので、皆、雨具の準備をしていなかったのだ。
かく言う私も、カッパはバッカンの一番下に入れてあった。
ええいママよと飛び出し、カッパを急いで出す。
強風のため袖を通すのに苦労する。
足を通そうにも、ベーリング海のカニ漁のように激しく揺れる船上では中腰になることすら難しい。
命懸けだ。恥など知ることかと、狭い船上をゴロゴロ転がりながらカッパを尻まであげる。
風上に背を向けジグをつける。

『何グラムからやりますかー?』

「800からですー!!」

「私は900でー!!」

反応してくれた方々から返していただいた声を参考に、大トモの私は Xesta スローモーション フレア 800gを選択した。
800gで釣りになるなら嬉しい。
深海の100gの差は非常に大きいのだ。

過酷な時間

「さぁ、先頭から落としましょうか。」

船長のアナウンスに反応し、海側に身体を向けると、まるでショットガンにでも撃ち抜かれたような勢いで、大粒の雨が全身を撃つ。

『大丈夫ですかー?』

隣の方の顔が真っ青だ。
「酔いました。。。駄目です。。。」と言いながらジグを落とした。
私もそれに続く。
流石にウネリがキツイ。これはノットなんか組んだら一瞬で酔うだろうな。気をつけないと。
800gで底が取れた。運がいい。
3回目の底取りから崖下にジグが落ちていった。いつも通りの流しだが、ここからが少し違っていた。
なんか私のラインだけ変な方向に向かっている。魚がかかったのだろうか。
ラインを確認してみると、予定より少し出ているようだ。底が取れていない。
回収するもキンメはついていなかった。
前方を確認すると、何人か根がかりでジグをロストしたらしく、慌てて準備をしていた。
2流し目。
800gでは崖下の底が取れなかったので、 シーフロアコントロール メサイアセミロング 900gを選択。
ジグを投入した瞬間にラインが切れてジグだけ落ちていった人がいた。
船酔いでノットが上手く組めなかったのだろうか。
900gでも底取りが怪しく、怖くなったので、着底を待たずに誘う。運が良ければクロムツでもと思ったが空振り。
ポイント移動中、いろんな釣りをし、遠征もこなしている手練れ大人達がそろって吐いていた。
中には横になってしまった人も。
ただでさえ過酷な釣りだというのに、まさに地獄のような状況になってしまった。
なんとか耐えなければと、私は心のコックキャッチを締め直す。

時合がくる

「1000gがちょうど良さそうだね。」と、周りと状況を確認しながら話をし、ディープライナー スパイナロー 1000gに付け替えた。
底もしっかりとれるし、巻上げにも余裕がある。
あまり重いと、ドスンと勢いよく落ちてしまい、根がかりしやすくなってしまう。そういう意味でも、1000gがピッタリだったようだ。
底から5mほどのフォールしかけたタイミングで、クンクンッと竿先が暴れた。
重さを感じながら巻き取ってくる。
残り100mを切ったあたりから、定期的に叩く。巻き手を慎重に慎重に。

とりあえず1匹。

1kg無いか。新島では小さいサイズだが、とりあえずは安心だ。
前のほうでもポツポツとあがったらしい。
その様子を見た船酔いの方も、寝てる場合じゃないと気合を入れて起きてきた。釣り人とは、というのを見た気がする。
次の流しは全員キャッチ。またその次の流しも半分くらいはキャッチしたようだ。
私も1kg超えはないものの2匹釣り上げ、とりあえずは安心する。
この頃には雨風はおさまったが、ウネリだけは変わらず、船酔い対策でスマホで撮影することすらやめたほどだった。

ミヨシはさらに過酷

「そろそろローテーションしましょう。」の声に大トモからミヨシに移動する。
ウネリによる座席の落差が酷い。油断すると身体が宙に浮いてしまう。
ジェットコースターに乗っているような状況では、酔うなというほうが難しい。
これはヤバいぞと思っていると、水深500m近いところで明確なキンメのアタリ。ちょっと潮が緩くなったかなと、船長に確認すると、「緩くなったけど、複雑なんだよ。」との返答。
後ろを見ると、ラインがいろんな方向に向かっている。底が取れてないわけではないと思うので、それほどの複雑さなのだろう。
ゴツンゴツンと明確に叩いてくる。さらには強烈に重い。これは3kg来たな。
思わず顔がニヤけるが、刹那、ウネリの落差に身体が浮き、これはいけないと気を引き締める。
しかし重い。ローギアにしても、ウネリに乗るタイミングは巻けない。2〜3m一気に引っ張りあげれると、相当な水圧がかかるのだろう。
結局ウネリにあわせて巻くしかないので、だいぶ時間がかかってしまった。
あがってきたのは1kg超えたくらいか。
サイズアップはしたものの、重かったのはウネリだけではなく、前後のフックがかかり横を向いてるせいだった。

オマツリ祭り

どんどん潮が複雑になっているようだ。
大トモとミヨシがオマツリしている。
隣の方と同じグラム数なのに、途中から別の方向にラインが流れていく。これは手に負えない。
ジグが落ちなくなったので、食ったなと確信し回収するも、徐々に変な方向にラインが伸びていく。『マツってまーす。』の声をかけ、移動するが、最終的に4人のラインがオマツリ。
一人キンメがかかっていたが、タモを使える状況ではないので、「せーのっ」の声でオマツリごと抜き上げ。
そこでオマツリを解いたと思ったが、更に下でもオマツリしていたらしく、今度は私のキンメと一緒に抜き上げた。
キンメを釣ったので、『リーダー切っちゃってください。』と時短を申し出たが、ノットを組んでいる最中に、船酔いしてしまう。
生アクビとゲップが止まらない。
追いアネロンするが、効果はすぐには出ない。
ここで船長が「最後に深場行くから。」と、皆4本以上あげてる様子を見て、一発に大物狙いに。
気持ち悪さがおさまらない中、ジグを500m近くに落としていく。すでにそれぞれのラインは好き勝手な方向にむかっている。
着底後シャクった瞬間、左腕がツル。ロッドを落とさないように脇で締め付け、右手でハンドルを巻こうとすると、今度は右腕がツッた。身体が悲鳴をあげている。
ツッた腕を交互に伸ばしながらシャクっては巻く。
身をよじりながら釣りをしている奇妙なおじさんの様子は、同乗者にどう写ったのだろうか。
結局、深海2本の流しは釣れることもなく、納竿となった。

謎の裏道

酔止めが効いたのか、帰りの仮眠はグッスリ眠れた。
港につくと、沖の荒れ具合が嘘のように静かだった。
皆で雑談や反省会をしたあと解散。
ナビは順調な到着時間表示だが、夕方になると渋滞するので、プラス2時間というところか。
寝るかどうか悩んだが、船での仮眠が効いているので、そのまま帰ることにした。
途中でナビがルートを変更すると言い始めた。
よほど渋滞しているのであれば、有料道路だな、などと思いながら見ると、山の中の県道を通るようだ。
心配しながら通ると、ところどころ道幅は狭いが、ちゃんとした道。
結局予定通り帰宅。
家に入ると嫁がいない。これはなんとかの居ぬ間にというやつか。
電話をすると、「渋滞で帰りが遅くなるって言ってたから買い物に来ちゃったよ。」とのこと。

『旦那が生き死にから生還したっていうのに。信じられない!人でなし!』

「生き死にって、毎回、翌日にはまた行きたいって言うじゃん。キツイのがいいんでしょ。良かったじゃないか。もうちょっとしたら帰るから待っててよ。」

旦那のことを、ちょっとした変態くらいに思ってるのかこの人は。生真面目な男を捕まえといて。こいつは。
歯がゆいよ。歯がゆい。

「美味しいバームクーヘン買っていくよー。」

ご機嫌な嫁の声に、イライラしながら、水圧を最大限にした水でタックルを掃除するのだった。

今回は小さめ。

タックル

〜900g

900g〜

タイドグラフ

タイドグラフ。

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