【注意】SUP、カヤックフィッシングする方へ

安全のためフラッグは必ず掲げるようにしましょう。(2m推奨)

定置網内へ入る、係留する、仕掛けを引っ掛けるなどが多くなっており、漁師さんとのトラブルが増加してるようです。

SUP、カヤックを排除しようとする動きもあるため、定置網へは近づかないようお願いします。

何か釣れるだろうと思っていたら何も釣れなかった話。

3連休は散々でした。どうも何某です。

どうやら、何も考えなしにやってはダメなようです。

渋い初日。

寒グレかアマダイか

昨年の記事を読み返してみるが、冬はほとんど釣りに行っていない。
や、行ってるのかもしれないが、釣れないので書いていないのかもしれない。
定置網の情報を見るも、休漁しているところがほとんど。だいぶ沖に出ないと釣れないのかもしれない。
中深海をやるにも折れたロッドを修理していない。やらねばとは思っているのだが。
とりあえず、寒グレかアマダイか。3連休の初日をどちらにするか悩む。
フリーザなるものを先日購入したので、オキアミは冷凍してある。いつでも寒グレに行ける。
予報では初日以降は風が強いようだ。となるとカヤックは初日しか出来ない。
初日カヤックでアマダイ。最終日に伊豆の地磯に決める。

死の海

波打ち際は非常に穏やか。のんびりと沖に向かう。
最近は10時くらいまで反応が無いことが多いので、それまで落とし込みブリをするつもりでサビキを持ってきた。
エサとなるアジやサバの反応が無いか探し回る。反応があればサビキで釣り、底付近にいるブリをそれで釣るという釣り方だ。ロマンがある。
魚探のサイドビューを凝視しながら沖に向かってパドリングする。すでに岸から2kmほど来ている。何も反応は無い。
壊れているのだろうか。不安になる。
結局2時間ほど反応を探し回るも空振りに終わり、岸付近へ戻ることとなった。
さすがに何かしらは釣れるだろうとアマダイ用の仕掛けを落とす。
丁寧に探るも反応無し。時折強い雨が振ってくる。サーフハットとドライスーツで濡れはしないが、気分はよろしく無い。
しかも次第に強くなる風。今日はもう無理だなと納竿。

サシエサ作り

自家製サシエサ。

寒グレは美味いよねと嫁と話ながらオキアミを外に出す。
「どうだい。フリーザ買って良かっただろう?」
と嫁。
どうにも冷蔵庫に釣りエサやらペットボトル氷やらが入ってるのが気に食わないらしく、年末に冷凍庫を買わされた。
がしかし、これがなかなか快適で、大量に買った冷凍食品を適当に突っ込んでもまだまだ入る。
ことオキアミに関しては1段に4角も入るという、釣りキチが失禁しそうな容量である。
当然解凍しはじめたオキアミもここから出てきた。
翌日、オキアミを一握り抜き取り、本みりんに漬ける。
最近は市販のツケエサを利用していたのだが、自分で作れるならそっちのほうが手軽だなと思い、一度やってみたかったのだ。
ネットで出てきたレシピを参考に、本みりんに半日漬け、砂糖をまぶして数時間、うま味調味料をまぶして完成。
市販のハード加工より多少ベタつきが多いが、想定どおりに仕上がった。

伊豆の地磯を目指す

この時期の朝マズメは釣れないだろうと、のんびり家を出る。
伊豆まで1時間半ほど車を走らせると、すっかり日はあがっていた。駐車場には車1台。さすがに寒くて釣り人もいないのだろう。
のんびり準備し、地磯まで15分ほど歩く。この時期は厚着のせいで釣り場に着くまでに汗だくになるのが困る。だからといって脱ぐと寒い。嫌な季節だ。
風が強く白波が立っているので、なんとなく嫌な予感はするが風裏には入れるだろう。
藪漕ぎをし地磯を見下ろすと、波が釣り座をさらっている。これでは釣りは出来ない。
ここまでは想定内と風裏の釣り座を覗き込むと、なんと全て埋まっている。
あの駐車場の車の人はここに入ったのか。もっとメジャーなポイントがあるのに。しょうがない移動しよう。
考えようによっては、メジャーポイントに人がいないとも言える。
移動しながら木の隙間に目をやると、次に向かう地磯が見える。
黒く揺らぐ人影が複数見える。まさかと移動し全てが見える場所に立つ。
歩く速度を早め他の磯も見る。
徒歩で行ける範囲、全ての釣り座が埋まっていた。
いったい何処に車を停めていたのか。とにかくここで竿は出せない。移動することになった。

ほぼ死の海

渋い最終日。

行くか戻るかの選択肢。ただ今日は地図を持っていない。おそらく知ってるメジャーなポイントはすでに埋まっているだろう。
戻っても埋まってそうだが、諦めてすぐ帰れるほうが良い。戻ることにする。
磯に着くと先行者は1人。しかも目的の釣り座は空いている。がしかし、そこに向かうまでの道が強烈に波を被っていて、一歩間違えばさらわれてしまう。
しょうがないのでその手前に落ち着くこととする。メジナの実績はあまり良くないみたいだが。
ちょうと風裏になっているので準備も楽であるが、沖を向くと目の前を波しぶきが横切る。危険は無いがいい気はしない。
とりあえずコマセを投げる。1mほどズレて落ちた。だいぶ風が強い。
仕掛けの投入も難しい。澄み潮なのも気になる。釣れる気はしない。
サラシを攻めているとストンと浮きが入る。何か釣れたのかとアワセてみると、スズメダイが飛んできた。
その後もスズメダイが立て続けに釣れる。
しばらくするとエサ取りがいるものの、エサが残るようになった。そのあたりから足もとまで波が這い上がってくるようになる。
たいした勢いではないのだが、念の為移動する。
早くコマセ無くならないかなと思いながら撒いていると、カモメがフワーッとコマセの近くに降りてきて、バラけたコマセの中からオキアミだけを上手に食べている。
横着カモメめ。下手すると釣りかねない。
そのうち、コマセに寄ってきたエサ取りを捕まえては飛んで行きを繰り返すようになった。
メジナは寄らずカモメしか来ない。
もう納竿にしようと片付けていると、後ろから「うわぁー!!」という声が聞こえた。
何事かと振り向くと、立てた竿が大きく曲がっている。しまった、時合に入ったか。
しかしなぜか様子がおかしい。曲がる方向がおかしいのだ。
よく見るとラインの先は、空を舞っているカモメに繋がっている。これはいけない。
慌てて助けようと近寄ると、カモメは私達をくちばしで突付いてきた。
なんとかかんとか格闘の末ハリを外す。
どうやら釣れた直後にあがってきた魚を食べてしまったらしい。
なんだか一気に疲れが出た。
釣りの腕が無いのが一番問題なのだが、とはいえ本当にこの時期の釣りは厳しいものがある。
帰宅後、あまりにも釣れなかったので嫁に『今年は沖磯に行って飽きるほど釣ろうと思う。』と言ってみたところ
「これからは行きたい時に行けるよ。フリーザ買って良かっただろう?」
どうしても『良かった。』と言わせたい嫁をスルーし、虚しい気持ちで道具を洗った。

タイドグラフ

初日タイドグラフ。

最終日タイドグラフ。

【注意】SUP、カヤックフィッシングする方へ

安全のためフラッグは必ず掲げるようにしましょう。(2m推奨)

定置網内へ入る、係留する、仕掛けを引っ掛けるなどが多くなっており、漁師さんとのトラブルが増加してるようです。

SUP、カヤックを排除しようとする動きもあるため、定置網へは近づかないようお願いします。

釣りに興味を持った嫁と船釣りしてきた話。

書くネタがあるうちが華。どうも何某です。

年末年始の釣りはこれで終了。

相模湾の朝。

嫁、釣りに興味を持つ

照英・児島玲子の最強!釣りバカ対決!!という番組を嫁がたいそう気に入っているようだ。
クリームを愛読していた私としては、なんだか元カノを見られているような気がして少し恥ずかしいが、嫁が釣りに興味を持ってくれるのは良い。
『こじれいはお菓子系アイドルなんて言われててだね。それはそれは可愛かったのだよ。』
などと教えてあげても、過去には興味が無いらしい。
嫉妬してるのだろうか。
とにかく、こじれいの解説がわかりやすい。なんだか私でも釣れそうな気になってくる。とのことで、釣り船に一度乗ってみたいとのこと。
気が変わらないうちにと、平塚の船宿を予約する。
最初なので確実に釣れるであろうLTウィリー五目にした。
その後、家の二階から竿を出し、リールの使い方やらビシの使い方、仕掛けの投入、シャクリ方を練習させる。
練習が終わり呑みに行った先でも、時折思い出したかのようにブツブツ言いながら手を動かしいる。
どうやら、湯豆腐のレンゲを持って、ビジにコマセを入れているらしい。仕掛けを投入。着底。
水深10mくらいの想定だろうか。
「シャッ。シャッ。」
何かをつぶやいている。多分脳内ではシャクっているのだと思われる。
勉強熱心な嫁を肴に呑む。

嫁、緊張で無言になる

朝起きてから終始無言である。えらく緊張しているらしい。
どうやら、下手なことをすると船長に怒鳴られるという話を聞いてから、初心者なのに大丈夫かと心配しているとのこと。
さらには、船長の怒りを分散させようと誘った友人が、当日朝ドタキャン。これがより緊張を煽っているようだ。
とはいえ、私も乗合に乗るのは20年振りで、上京してからは一度もない。お互い言葉数少なく夜明け前の平塚新港に向かう。
到着し船宿の前に車をつけると、「荷物を降ろして駐車場に停めて来てください。」と案内される。
慌てて2人で荷物を降ろし、嫁に車を停めて来るからここで待っててと声をかける。
にもかかわらず、私より早く車に乗り込む嫁。
駐車場に車を停め理由を聞くと、皆せわしなく動いていたので、一人でいるのが怖かったとのこと。まぁわからんでもない。
身支度を整えて戻り受付をする。
一人キャンセルになったため、キャンセル料を取られるかと思ったが取られなかった。それどころか、2人だとカップル割なので、3人の時よりだいぶ安くなりますよ。とのこと。助かる。
釣座は勝手に決められた。左舷のミヨシ側。まぁ悪くないが、なかなか混んでるようで、五目船だけで何隻か出ているらしい。嫁はオマツリを心配する。
レンタル予約していた嫁の分の竿とリールを受け取り、トラックの荷台に乗り込んで船に向かった。
無事乗り込み、両脇に挨拶しながら釣座に着き準備をする。
ビシと天秤は船長に直接借りるとのことだったので、嫁に借りてきてと声をかける。
自分の分の準備が終わり、嫁に『天秤は?』と声をかけるが、まだ行ってないと返答。
どうやら船長に怒られるのが怖くて声をかけれないらしい。流石にこのタイミングで怒られたらキチガイすぎるだろうと説得。
無事天秤とビシを持ってきた嫁は、「優しい人で良かったよ。」と。まぁそうだろうなと思いながらも、良かったねと返す。
船長と仲乗りが優しかったので落ち着いたのか、嫁は少し喋るようになった。

嫁、パニックになる

出港。

無事船が出港した。
揺れる物を見ているだけで酔ってしまう嫁。がしかし、寝る前と直前に飲んだアネロンが効いてるのか、「気持ちいいねー。」とご満悦の様子。
イメージトレーニング通りにビシにコマセを入れて船長の声を待つ。
「どうぞー。水深26mで下から6mくらいまでシャクってみてください。」
船長から声がかかり一斉に仕掛けを投入する。
嫁はイメトレ通りにできているだろうか。見るとリールを凝視したまま棒立ちしている。ピクリとも動かない。
『どうした?何かあった?』
「無いの。違うのよ。これじゃないの。」
棒立ちの嫁を見て仲乗りが声をかけてくる。
「やり方わかりますかー?」
「あわわわわわ。。。」
「じゃ、ちょっと教えますねー。」
ひと通り教えられ、1、2回落としたことで平静さを取り戻した様子。
何があったのかと聞いてみたところ、練習に使った私のリールとレンタルしたリールではクラッチの位置が違うため、扱い方がわからずパニックになったとのこと。
なるほど。先に教えておけばよかった。私にも余裕が無かったことを反省する。

嫁、アジを釣る

船内は小型のアジが釣れている。私もあっという間に20匹弱釣る。
泳がせの仕掛けを持ってきてはいるがやっていいのだろうか。とはいえ、今日は嫁に楽しんでもらうことが大事である。サポートに徹する。
ミヨシではワラサが数本あがってきた。どうやら泳がせをやってるらしい。多少混んではいるので、周りの仕掛けを巻き込みながらあげている。やはり今日はやめておこう。
嫁はというと黙々とシャクっている。不安げな顔をしながら仕掛けを回収。するとアジが一荷でついていた。

アジ一荷。

『初めてなのに凄いじゃないか。』
「釣れてたー!わからなかった!!アジっ!アジッ!」
魚に慣れてもらうように、あえて手を出さず見守ってみる。
フィッシュグリップで捕まえてラジオペンチでハリを取ろうとするが、どうにも上手く外れない。
魚を触るのも嫌がっていた嫁が、夢中になってハリを外している。なかなか興奮する光景だ。良い。
やっとのことでハリが外れた嫁は恍惚とした表情で私を見る。私ももちろん恍惚としている。
一人で全てのことが出来るようになり、再び仕掛けを落とした嫁を見届け、私は竿を持ちかえた。

嫁、スランプになる

アジに飽きた私は指示ダナを無視して底ばかり狙っていると、少し強めのヒキの魚を釣る。20cmほどのクロダイ。
ちょっと小さいなとリリースすると、お隣さんが「あぁ、勿体無い。」と呟いた。
流石に小さいでしょうと思いながら続けると、そのお隣さんが同じサイズのクロダイを釣る。
それを見た船長が
「ヘダイもあがりましたよー。美味しいですからねー。狙ってもいいと思いますよー。」
と声をかけてきた。ヘダイだと。聞いたことがない。クロダイじゃないのか。
先程と同じように誘っていると、先程と同じ魚が釣れてきた。
『これってヘダイですか?』と聞いてみると、「そうですね。美味しいから持って帰ったほうがいいですよ。」との返答。なるほど。クロダイではないのか。知らなかった。
とりあえず2目だなと嫁を見ると、仕掛けが絡まっていたのでほどいてあげた。
しかし、しばらくするとまた仕掛けが絡まっていた。
どうやら仕掛けを回収すると絡まってあがってくるらしい。
「なんで絡まるんだろう?スランプだー。もう時間ないのにー。」
なんだかんだでもう時間がない。最後に何か釣らせてあげたいところだが。
ネンブツダイばかり釣れてくるので、私は釣りをやめ嫁を見ることにした。
すると、着底からすぐシャクっているのを発見。おそらくそのタイミングで仕掛けが絡まるのだろう。
着底後に仕掛けが馴染むように少し待ってからシャクってごらんと言ったところ、そんなの意識したことがなかったという。
嫁が言うには、最初の頃は慣れていなかったため、底がとれていなかったので勝手に仕掛けが馴染んでいたのだろうと。なるほど。確かにありえる。
仕掛けが絡まなくなった嫁を横目に片付けていると、時間いっぱいとなった。
回収が終わった嫁が、私に何かを見せてくる。
「何かいる。」
見ると親指ほどのカサゴ。キーホルダーかと思った。
おそらくシャクるまで待ち過ぎたんだろう。うちじゃ飼えないから返してきなさいと伝える。

嫁、大満足だが

ヘダイが見当たらない。

自宅に帰りどのくらい釣ったかを数えてみると、アジ43匹、ヘダイ1匹であった。
これを全部捌くのか。と思いながらも、今夜の新年会の準備をする。
南蛮漬けやら刺身やらにして提供し、残りは家用にアジフライにして冷凍するつもりだ。
その様子を眺めている嫁に、楽しかったかい?と聞いてみたところ
「凄い楽しかったけど、趣味としてハマりはしないかな。」
だそうで。
やっぱり気疲れのほうが多かったからとのこと。
しかし、年数回なら行きたいとのことなので、今度は仕立てでキハダでもどうだろうかと提案してみることにする。

タイドグラフ。

【注意】SUP、カヤックフィッシングする方へ

安全のためフラッグは必ず掲げるようにしましょう。(2m推奨)

定置網内へ入る、係留する、仕掛けを引っ掛けるなどが多くなっており、漁師さんとのトラブルが増加してるようです。

SUP、カヤックを排除しようとする動きもあるため、定置網へは近づかないようお願いします。

釣り初めで初アマダイを釣った話。

寒グレやりたいな。どうも何某です。

暖かくなったら、パン粉釣法ってのをやってみたいです。

初日の出。

初日の出を拝む

夜明け前の海岸に嫁と2人で腰を降ろし、水筒に入れた熱いお茶をすする。
次々続々と初日の出を見ようと人が集まってきた。
徐々に雲の切れ間から光が溢れ、ついには今年初の太陽がお目見え。
あけましておめでとうございます。

ボディスラムからの離岸

家に着き、嫁は二度寝の体制になる。
コソコソと着替えはじめた私に

「まさか釣りに行くんじゃないでしょうね?」

と信じられないといった顔で問う嫁。
こんなコンディションが良さそうな日に行かない選択肢があるのだろうか。と逆に信じられないという顔で返す。
嫁は正月くらいゆっくりすればいいのにとしつこく言うが、ここ湘南は2、3日と箱根駅伝があるため、今日を逃すといろいろ面倒なのだよ。
そう説明しても、ヤンヤヤンヤ言う嫁をベッドから引きずり起こし、お互いの腕を組んだ状態で腰を落とさせる。
「何?何なの?」と戸惑っている嫁をボディスラムの体制に持ち上げ、ベッドに若本一徹よろしく『ダメだ。』の声とともに叩きつけ、優しく肩まで布団をかけ、さらには急いでカーテンを全て閉め、そしてくつろぎのアロマを炊く。

『時はきた。それだけだ。』

二度寝をしやすいようにリングを整えた私は、寝室を後にした。
がしかし、後ろから嫁が追いかけようとしてくる。毎日釣りばかりしていることに少々ご立腹のようだ。

『またぐなっ!!またぐなよっ!!』

いつも昼まで寝てるくせにと、寝室から出ようとした嫁を一喝しホームサーフへ向かった。

普段出来ないポイントを攻める

海上には私一人しかいない。元旦から釣りしようとする方がいないというのもあるだろうが、船宿が休みというのが大きい。
これはチャンスとばかりに、いつも必ず釣り船が何隻かいるポイントを攻める。
一度行ってみたが船に囲まれて危ないので、避けてきた場所だ。
おそらくアマダイか根魚五目とか、そんな狙いの釣り船だろうなと思っていた。
実際行って魚探をかけると、特に根があるわけではない、緩いかけあがりの砂地なので、アマダイ狙いで来るのだろうか。
丁寧に狙っていくと、小さな魚信。あげてみるとなんとヒラメ。

ヒラメ。

手のひらサイズ。模様がムシガレイっぽいので最初カレイかと思ったが、ヒラメだった。
あまりにも小さいのでリリース。
そして続けてまた小さな魚信。あがってきたのは小さなホウボウ。

ほうぼう。

これも可愛いサイズのため、リリースとした。

モザイク加工が必要なのかどうか

少し深場を攻めてみようと水深130m付近へ移動した。
何かアタリがあった気がするが、聞きアワセには反応が無い。エサが取られたかなと巻いてみると若干重い気がする。
何かがついている。ゴミだろうか。ビニールでも引っ掛けたかように見える。
手を伸ばし掴むとトゥルンっと滑ったそれは、波打つようにクネクネとした。
とても気持ち悪い。
ダラダラとローション的な液体を垂れ流すこれを、カヤックに乗せるわけにはいかない。
フィッシュグリップで挟むもヌルヌルのため、トゥルンと抜けてしまう。
しかし気持ち悪い。
誰が使用したかもわからない、ローションまみれのディルドを握るというのはとても勇気がいる行動だ。
そういえば親父が隠していたVHSでこんなの使っていたな。などと思い出す。
今年の正月は帰省出来なかった。そろそろ親父も歳だし帰省頻度増やそうかな。
あの洋ピンはまだ隠しているのだろうか。
ジッとこいつを見る。止まることなくダラダラと垂れ流している。歳を取るとこんな感じになると聞いたことがある。

『お父さん。』

声をかけてみるも返事は無い。
カヤックに置くのは嫌だが、フィッシュグリップでも掴めないので、タモにいれて海上で処理することにした。
がしかし、無事タモに入ったそいつは暴れ、セルフ緊縛ショーよろしく、タモと仕掛けに自ら絡まりにいった。

チョーダボーイ。

団鬼六目線でこいつを見る。
なるほど。アリだな。
タモの網目、そして3号のハリスが深海魚らしいだらしない身体に食い込んでいる。
ところで、こいつは触っていいのだろうか。このヌメリは一体なんなのだ。
スソウミヘビ。
スマホで調べて出てきた。おそらくこいつの名前だ。
毒はないというが、性格は凶暴で腐肉すら食べる。アルバトロスフィルムが買い付けに来そうだな。
かなり力が強いので、結局仕掛けを切り、タオルで押さえつけて針を外した。このタオルはもう今日は使えない。

念願のアマダイ

結局30分以上もスソウミヘビと格闘した。出来れば二度と会いたくない。
リリースまでの間にだいぶ流されてしまい、結局いつものポイントまで来てしまった。
仕掛けを結び直し、うまく流れるように再度ポジション取りする。
水深90m付近で誘いを繰り返すと、ググっと明確なアタリがあった。
巻き上げ途中でも強くはないが定期的に引く。もしやと思いながら引くと、予想通りアマダイ。

アマダイ 32cm。

可愛い顔をしている。
釣るもの初めてだが、アマダイを食べたという記憶が無い。本当に食べたことがないのかは不明だが。
高級魚ということで、嫁に早く見せたくなり神経締めした後納竿とした。

タイドグラフ

タイドグラフ。

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