【注意】SUP、カヤックフィッシングする方へ

安全のためフラッグは必ず掲げるようにしましょう。(2m推奨)

定置網内へ入る、係留する、仕掛けを引っ掛けるなどが多くなっており、漁師さんとのトラブルが増加してるようです。

SUP、カヤックを排除しようとする動きもあるため、定置網へは近づかないようお願いします。

キハダキャスティングに再び行ってきた話。

週末は台風の影響がありそうななさそうな。どうも何某です。こんにちは。

波は小さくても力強い場合があり、カヤックは簡単に横向いて沈とかするので気をつけましょう。
また、最初は良くても、沖の台風の影響が出て、一瞬でデカイ波になってしまい、命がけの着岸になったりするので、これも気をつけましょう。

タタキにしてみた。

有給を取る

会社から有給消化しろと連絡が届く。
どうせ取得するならと船長に電話する。

「大丈夫だよ。お土産あるから細い竿も持ってきて。」

お土産というのは、おそらくカツオのことだろう。集合時間を確認し電話を切った。
当日、まだ暗いうちに船に着くと、すでに他の同乗者は乗船しているようだ。
全員に挨拶する。
どうやら、皆ソロで来ているようだが、常連なので顔なじみではあるようだ。
会話に入れないので、黙々と準備した。

ドラグ設定をミスる

夜明けほどに港を出て鳥を探す。
40分ほどで小さい鳥山を見つけた。船長が「カツオー。やっちゃってー。」とアナウンスする。
鳥山はすぐ無くなったが、カツオのナブラはそのままだ。
2投ほどCB ONE F1 エフワン マイワシ 45g をスキッピングさせるもアタリは無い。
どうしようかと思っていると、隣でカツオをかけたようだ。

「10mくらい沈めたところー。」

と声をかけながらトモ側に移動していく。
言われた通りに、単純にナブラのど真ん中でフォールさせてみる。
ゴッゴゴンっと手元に伝わり、瞬時にアワセた。
ラインがジージーと出される。やばい。他の方に迷惑をかけてしまう。
ドラグは3kgに設定してきた。それでもこんなに勢いよく出るのか。
SUPやカヤックでかけるのとは、やっぱり違う。
慌ててドラグを締める。
船中バタバタとカツオがかかり、船長もタモを持って出てきた。

「おぃ!一回上げて下げた時じゃねーと糸巻けねーぞ!」

キャスティング船での初ヒットの立ち振舞いにパニックになってしまい、力任せに巻こうとしていた私に、船長がアドバイスする。
全体的に口調は悪いが怒っているわけではないようだ。
ちなみに、前回も同じ船に乗った時は、鳥山どころかナブラも全く無く、クルージングだけで終了してしまい、「。。。。懲りずに。。。また来てよ。。。」と肩をガッツリと落として頭を下げられたので、色々強く言われても、釣らせたいという思いからなんだなと思うことにした。
その後も同じようにフォールで食わせてこのナブラでは、4本ほどあげることが出来た。

マグロもいる

キハダ船団。

ナブラを追っていると、コマセ船団に入っていった。 
船長が言うにはカツオの下にマグロがいるとのこと。
浅めをシャクリながら引いてきている我々に船長の怒号が飛ぶ。

「馬鹿野郎っ!もうカツオなんか釣ってもしょうがねーだろ!沈めろ!沈めろ!」

とは言われてもと、顔を見合わせる。
カツオ用の軽いジグしか持ってきていない。数十メートル沈めろと言われても、なかなか沈まないうえ、カツオのほうが先に食ってきてしまう。
周りのコマセ船団では、パトランプが結構な数回っている。マグロが釣れた合図だ。
マグロを掛けた船の邪魔をしないように避けていくと、並んだ船のミヨシに、メディアでよく見かける方が乗っていた。どうやらエビングをやっているようだ。
こういう状況なら、バーチカルなジギングかエビングのほうが釣れそうだなと皆で話していると、「誰かエビング持ってない?やってみてよ。」と船長。
キャスティング船にエビング持ってくる人なんて、いないだろと話していると、以前仕立てで使ったエビングがそのまま一組残っている方が。
試しにそれをつけて落としてみると、つの字に竿が曲がった。
カツオだなと言いながらあげて来たのは、マグロ一歩手前という大きさのキメジ。
船中沸き立つ。がしかし、エビングなんて誰も持っていない。
しょうがなしに、ジグをのんびりと落とし続けた。

突然のドラグ音

「ジャアアアアアアアアアアーーーーッッッッッッッ!!!!」

後ろから突然けたたましいドラグ音が鳴り響いた。
振り向くと、慌ててギンバルを装着しようとしている。ロッドが折れるんじゃないかというほど、ひん曲がっていた。
「え?何?マグロ?」と皆その姿を見て、急いでジグを回収。

「竿も仕掛けも細いから無理すんなよー。ゆっくりやれ。焦んなくていいから。」

銛を持ってきた船長が声をかける。そいつを持ってきたってことは、間違いなくマグロなのだろう。
よく見ると、先程カツオで使っていたSLJのタックルのようだ。
こんな細いタックルでよくあげれるなと思ったが、リールのシマノ ステラSW 5000XGがいい仕事をしているようだ。きっちり疲れさせながらやり取りしている。

「おーし!姿見えてきたぞー!マグロだマグロッ!」

25kgないほどのサイズだという。
船長が銛を構えた刹那、マグロが反転し、「パンッ!!!」と破裂音がした。
ん?と皆顔を見合わせ、一瞬の沈黙の後、悔しがる絶叫を各々する。ラインブレイクしたのだ。
船長が、原因と対策を教える。
どうやらマグロが反転したタイミングで、船のどこかに擦れてしまいラインブレイクしたようだ。
マグロの行く方向を先に知ることが重要らしい。知ってかわせと。
なるほど。難しいことを言う。

キャスティングするも

カツオも2、3匹釣ったら食べるには十分だろう。ということで、コマセ船団を船は離れる。
望みは薄いが、キャスティングで狙えるマグロを探すようだ。
熱中症にならないように休憩を取りながら鳥を探す。
1時間以上走り回った後、急に進路変更した船が速度をあげた。

「マグロ跳ねてるよー!」

猛スピードの船の上を急いでミヨシに向かう。
ロッドを持って位置を聞くと、1時の方向とのこと。がしかし、見つけられない。
そのうちに、船の速度は落ち、進行方向を変えた。どうやら投げる前に沈んでしまったらしい。
その後30分ほど彷徨うと、再び船の速度があがった。左舷側、10時の方向に鳥山が出来ている。
近づくうちに、鳥山も移動。1時の方向に落ち着いたようだ。
バランスを取るのも大変な猛スピードの中、「いいよー!投げてー!」の叫びが響く。
目で合図をしながら、「投げますっ!!」の声とともにキャスティングしていく。
ミヨシの方は、猛スピードに揺れる中、ステップを踏みながらフルスイングでプラグを飛ばした。もの凄い飛距離だ。
あっけに取られている場合ではない。鳥避けの警笛が鳴る。
がしかし、テンションがあがりきることはなかった。カツオしか見えないのだ。
何度もナブラの中に投げ入れるも、海中深くのマグロは最後まで顔を見せてくれなかった。
港へ向かいながら、「こういう日はエビングとかじゃないと狙えないから、ひとつくらい持ってきててもいいかもね。」とアドバイスをもらった。
皆で顔を見合わせながら、「とはいえ、キャスティング船に乗ってる意義ってのがなぁ。。。」と、世の中上手くいかないものだと頭を抱えるのだった。

カツオ。

タックル

キハダキャスティング用

カツオ、シイラキャスティング用

タイドグラフ

タイドグラフ。

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