【注意】SUP、カヤックフィッシングする方へ

安全のためフラッグは必ず掲げるようにしましょう。(2m推奨)

定置網内へ入る、係留する、仕掛けを引っ掛けるなどが多くなっており、漁師さんとのトラブルが増加してるようです。

SUP、カヤックを排除しようとする動きもあるため、定置網へは近づかないようお願いします。

一寸の光陰軽んずべからずな話。

また急に寒くなったり。どうも何某です。こんにちは。

明日はひさぶりに磯に出ようかと。
寒いかな。寒いよね。

朝。

Vamo la!

「あれだね。疲れたね。」

「むふーぅ。」と鼻息荒く財布を取り出す嫁。
リモートワークの休憩に自販機まで歩こうと提案してくる。
今日は何を飲もうかと身体を左右に揺らしながら悩む嫁。

「デカビタCに変わってる。。。」

「ほふーん。」という謎の音色を鼻から出し、「これはオロナミンCのパクリなのかな?」と更に身を捩りつぶやいた。

バぁモラぁあああああああああ!!

突然の私の声に驚き、身構える嫁。

「なんなの突然。」

『カズでしょ。キングカズ。』

嫁は、なんのことかと眉間にシワを寄せながら、軽い音をたてて落ちてきたデカビタCを拾った。

「瓶だと思ったら、缶に瓶の絵書いてあるだけじゃん。なんなのこれ。」

バぁモラぁあああああああああ!!

ここだというタイミングで叫ぶ私。

「ほんとなんなの。。。」

5投で満足

波のない浜から沖に出る。
魚探の電源を入れるが点いては消える。
どうやら、新しくしたコネクタが青錆で覆われてしまってるらしい。防水コネクタとは一体。
起動はするがすぐ消えるということは、この青錆のせいで電圧が足りないタイミングがあるのだろうか。
やっぱり接続箇所を増やさず、シンプルにするに限るなと、帰宅したらコネクタを使用しないように改修することを決める。
どうせ今日でコネクタは捨てるからと、麦茶で流しながら掃除をしてみると、無事起動した。
30分ほど先のポイントにルートを設定して移動しながら、ジグをセットする。
到着しジグを落とす。
一流し目は反応無し。
同じ筋を流そうかと思ったが、潮がいつもと逆に流れていたため、潮が当たるであろう小さな瀬を気まぐれで狙ってみる。
水深50mほどへ落としてシャクリ始めると、すぐさまジグの周りに何かがいるのがわかった。
メジャークラフト ファーストジグ ブルーピンク 120gを丁寧にワンピッチで20mほどシャクっていると、コクンッっといった感じで、2号のPEラインが折れた。
食った。
刹那、カヤック上で胸ほどまで持ち上げていたロッドを、巻きながら肩より上へ向かって鋭く煽る。
アタリが決まったと確信した手応えと同時に、ロッドが真下に引っ張られた。
鳴り止まないドラグ。
右手をハンドルから離し、カヤック上でバランスを取る。
落ち着いて右足を海上に突き出し、フットリガーをしながら、ロッドを海中に突き刺しラインを真っ直ぐにして、走り終わるのを待った。
20mほどラインを出して止まったので、やり取りを開始。
ポンピングで頑張って巻いてくるが、毎回20m近くラインが引き出される。
これはデカイな。ブリだ。間違いない。
少なくとも前回のワラサよりは間違いなく大きい。
徐々に走る距離は短くはなっているものの、まだまだ体力はありそうだ。
どうしようかな。
10mほど走られたあと、再度方向転換しようとしたところを、スプールを押さえ力づくで止めると、断念したようだったので、ここだと、ドラグを1/4回転締め一気に寄せてきた。おそらくドラグは3kgほどになっているはず。
最後にゆっくりと5mほど走られたが、そこで力尽きたのか、その後は静かに寄ってきた。

わらさ 77cm 3.6kg。

これはブリいっただろと、カヤック上でガッツポーズする。
締めて入り切らないクーラーを眺めていると、釣り船がやってきたため、今日はもういいかという気になり帰ることにした。

気まぐれでカワハギを狙ってみる

クーラーから飛び出たブリのしっぽを握りしめながら足漕ぎを続けホームへ帰ってきた。
気温も低いので慌てることもないかと、冷凍アサリ一握り分で、カワハギをやってみることにした。
がしかし、落として食ってくるのは巨大なベラばかり。
過去に尺超えのカワハギをバラしたポイントで最後の一投。
ゆっくり落として鋭くシャクるを繰り返していると、ドンッっと竿が曲がった。
強烈な引きにメジナではないかと身構える。
カワハギのような引きではない。
いなしながら巻いてくると、巨大なカワハギが2匹あがってくるのが見えた。

『おっ!デカイっ!』

思わず叫んでしまう。30センチは間違いなくある。
タモを手に取ったタイミングで、ポンッっと一瞬竿が跳ね上がると、1匹身を翻しバラしてしまった。
気を取り直してタモをしっかり手に持ち、海中に入れようとしたところで、もう1匹もバラしてしまう。
声を出して悔しがる。
エダスからなくなっている。
やはりあのサイズだと、もっと太いハリスでなくてはダメか。

何度測っても足らない

帰宅し、嫁を呼び出す。

『ついにね。ブリを釣ったんですよ。』

「おぉブリね。めでたいね。」

メジャーを当てたところを、「80cm以上がブリですからね。」と嫁あらため、ブリ公式認定員が覗き込む。
首をかしげる2人。
もう一度やり直す。
が、変わらず77cmしかない。

「どう頑張ってもかい?」

『どう頑張ってもだね。』

「ノーカンッ!失格ッ!」

ひょうきん懺悔室よろしく。両手で大きくバツを作る嫁。

「まぁ、次も釣りに行ける口実が出来て良かったじゃないか。」

ポジティブな言葉を残して去ろうとした嫁だったが、最後に振り向きこう叫ぶ。

「冷蔵庫に前回のワラサも残ってますからね。どうするのか考えてから釣りなさいよ。」

申し訳ないと項垂れ見下ろした先にある、3cmを見てさらに項垂れるのであった。

タックル

ジギング

カワハギ

タイドグラフ

タイドグラフ。

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