BOOMERとまんもすまんもす。キングオブコントの優勝者の名前を見て思い出しました。どうも何某です。
まんもす2のなつあつしの相方は松原桃太郎でした。よろしくおねがいします。
機嫌が良い
のんびり朝起きるとほぼ無風。また予報が外れてる。
いつもなら不機嫌になるところだが、今日の私は機嫌がいい。それは天気とは関係ない。新しいカヤックに乗れるから。
今日はホームサーフでの離着岸練習を1時間ほどすると決めている。だから釣り具は無くてもいい。持っていけば練習そっちのけで釣りをしてしまう。
とはいうものの、穏やかだったら1時間釣り出来るなぁなどと、持っていかなかったら後悔しちゃうかもなぁなどと。
結局ジグを2本だけ持っていくことに。
練習不要の波打ち際
先日の葉山での練習時より波打ち際は穏やか。これならば安全にいけるだろうと最初から釣りの準備をする。
いつもならSUPで賑わうところだが、今日は私一人しかいない。確かに予報は良くなかった。
しかし風も無く、凪ではないが小さい波が細かく立っているだけで悪くは無い。
時間も無いのでさっさと沖のポイントに向かう。速くて快適だ。
魚探に反応は無いが釣れる
根魚をスロージギングで狙う。
なんとなく買ったジグ。グローゼブラオレンジで釣れるのだろうか。オレンジという色をジグで使うという発想は無かった。1,000円のクーポンがあったので買ったのだ。
1秒で一巻きしながらロッドをシャクる。カヤックは水面までの距離が無いのでロッドを立てる感じになってしまうが、ラインに出るアタリが取れなくなってしまうのでしょうがない。
2秒をかけてゆっくりラインを張りながら落とす。
水深60m底から4mほどをフォールしていると、ラインが大きくたるんだ。何かが食ってきたらしい。一投目からいい感じだ。
即座に糸ふけを取りながらあわせる。なかなか良い引きだ。魚探に反応は無いが、イナダだろうかなどと思いながら寄せてくるが、途中でバレてしまった。
もう一度投入する。
全く魚探には反応が無い。
底から10mほどでまたフォールで食ってくる。今度は2度ほど追いアワセする。同じような引きの魚を寄せてくると、なんと丸々太ったアジ。こんなにも大きなアジを釣ったのは初めてだ。群れが確認できなかったので居付きのアジだろうか。
早速血抜きをしてクーラーに仕舞いジグとカヤックに入魂完了。
意外と潮が速い
先程と同じ筋で再度流す。手元にパドルがあるのでサクサク移動出来るのがカヤックの良さだ。波被りがSUPより少ないのでデッキの上に雑にロッドを置いても問題ない。
底から10mほどのフォールで糸ふけのアタリ。スロージギングだとこういうアタリが多いのだろうか。
軽くあわせたあと巻いてみるが手応えがない。バレたかなと巻く手を止めてみると、勢いよく糸ふけがでる。ジグが重いからだろうか。どうにも変な手応えだ。
巻き上げると食べやすいサイズのゴマサバ。
がしかし、ここで大きな問題が。SUPで利用していた持ち手が20cmほどのタモでは、カヤック上から走り回るサバに届かないのである。
これは参ったと抜き上げてみる。コンソールの上で暴れるゴマサバ。フックがエラに刺さりカヤックが血だらけになってしまった。
掃除をし、ふと顔をあげるとそこそこ流されている。大潮直前だからなのか、流れに乗ってしまうと意外と速いようだ。
信頼のトウキチロウ
戻る時間を考えてもあと一流し。トウキチロウのグリーンゴールドをセットする。
世の中ではTGベイトのグリーンゴールドが人気らしいが、私はDaiwa嫌いである。
30年以上前の話。子供の頃、町に一軒しかない釣具屋で、お年玉を握りしめて買える範囲の釣り竿がダイワ精工しかなかった。当時の安竿の質は良くなかったと思われる。
ちょっとしたことですぐ折れてしまったのだ。片道6kmの釣具屋まで何度も自転車で往復し、何度も泣きながら修理してもらったのを覚えている。
これがトラウマになってしまい、ダイワ製品を買うという選択肢は一切なくなってしまったのだ。
シマノだろうがテンリュウだろうが折れる時は折れるのを知った今となっても。
嫁に言わせれば「そういう無意味なこだわりは損をしている。」なのだそうだが、私に言わせればTheフィッシングはアストロンとスペクトロンのゴルゴを見るためだけの番組である。そのくらいのこだわりを持ってDaiwaを使わないのだ。
つまりはそういうことである。趣味なのだ。自由にさせてほしい。
トウキチロウをタダ巻きしてくるとガツンとひったくるアタリ。手応えが完全にサバだ。抜き上げる。
無事着岸
食べる分には十分釣れ、時間となったので魚探をドライバッグに入れ着岸の準備をする。
SUPフィッシングの時もだが、離着岸が沈する可能性が一番高く危険。高価なものはドライバッグに仕舞う。
慎重に波に対して艇を真っ直ぐにし、後ろ荷重のまま寄せる波に任せると、カヤックはスーッと浜に座礁した。
キールと砂が擦れる音が聞こえた瞬間飛び降り、ハンドルを持って一気に引き上げる。完璧だ。
華麗な着岸を見た方が声をかけてくる。
クーラーボックスから取り出したアジを掲げながらヒーローインタビュー気分で会話した。