【注意】SUP、カヤックフィッシングする方へ

安全のためフラッグは必ず掲げるようにしましょう。(2m推奨)

定置網内へ入る、係留する、仕掛けを引っ掛けるなどが多くなっており、漁師さんとのトラブルが増加してるようです。

SUP、カヤックを排除しようとする動きもあるため、定置網へは近づかないようお願いします。

ハーコージギング開幕の話。

釣り道具の整理が全く終わらない。どうも何某です。こんばんは。

何年も放置していた竿がカビだらけになってしまって、周りを侵食していました。
竿を拭いているだけで一日が終わります。

今年も開幕。

ヤツは水中を泳ぐことも出来るとの噂

「まじかよ。。。」

「どうしたの?」

青ざめた私の顔を心配そうに覗き込む妻に、重い口を開く。

「トレマーズって4まであるらしいんだ。。。2がある事も知らなかったのに。。。」

「何それ。」

「ケヴィン・ベーコンでしょうが。」

「食べログ?」

「え?」

「ん?」

どうにも話が噛み合ってない気がする。

「食べログって?どういう意味?」

「え?店?何?わかんない。」

どうやら妻はケヴィン・ベーコンのことを知らないどころか、ハンバーガーやステーキ屋だと思ってるらしい。

「あぁ。映画だよ。映画。ケヴィン・ベーコンの唯一の代表作。名前だけは有名なのに、ジャン・クロード・ヴァン・ダム並みに代表作が無いんだ。」

勢い余って思わず嘘をついた。
ジャン・クロード・ヴァン・ダムにはストリートファイターをはじめとする代表作が山程あるのだ。全てが代表作と言っても良い。

「何でそんなに高まってるの。」

「トレマーズが4まであるっていうから。」

「見るの?」

「え?見ないけど?」

「何なの?」

シーズン開始

その後、妻と口論してしまった。
やはり、ジャン・クロード・ヴァン・ダムの代表作はユニバGのCMと言えば良かったのかもしれない。
や、しかし、ユニバGではブレイド・オブ・ザ・サンことジー・オーグループ会長と混同してしまうかもしれない。
そんなことを考えていると、車は遊漁船に到着した。
挨拶しながら荷物を積み込み、船に乗り込む。
今日はだいぶ穏やからしい。気温も高い。
仮眠を経てポイントに着く。
挨拶しながら、シーフロアコントロール Sレジェンド900gを選択した。
他の方々は皆1000gから始めるらしい。
船長のアナウンスで、順にミヨシからジグを投入する。
今シーズンの新島トロキンメジギングが始まったのだ。

びっくりするほど潮が流れない

「今日は楽でいいなぁ。」

皆、700gまでジグサイズを落とした。潮が全く流れないのだ。
船長は、しきりに「参ったなぁ。」と頭を掻いている。
釣果がよろしくない。が、しかし釣れてないというわけではない。とはいえ、釣れてるのは1人だけ。
見るとディープライナー中心に変えているらしい。
釣れなければジグを変える。というのを繰り返している。
船の釣果が悪いので、大きく移動することになった。
であればと、潮が流れているのを期待し、シーフロアコントロール Sレジェンド900gに再度戻した。
他の方は、700gのママで底がギリギリ取れたと言っているので、このポイントは潮が流れているようだ。
シャクっていると、急に底が取れなくなった。ラインが流れ出ていく。
「やっと釣れました。」と笑顔で回収。

小さくても美味。

だいぶサイズは小さいが、釣れて一安心。ここからが勝負だろう。

電動リールは難しい

昨シーズンと違うのは、電動リールを使うことだ。
毎回翌日筋肉痛になるので、今シーズンからは後半は電動リールを使うことにした。

電動デビュー。

プレイズ3000XPでも問題ないと言ってる方がいたので用意。
ジグ投入後、しばらくすると竿先が暴れた。電動リールのレバーを倒す。巻き上げ開始だ。
これは凄い。竿を持ってるだけで上がってくる。なんて楽なんだ。
しかし、残り100m。キンメが暴れ始めると、急に手応えが無くなってしまった。どうやらバラしたようだ。
貴重なキンメが。残念。
とはいえ、次の流しでも落としてすぐに食ってきたようだ。
どうやらこのポイントは、ディープライナー スピンドルナロー900gが調子良いらしい。
がしかし、またバラシ。これは電動リールの問題かもしれない。
聞くと、手巻きと違い、ウネリにあわせて巻き上げを調整できないので、ゆっくり巻き上げるしかないのだという。
確かに、手巻きの時は、負荷がかかっている時は手を休め、巻ける時は巻く、というように船の上下にあわせて巻いていた。
なるほど。
教えを受けて、次の流しでは、ゆっくり巻き上げるようにしようと思っていると、水深500mでキンメが食ってきた。
水深500mとなると、だいぶ潮が重い。慎重にレバーを倒し、ゆっくり巻き上げてみる。
「ヴィー!!!!」と鈍く大きな音が響く。おかしいな。そこまで巻き上げ速度をあげていない。や、むしろこれまでよりは遅いはずだ。
見ると、全く糸が巻けていない。おや。壊れたのだろうか。
レバーをさらに倒すと、やっと糸が巻けたようだ。良かった壊れてはいない。初日から壊れていては泣いてしまう。
100mほど巻き上げたところだろうか。竿先がこれでもかと暴れた。
「おぉ、凄い元気がいいな。これは3kg超えか。」とポクポクしていると、より暴れたあとに、先程とは変わり爆速で巻き上げ始めた。
「ウィー!!!」と甲高い音に変わる。
何事かと慌ててレバーを戻す。ゆっくり巻き上げるようになったが、どうにもおかしい。
しばらくすると、や、おそらく50mくらい巻き上げたと思うので、残り350mほどだろうか。竿先が再度暴れたかと思うと、急に静かになってしまった。
リールを覗くと、何も表示されていない。おかしいな。何かがおかしい。壊れたか。
うんともすんとも言わない。
聞いてみると、どうやらオーバーヒートしたのではないかということに。
おそらく、最初の手応えは一荷、つまり、二匹のキンメがかかっていたため、パワーが乏しいプレイズでは巻き上げがキツかったのではないかと。その後、一匹が落ちたため、巻き上げがスムーズになったが、途中で耐えれなく、結果オーバーヒートしたのだろうという仮説になった。

「手で巻くしかないね。」

との言葉に、一生懸命巻いてみるが、全くあがらない。これはしんどい。巻き上げ量が50cmも無いのではないか。こんな思いするなら電動なんて買わなければ良かった。
結局キンメもついてないし。
やはり手巻きだな。漢は手巻きだよ。

妻の優しさに泣く

「どうだい。初めての電動リールは。良かったかい。」

帰宅した私に、ソファに横になりながらビールを呑んでる妻が私に問いかける。

「散々でしたよ。難しいね。」

「そうかい。そうかい。」と言いながら妻は私の頭を撫でた。
酒のおかげでご機嫌らしい。
「おっと。これはいけませんねぇ。」などと言いながら、空になった缶ビールをテーブルに放り投げ、冷蔵庫に走っていく。
扉を開けるとこちらを向き、フフンと鼻の穴を広げた。
覗き込むと、冷蔵庫の二段目まで缶ビールがびっしりと入っていた。どうやら、注文していたビールが届いていたようだ。
「下は冷えているっ!上は冷えてない。。。」などと独り言をブツブツと言いながら、冷蔵庫のビールを取り出した。

「実は、買い物ついでに、ちょっと立呑み屋さんに寄りましてね。」

なるほど。缶ビールだけではなかったのか。どうりで酔っているなと。

「冷えているほうをどうぞ。」

丁寧に私に下段から取ったビールを渡してくれた。

「ごめんよ。小さいの1匹だったよ。」

両手でサイズを表現しながら頭を下げると、妻は私の頭を再び撫でた。

「無事に帰ってくるのがあなたの仕事さ。」

そう言いながら、ソファに寝転がり、身体を左右に揺すっては、心地よいポジションを探している妻を眺め、幸せを噛みしめるのだった。

タックル

〜900g

900g〜

【注意】SUP、カヤックフィッシングする方へ

安全のためフラッグは必ず掲げるようにしましょう。(2m推奨)

定置網内へ入る、係留する、仕掛けを引っ掛けるなどが多くなっており、漁師さんとのトラブルが増加してるようです。

SUP、カヤックを排除しようとする動きもあるため、定置網へは近づかないようお願いします。

憧れのオショロコマを釣った話。

道具の整理がめんどくさい。どうも何某です。こんばんは。

スプリットリングとか適当に買うのをやめて、メーカ、ブランドをある程度絞って揃えることにしました。
似たようなサイズだと、どれがどれだかわからなくなってしまい、整理できなくなってしまったからです。
アイドルグループの顔の見分けがつかなくなってしまったのと似ています。

オショロコマはここにいる。

憧れのオショロコマ

人生で一度は北海道で渓流をやってみたい。そんな事を思っていたが、なかなか機会に恵まれなかった。
がしかし、それが今日実現する。
カラフトマス釣りの帰りに渓流に寄るのだ。
高まる気持ちを抑えつつ、慎重にフライロッドにラインを通す。
私以外は皆ルアーのようだ。
この辺りの渓流は漁業権はないため、遊漁券は必要ないとのこと。絶滅危惧種と言われるオショロコマだが、北海道全域でこれでもかというほど釣れるらしい。
また、同じ北海道でも場所によって色が違ったりするらしいので、釣り比べも楽しいとのこと。
楽しみだと期待に胸を躍らせていると、参加者が集められた。

「えー、熊が出ない事を祈ってください。くれぐれも怪我だけはしないように。」

皆、今朝のカラフトマス釣行でサーフに残されたヒグマの巨大な足跡を思い出し、唾を飲み込んだ。

「これが1番大事なんですが、カラフトマスは釣らないように。即リリースもダメです。かけちゃダメ。冗談じゃなく捕まります。」

来る途中見た渓は、浅く細い。さらには堰堤どころか、遡上防止の網があった。こんなところ登ってくるのだろうか。

憧れが入れ食い

カディス#10を試しに投げてみる。
流心から軽く外しフワリと着水。小さな川なのでメンディングもせず流すと、「パシュッ」っとフライを咥えて魚が反転した。
アワセると魚が宙を舞った。
15cmくらいか。いやはや、ちょっと小さすぎる。
これがオショロコマか。アマゴに似ている斑点がある。
小さ過ぎるので即リリースし、再度流す。
すぐさままた同じサイズが食いついてきた。
これは凄い。楽しい。どこに投げても釣れる。
魚影の濃さ。流石は北海道。

ちょっと小さい。

同行者のルアーの方々を見ると、まだ釣れてないようだ。
魚のサイズと関係はしてそうだが、今日はフライの方が調子がいいらしい。

ついに出た

「あぶねーっ!」

背後から大声で叫ぶ声が聞こえた。
まさか、熊か。
恐る恐る、どうしたのかと振り返り見ると、青ざめた顔で水中を指差している。
膝下にも満たない両手を広げた程度の流れに、50cmはあろうかという魚影があった。カラフトマスだ。
聞くと、ずっとルアーを投げ込んでいた場所に、釣り上がってきたところ、カラフトマスがいたのだという。
事前の注意が頭をよぎった。

「釣れなくて良かったー。」

などと笑っていると、カラフトマスがもう1匹いるのに気づく。
こんな狭いところに2匹も。。。スレがかりする密度じゃないか。。。
気づいて本当に良かったと2人は顔を見合わせた。

サイズが出ない

まだ小さい。

最大15cmほどか。そんなに大きくならないよとは、聞いていたが、想像以上にサイズが出ない。
大きめのテレストリアルを手を変え品を変え流してみると、10cmにも満たないヤマメが着水の度に次々とアタックしてきた。
カディスを投げてる時には気が付かなかったが、ヤマメの稚魚が異常に多い。
これは厳しいと、メイフライやらなにやらに変えるが、手持ちのフライではカディス以外にオショロコマは反応しなかった。
さてどうするか。

なんとかかんとか

カラフトマスと流れのあるところを避けてポイントを探す。
カディスのサイズを下げ、プール状のポイントにラインをたるませて落とした。
たるませることにより、ラインが流されきるまで、フライをその位置に留めることができる。
3秒以上留まっただろうか。
「ジャッ」っと水面に飛沫。余計に出したラインを左手で引きながらアワセるとこれまでとは違う重み。
流れの速い箇所に引っ張られながら、慎重に寄せてくる。

オショロコマ。

25cm程度だろうか。「十分大きいよ。」と声がかかる。

「やっぱりフライは釣れるねー。」

数えてみるとオショロコマだけでも11匹。短時間でかなり釣った。
ルアーの方たちは片手も釣れてないとも言っていたが、この小さな渓でよくルアーで釣るなと私は驚いていた。
次は渓流のルアーにチャレンジしてみたい。
まだまだ、釣りは奥が深い。

【注意】SUP、カヤックフィッシングする方へ

安全のためフラッグは必ず掲げるようにしましょう。(2m推奨)

定置網内へ入る、係留する、仕掛けを引っ掛けるなどが多くなっており、漁師さんとのトラブルが増加してるようです。

SUP、カヤックを排除しようとする動きもあるため、定置網へは近づかないようお願いします。

世界遺産で釣りをした話。

今年はキャスティングの年にしようと思います。どうも何某です。今年もよろしくお願いします。

ひさぶりの更新です。昨年は仕事が忙しすぎて、釣り行く暇もほとんどありませんでした。
去年の夏から数回しか釣りしてませんが、ゆっくり書いていこうかなと。
ひとまず、夏の思い出から。

かっこいい。

世界遺産での釣りに誘われる

「カラフトマス釣りに行きません?」

急遽そんな声がかかる。
カラフトマス。とにかく見た目がかっこいい。あれはいつか釣りたいな。とは思っていたが、まさかこんな形で声がかかるとは。
聞くと、どうやら企画していたツアーにキャンセルが出たとのこと。
概要はこうだ。
空港に集合し、知床に移動。一泊してカラフトマス釣りに行き、午後からは渓流に入ってオショロコマを釣るらしい。
さらに一泊して、翌日もカラフトマスを釣って、それから空港に行き解散。
なかなかハードだ。

「シーバスタックルとかでいいらしいですよ。」

それなら特に準備も必要ないなと、参加をOKした。
がしかし、ここから問題発生。飛行機のチケットが取れない。これは困った。どうしようかと悩んでいると、妻がやってきて「夏休みを取らないといけないの。」と。

「なるほど。じゃあ夏休みは網走だね。」

突然の旅行計画に妻は、開いた口を塞ぎもせず旅行バッグのチャックを締めたり開けたりを繰り返していた。
前日ならばチケットが取れたため、前乗りで向かうことに。

鹿とキツネをかわしながら

「1人で飛行機乗れるかしら。。。」

青ざめた顔で旅行バッグのチャックを締めたり開けたりしていた嫁を無事見送り、空港でツアーメンバーと合流。
レンタカーに荷物を積み込み出発。
意外に荷物が少ないなと聞くと、ホテルに荷物を送っているらしい。なるほど。そういう手もあったか。

「ドカットってそのまま送れるんだよ。」

なるほど。
遠征慣れしてる方達のテクニックを聞きながら車はまっすぐな道をひたすら走る。
全然着かない。1時間走っているが景色は変わらない。

「あと、2時間ちょっとかなぁ。」

2時間とは、どういうことだろうか。
空港から知床まで3時間以上かかるのだという。さすが北海道。広さを舐めていた。
霧が深くなってきた。どうやら知床半島を横断する道路らしく、半島の山を越えているようだ。

「あ、鹿だ!!」

その声に反応し、指差すほうを見ると、道路沿いに鹿が1頭どころか、5頭以上いる。さらには奥にも鹿がいる。
流石にここまで来るとスケールが違う。

「おぉ!キツネだ!!」

鹿、キツネ、鹿。。。と繰り返し獣達が道路沿いに。
凄い。民家がまったくない。これぞ自然という感じだ。

「なんだろう。通行止めだ。」

警察に停められる。

「鹿と事故でもあったかな?」

しばらくすると、警察官が「ゆっくり気をつけて走ってください。」と車を進めるように言う。
何事かとカーブを回ると、数台のパトカーと、ライフルを持ったオレンジベストの方が数名。

「うわぁ。これ絶対熊だわ。」

「OSO18ってここじゃないですよね?」

などと、急に存在感を現した熊について話し合い始める。
ツアー企画者の1人であり、ここ数年カラフトマスを釣りに通ってる方が一言。

「あ、そうそう。明日の釣りって熊出たらそこで終わりなんで。」

「えっ?」

「渡船で渡った先に熊が出たら、釣りは終わりなので熊がいないことを祈りましょう。」

漁港へ向かう

ホテルで説明された釣りの仕組みはこうだ。
まずは、複数ポイントがあるので乗船前にどこで降りるかを決める。
順番にポイントに着くので、自分のポイントに着いたら船からゴロタの浜に降りる。
サーフでの釣りになるようだ。
深夜2時にはホテルを出発するのだという。
ずいぶん早い。
眠い目をこすりながら車に乗り込み港へ向かう。なんとホテルから1時間以上かかるらしい。
「泊まってるホテルが一番近いんだよね。」と、案内人は笑った。

「あの光なんだろう。。。あ、鹿だ!キツネもいる!」

叫ぶ声に車外を覗くと、鹿がいる。
「わー、鹿ですね。可愛い。」とならないのが世界遺産の凄いところ。
野生の鹿が群れでいるのだ。
道路どころか、民家を取り囲んでいる。
その間にキツネがポツポツと見えるのだが、それでも人口よりキツネのほうが多いのではないか。

「野生動物がこれだけ居住地いるってことは、ヒグマも。。。」

誰かが発した言葉に、皆唾を飲み込んだ。

渡船に乗り込み釣り場へ

世界遺産。

漁船に乗り沖に出ると、風もなく穏やかである。
暗くて景色が見えないのが残念ではあるが。
途中のポイントで何名か降ろし、我々のポイントへ向かう。
渡船は3隻ほどあるのだが、そのうちの1隻が猛スピードで追い越して行った。
40分ほどかけて着いたポイントの先から、先程追い抜いていった船が戻ってくる。
何気無く見ていた私に、案内人が声をかける。

「あの船は先に行ってポイントに熊がいないか見てきてるんだよ。もしいたら別のポイント行くか、帰るかだね。」

皆で熊がいませんようにと祈っていると、着岸の準備にはいったようだ。
「良かったですね。一昨日ここ熊出たって言ってたからヒヤヒヤしてたんですよ。」と案内人も安堵の顔をする。
接岸し、無事皆渡り切ると、猛スピードで我々とは別の集団が走っていった。
何事かと思いながら、我々は足場の悪い浜を歩いていく。
案内人の「ここから20分ちょっと歩くんで。」の声に驚く。
とんでもない場所に来ちゃったなという思いは、道中で更に膨れ上がった。や、爆発しかけたというのが正しいか。

熊の手。

「これ。。。熊の足跡ですよね。。。でけぇ。。。」

同行者が発見した巨大な熊の足跡は、等間隔で砂浜に続いていた。
青ざめながら周囲を警戒していると、「沖の船が熊来たら教えてくれるんで心配しないでいいですよ!早く行きましょう!」と声をかけられた。
急かされながらポイントに着くと、走っていた方々はすでにキャストしている。

「あぁ、そういうことかぁ。。。」

釣り場。

初参戦組は皆、同じ言葉を発した。
ゴロタ浜沖に大きめの石があり、そこにウェーディングし渡って投げるのだが、石に乗れる人数は当然決まっている。
サーフで一列に並んで投げると思っていた我々は、場所取りに敗北したのだ。

「サーフから投げても釣れますから!さぁ、熊が出る前に釣りましょう!」

我々は、案内人の声に震えながら世界遺産を背景に準備をはじめた。

こんな日は滅多に無いらしい

沖石のポイントが取れなかったので、しかたなしにサーフから投げるが、1m間隔で並んでいるので当然のようにクロスする。
がしかし、同行者なので特に揉め事はない。楽しげに声掛けしあって平和だ。
経験者達は10mも投げていない。ほぼ足元に投げている。
そんなに近くていいのかと聞くと、「手前まで回遊してくるから。」とのこと。
疑いながらも、軽いキャストを繰り返す。
周りがバタバタと釣れ始めた。回遊が来たのだ。
ゴンッっと手応えがありアワセると、ドラグが鳴りはじめた。カラフトマスだ。
興奮しながら寄せようとするが、全く寄ってこない。どうにもスレがかりのようで、走りまくっている。
無理やり寄せようと竿を立てると、プンッと竿が弾かれ軽くなった。バラしてしまった。

「空いたからあそこ行って。」

すぐさま案内人が声をかけてきた。沖石に渡れということらしい。
一緒に渡ったあとレクチャーを受ける。

  • 足元まで回遊してくるので、見逃さず目の前を通すこと
  • ゆっくり巻いてレンジはキープ
  • 必ずアワセること

たしかに沖石の足元には群れが入っていた。
目の前を通すと、食ってくるのが見えた。すかさずアワセる。
手応えがあるもすぐバラしてしまった。
その後もバラしが続く。どうやらスレがかりが多く身切れしてるっぽいようだ。
他の方々もほとんどがスレがかりだ。

「アワセ決まらないと口にかからないんだよね。遅いからスレがかりしちゃう。」

わかってはいるが、4バラシ。こんなに私は下手だったか。なかなか技術がいる釣りのようだ。

「こんなに釣れる日はないからいい練習なっているよ。さぁ、そろそろ釣りましょう!」

わかってはいるが。。。

待望の1匹

よく見ると、うちのグループ以外はみんな餌じゃないか。しかも、結構な数釣ってるように見える。

「めちゃくちゃかけてますね。何本ですか?」

同行者に声をかけられる。恥ずかしながらまだですと答えると驚かれた。
驚異の11バラシ。すっかり自信を無くしていた。
渓流用の偏光グラスが見つからず、適当な偏光を持ってきたせいで、日が登ってから全く見えなくなったのである。
どうせ見えないのだからとサーフに戻り軽く遠投してみると、沖石の方たちが一斉に投げ出した。どうやら群れが入ってきたらしい。
ならばと丁寧に デベロップシェル7gをカウントダウンし、デットスローで巻いてみる。
ゴゴンッと手応えがあり、アワセてみるとノッた。
後ろから「あまりロッド立てないほうがバラしにくいかも。」との声がかかったので、そのとおりにしてみる。
少し走られはしたが、寄せてくることに成功。スーッと浅瀬に誘導し待望のキャッチ。

待望の一匹。

立派なオスだ。すごいかっこいい。
「やりましたねー。写真撮りましょう。」との声に答えポーズをとる。
ひとしきり盛り上がったあと、リリースすることにした。
食べようかと思ったが、接岸するカラフトマスは美味しくないとのこと。食するのであれば、夏に沖で釣るしかないとかなんとか。
興奮は冷めないまま、泳いでいくカラフトマスを見送った。

タックル

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