週末は海は穏やかでしたが、寒すぎてカヤックフィッシングを断念しました。何某です。
酒を空ける大掃除で休みは終わってしまいました。
嫁がボーナスでプレゼントをくれるらしい
嫁がボーナス入ったので何か買ってあげるよと。
では何か家のためになるものにしようということにしました。
つまるところ、足漕ぎのカヤックですかね。という話はスルーされましたが、来年の爆釣を祈願する意味も込めて包丁はどうでしょうということになりました。
今現在は、安いIKEAの三徳包丁でおろして、misonoの筋引で刺身を切ってるのですが、やっぱり三徳包丁がよろしくない。
切れ味は研いでるので数匹おろすだけなら問題ないのですが、重さが無いのでアラの処理がきついんですね。骨を断つのに叩いても力が入らないので苦労します。
筋引は扱いやすいし刃渡りもあるので文句はなかったのですが、『misonoの股の緩そうなところが好きなんだよ。』と嫁に言うと、「意外とああいった女が身持ちが硬いのよ。」などと言うので、やはり刺身にするなら和包丁でしょということになり、明後日、出刃と刺身包丁を購入することにしました。
刺身包丁の種類
実は私、元魚屋。といっても4年しかやってないうえ、北の方なので、関東より南の魚はほとんど見たことないですが。
当時使っていた包丁は、とんでもない大きさの牛刀と蛸引と研ぎすぎで極端に短くなった出刃と柳刃。
刺し身包丁といえば柳刃というイメージが普通はあると思うのですが、本来は先が四角い蛸引のことを言います。
柳刃は万能包丁という扱いだった気がします。
ちなみに、魚屋時代に使っていた極端に短い出刃と柳刃の使い方ですが、短い出刃は鰻や穴子を開くのに使って、柳刃はイカや貝の刺身で利用してました。
使い分けがプロっぽいだろうと嫁にドヤ顔しながら説明。
というわけで本来なら刺身用に蛸引を買うところなのですが、何本も包丁を持つわけにはいかないので、最初は万能包丁の柳刃を購入することにしました。
合羽橋に包丁を買いに行く
実は私、元都民。といっても2年しか住んでないうえ、江東区近辺しか知らないですが。
とはいえ合羽橋へは結構な頻度で通っていたので、嫁を案内します。
上野から通称デス・ロードと言われる、仏壇通りを通って合羽橋へ。
「仏壇ってセールするものなんだね。」
という嫁の疑問を聞いて、『お前らの命を値踏みしたらそんなものだろう。』ということなんだろうな、と思ったものの口には出しませんでした。
合羽橋ではプロの料理人向けの道具を大量に扱ってるんですが、別に安くはないです。
一般的な店舗に置かないようなサイズや、珍しいものを手にとって見れるというくらいでしょうか。
二丁目の観光バーみたいな感じで開けてる店は愛想がいいです。英語も喋れる店員さんもいたりします。
ちなみに僕がよく行っていた店のじいさんは、10年前は外国の方が来ると頑なに無表情、無言を貫いてましたが、今回行った時は無表情ながらも「ジャパニーズフィッシュナイフ。」とボソボソ答えるようになってました。
グローバル化の波は、ここ合羽橋にも来ています。
そんな店で包丁を見てたわけですが、使える和包丁って高いんですよね。
安いのはステンレス製だったのですが、ステンレス製の和包丁って研ぐの面倒そうだな。という理由でスルー。
やっぱり鋼でしょうね。ということで手頃な値段の包丁を持たせてもらい、使い心地が悪く無さそうだったので以下を購入することにしました。
- 河童ばし 別作 出刃 195mm
- 河童ばし 別作 柳刃 300mm
「河童ばし」という銘は聞いたことないので、お店のプライベートブランドなんでしょう。
「別作」は他のと比べると、一番下のグレードっぽいですね。
とはいえ、2本で3万円なので、家庭用の包丁としては十分高いです。有事の際にも強力な武器として活躍してくれることでしょう。
プレゼントしてくれた嫁に感謝します。
試し切り
本来は釣った魚で試そうと思っていたのですが、あまりに寒すぎたため出艇を断念し、スーパーでアジとカワハギを買ってきました。
切れ味は両方新品なので申し分ないです。
ここで問題になるのは、楽かどうか。
この出刃は重さがあるので、乗せるだけでアジの頭を落とせました。薄くて軽い三徳包丁ではこれは無理ですね。
嫁は切れすぎて触るのが怖いと言ってましたが。
カワハギの口も軽く出刃の背を叩くだけで落とせます。やっぱり魚おろすなら出刃ですね。
イヤイヤ作っていたアラ炊きもアラ汁も、これからは楽に作れそうです。
柳刃ですが、刃渡りが長いのでこれも重さだけで切れます。力はいらないです。
刃元から刃先にかけてスーッと引いてくるだけでいいので、薄くすることだけに集中できますね。片刃の角度もいいです。
やっぱり魚おろすなら和包丁だなと、あらためて思いました。
以上です。