Instagramをひさぶりに使ってみました。どうも何某です。
もうすでに面倒くさいので放置する可能性が高いですが、最終的には宮崎海里と繋がるところまで、なんとか行きたいと思います。
みかんラーメンという食べ物
「あやちょ卒業。」
私の中では終わりを知らせるワードとなってしまった。
ラピュタで言うところのなんとか。バスタードで言うところのダムド。中邑真輔でいうところのボマイェ改めキンサシャ。
それくらいの破壊力を持つ言葉だ。
他の方にはどうなのかは知らないが、私にとっての人生というべきハロプロは、今日終わる。
人生といえば、拝み渡り、念仏パワーボムで有名だが、私はドロップキックを推したい。
私と同じように人生に悲観している読者の皆さんには、みちのくプロレスの道場の門を叩くことをお勧めする。
始まりは終わり終わりは始まり交わりへの旅立ち
有給をとったはいいが夕方まで暇である。となれば釣りしかあるまい。というわけで早朝からホームサーフに来たのである。とはいえ5時過ぎですっかり日は昇っているのだが。
今日は新しいポイントを開拓しようと考えている。まさに輪廻転生。終わりと始まりの日なのだ。
まさに。そう、まさ、といえばザ・グレート・サスケことMASAみちのくが思い浮かぶだろうが、今日の釣りには関係ない。
私が中学生の頃は、夕方のニュースで彼の特集をしていたものである。当時は村川政徳という名前で出ていた。メヒコに渡り戦う姿は今でも目に焼き付いている。
大潮とはいえここまでは稀
今日は潮が速い。大潮だからといってもなかなかここまで速い日は無い。
潮目が沢山出来ている。かなり複雑な潮流が起きてるのか。
1時間ほど流すが、とにかくラインが横になる。パドリングで調整しながら真下に落としてはみるのだが、パドリングをやめたとたん横になってしまう。
それもそのはずだ。GPS読みで最大3km/hで流されている。シーアンカーが先に流されてしまうような状況で、全く効かない。これは困った。
一応魚はいる
サスケのジュニアはヘビー級。
当時、我々を虜にした自由律俳句だ。
地元のレンタルビデオ店に走る。マニア天国はうちの地元にもあるぞと言えるほどの、自慢のレンタルビデオ店だ。侍の魂は北にもある。
VHSをデッキに入れ再生する。
旗揚げ前から観てる俺らが断言する。本人だと。本物のルチャ・リブレがここに今、再生されていると。
300m以上出たラインを巻き上げる。流れが速いからか異様に重い。まぁシャクリが出来てるのかどうかすらも怪しいくらいだったが。
移動しようと海面を割ったジグに手を伸ばすと、何かついている。
シロムツ だった。
一体いつ食ってきたのか。もしかすると、落とした直後から食っていたのかもしれない。なんてことだ。
根掛かりかと思った
潮目を越えると若干流れが遅いようだ。とはいえ、2km/h。まだまだ速い。
いろいろ試すがなんともならない。諦めて帰るかとダラダラとパドリングする。
小魚の反応がある。水深20m。流石に200gのジグは使えないのでタイラバをつけ、ハリにワームをセットする。底で小魚が通るのを待っているヒラメでも釣れたらなどと多少の期待をする。
上げ下げするも反応が無い。水深が10mになりリールを使うのが面倒になったので、竿先を上下するくらいで誘う。手元にブルブルと振動が来る。巻き取らなくとも流される速度が速いので、ワームが勝手に動いているようだ。
ゆっくりと竿先が曲がった。根掛かりか。煽ったりテンションを緩めたりするが外れない。
巻き取ってみると、グーンとゆっくり引っ張られる感じがする。ロープに引っ掛けたかのような手応えだ。
おかしいなと定置網の位置を確認する。漁師に怒られるのが嫌なので、かなり距離をとっているはずだが。
知らずのうちに漁礁でも置いたのだろうか。切れるのを覚悟でポンピングしてみると、巻き取れるようだ。週末の時化で大きなゴミでも流されてきたのか。さては、それに引っ掛けたのだな。ゆっくりと竿先が戻される。
スローピッチジーャク用のロッドは折れやすいと聞くので、あまり竿を立てないよう気をつける。
残り3mほど。
グンッググッンと竿先が入りラインが出て行く。なんだこれは。生命を手元に感じる。魚だ。間違いない。
根掛かりではなく何かが釣れていたのだ。
ゴメクサスのレバードラグを少し押し込み巻き上げる。
これほどの重さとなれば、相当大きいのではないか。この水深だと、エイかヒラメだろうか。カヤックの下から頭を出してきたソイツをタモに入れすくい上げる。
でっぷりと太ったオオモンハタ。これは凄い。
厳しい状況でもなんとか成果を出した。嫁に褒めてもらおう。
内蔵の湯引きが絶品
帰宅後、冷蔵庫を覗くと白ワインが残っていたので、適当に処理したシロムツをアクアパッツァにする。横で処理したオオモンハタの内臓を見ると脂がベットリとついている。
肝醤油を作り、湯引きした内蔵をいれた。
刻んだ胃袋を噛むと、コリコリとしたいい歯ごたえ。そして、脂がちょうどよくまわった肝醤油の旨味。
絶品だ。素晴らしい。
厳しい釣りだったが、結果オーライというところだ。
内蔵は一足お先にいただいてしまったが、熟成したオオモンハタの刺し身でも嫁に週末食べてもらおう。一体どんな顔をするのか。これも釣りの楽しみである。