ここ数日は穏やかですが、いい釣果は聞かないですね。どうも何某です。
何を狙うか悩ましいです。
瓶ビール派
『明日はどっちを着たほうが良いと思う?』
ソファでスマホをいじっている嫁に声をかける。
『ねぇ、どっちが良いかなぁ。』
ドライスーツと、これまで着ていたラッシュガードを両手に持ち、嫁に見せる。
そういった即興劇に私は付きあわないって知ってるよね。という目でチラ見したあと、ため息をつく嫁。
いつもならビール瓶(赤星)でぶん殴ってるところだが、なんせ今日の私は機嫌がいい。
翌日の青物ジギングで、ひさぶりにワラサに会えるかもしれないからだ。
あすはデートなのに、今すぐ声が聞きたい。そんな感じだ。
『一応、どっちも持っていくことにするよ。』
スマホを眺め、こちらを見ようともしない嫁に声をかける。
「知らんし。」
俺は黙って赤星の栓を抜いた。
ひさぶりにSUP
対象魚が大きくなってきているので、人が一人くらい入る冷凍庫に買い替えるか、増やしたほうがいいかもなぁ。などと思いながらドライスーツを着る。
日が昇ると暑いかもしれないが、今の寒さに我慢できないのだ。
前回はカヤックの引き上げが大変だったので、今回はSUPにした。
空気を入れていると、じっとりと汗をかいたため、早くもドライスーツを着たことを後悔する。
がしかし、準備を終え知人達と話していると、すっかり汗もひき丁度いい快適さだ。
日の出時間を迎え、皆で沖に出る。
反対側に向かっていく方たちはアオリイカだろうか。
キャスティングの準備と、魚探をセットしているうちに知人達はポイントに到着したらしい。
少し遅れて到着するもまだ反応はないとのこと、潮を確認しながら、ゆっくりとジギングの準備をはじめる。
爆釣の予感
水深80m。底から50〜70mの間に密集している反応がある。イワシだろうか。
底にある反応は青物っぽい。
Xesta スローエモーション フレア ブルピンシャンパンゴールド 150gを投入する。
底を丁寧に探るがアタリはない。
「サビキにウルメイワシがかかったよ。」と教えられる。
早巻きを入れてから丁寧にフォール。どうだ。不発。
せっかく群れが長時間真下にいるのに誰も釣れていない。
底付近の反応を狙ったが食ってこないので、とりあえず釣っておこうと、50m付近まで早巻きをまぜた、早めのワンピッチで誘うと、グンっと竿先が引き込まれた。
追いアワセをしつつ巻いてくるが、手応えが弱いのでイナダだろう。狙い通りではある。
イナダを大量に釣ってもなあ、と思いながら血抜きをする。
まぁなんにせよ、幸先は良い。これで安心してワラサを狙えるというものだ。
群れはどこに行った
何度も同じ場所を流すが、魚探に全く反応がなくなってしまった。
「反応出てるよ!!」の声に反応してみるも、どうも怪しい。
海図を見ると、どうやら昔はこの場所に定置網があったようだ。おそらくロープなどが残っているのだろう。
根がかりしてはいけないと、慌てて皆回収する。
これがロープということは、しばらくこの場所には回遊していないということになる。
潮の向きが変わった影響もあるのだろう。
近くにいた知人は浅場で根魚狙うとのことなので、私は沖に行くことにした。
がしかし、何度も流し直しても、一切魚影は無い。
これは困った。
さらには日が昇り気温があがったせいで、ドライスーツの中は汗ばんできた。
風も吹いてきたし、釣れないし。ということでだいぶ早いが納竿とした。
着岸すると、すでに知人が帰宅準備をしていた。
沖で別れたあと、浅場でイナダを3本あげたので帰るとのこと。
そうか、深場ではなく浅場だったか。失敗した。
イナダの口
「イナダだね。わかるよ。」
クーラーボックスを覗き込んだ嫁が呟く。
ブリだイナダだのサイズ感がわかるようになってきたのか。
「アオリイカ狙わないって言ってたからね。今日はイナダじゃないかなと思ってたのですよ。」
はい。
「ワラサだったらこのクーラーじゃはみ出ちゃいますからね。」
はい。
「楽しみだねぇ。イナダ。何日熟成させるんだい。楽しみだねぇ。」
なんだかんだで喜んでいるようで、生かしておいて良かったと、心から思った。
タックル
ジギング
ベイト
スピニング
リーダ: クレハ シーガー船ハリス 7号
キャスティング
- ロッド: アブガルシア オーシャンフィールド OFOS-78M
- リール: シマノ ストラディック C5000XG
- ライン: よつあみ エックスブレイド スーパージグマン X4 2号/30lb
- リーダ: サンヨーナイロン ソルトマックス ショックリーダー タイプN 40lb