深海用かシイラ用か。何の道具を揃えようか。どうも何某です。
そんなこと思ってたら、痛い出費で先送りです。
いきなりの判断ミス
前日から準備し夜明け前にホームサーフに到着。
出艇できなさそうなら別の場所に移動する前提。
しばらく見ていると、かなりうねりが高いが、常時波が高いわけではないのでタイミングを測ればなんとかなりそう。
タイミングを見てカヤックに飛び乗りパドリングする。思ったより進まない。2つ向こうの波は少々高いので一旦降りて仕切り直しする。
昨日の時化の影響で、どうやら三方向から波が来ているらしく、複雑な引き潮になっているようだ。
もう一度とじっくりと観察し勢いをつけて飛び乗る。波は小さい。気合を入れてパドリングする。がしかし、全く進まない。
左右にカヤックが小刻みに振れる。小さいながらも波の力は強いらしく、引き波で左右に振れるカヤックでは押し切れないらしい。
もがいているが進まない。これはだめだと飛び降りようとした刹那、左からの引き波でカヤックが横を向いてしまう。急いで次の波を確認する。少々大きいのが来る。どうやっても回避できない。
自分に当たらないようにカヤックの位置を変えるのが精一杯だ。ひっくり返らないように抑えつつ浜に押し上げるが、上から被った波にクーラーボックスが浮かされてしまい、引き波でもっていかれそうだ。
カヤックから浮いたクーラーボックスを掴み浜に投げ捨てる。
被害を確認すると、フットブレイスが片方無くなっている。そして無残にもバキバキに折れたロッド。これ一本しか持っていない。もう今日は終了だ。
30分もするとだいぶ波は落ち着き、素直な引き波になっている。もう少し待てば。
その頃に出艇されるカヤックの方達を送り出しながら終了とした。
竿を買う
先週釣りができていれば無理はしなかったなぁ。などと思いながら電車に乗る。もう無理はしないと決めていたのに、正常な判断ができなくなっていた。猛省。
最近よく行く釣具屋に開店と同時に飛び込んだ。カヤックで使う竿が折れても心が折れない価格の竿をください。
使っている竿とスタイル、狙う魚など細かく聞いてくる。
「なるほど。それならこれですね。」
7万円弱もするじゃねーか。なんだこの店。と思っていると店主は続ける。
「ただ、折ってもいいという話なら、この値段のほうがいいですね。」
と2万円弱のロッドを教えてくれた。テイルウォーク。聞いたことはある名前だが実物を見るのははじめてだ。
メタルウィッチと比べるとかなり柔らかいので、最初は戸惑うかもしれないが、慣れれば操作はしやすいらしい。
同じ4ozで柔らかいのか。中深海の300gとか大丈夫だろうか。質問すると「問題ないですよ。そのために作られてる竿なので。」とのこと。確かに。
潮が速いところなら5oz使えばいいらしいが、使用場所を言うと4ozで問題ないとのこと。では購入します。
スロージギングのやり方や魚探の使い方など教えてもらい店を後にした。
リベンジ出艇からのサバ地獄
今日はそれほどうねりはない。多少波は被ったが、想定どおり。無事出艇。
ベタ凪の中、水深250mを目指す。
1投目はスピンドルナロー300g。コーヒーを飲みながら富士山を眺める。昨日の事が嘘のように静かである。
そろそろ200mくらいかなと思いラインを見ると、150mくらいで止まっている。何か食っていたようだ。
巻き始めると魚らしい引きを感じる。メタルウィッチより竿先が入るが、力強く巻ける感じだ。ゴリゴリ巻くだけのメタルウィッチより、竿でいなすという感じがあるので、魚を釣ってる感がある。
サバが2匹ついている。一匹マサバかと思ったが、どうやらどちらもゴマサバらしい。
おかずができたなと、とりあえず安心し再度落とす。また150mくらいで落ちなくなった。サバだろうか。魚探には全く写っていないが。
あげてくるとサバ。40cmほどの大きなゴマサバだ。とはいえ、そんなに持ち帰ってもなとリリースする。
この後、落とすも落とすも150m付近でサバが食ってきてジグが落ちていかない。結局6匹ほどリリースしてジグを交換。
トラブルが続く
ジグを交換している間にサバがいなくなったのか、サバの興味を惹かないのか。スパイファイブ300gは無事底に着いた。
やっとロッドのアクションを確認出来る。それを確認しないことにはメタルウィッチとの比較はできない。
ワンピッチでスッと動かしてみる。竿先が大きくしなり戻ってきた。メタルウィッチより簡単にアクションできてる気がする。まだわからないが。
などと思っていると、ジグが横向いた瞬間にズンっと竿先が入っていく。何かが食ってきたようだ。
なかなかの引きで、途中叩いた時に巻くのをためらう。おそらくメタルウィッチなら気にせず巻いてこれただろうが。
あげてみるとシロムツ。いつものサイズだが、今までで一番引いた。竿でだいぶ変わるのだな。
写真を撮ろうとスマホを取り出すと、電源が入らない。おかしいなと少し置いて立ち上げると、バッテリー無しの表示。充電し忘れていたのか。
1km以上沖に来ている。周りには誰もいない。これはまずいなと思っていると、東風が吹いてきた。風浪が立つ。
おさまりそうな感じはあるが、連絡がとれないのはまずいので、SUPフィッシングの方達がいる辺りまで戻ることにする。
無事岸から300mほどのところまで来たところで風が止み、再度ベタ凪へ。
よしよしと思って見ていると、魚探の画面が点滅して消えてしまった。バッテリー切れだろうか。昨日の半沈で壊れたか。
再度沖に出るか迷ったが、これでは釣りにならない。しょうがないので納竿とした。
帰宅後魚探を確認するとヒューズが切れていた。
週末に向けてまた出費がかさむ。