大型連休終わったので混雑落ち着くでしょうか。どうも何某です。
毎年こんなでしたかね。
駐車場が確保できず
夜明けとともにホームサーフへ行くと、なんと駐車場がパンパンになっている。
釣り人だけでなくSUP、カヤックの方々も多く訪れてるが、それ以上にBBQに来ている家族連れが多いようだ。夜明け前からの場所取りだろうか。
車の前に無理やり駐車するなどしている。知り合いなのかなと思ったが、「出る時に騒ぐからわかるでしょ。それまで停める。」というような会話が聴こえてくる。かなり無茶苦茶な駐車をしているようだ。
停める時はいいが、砂だから出れないだろうという位置にもガンガン停めている。傾向としては後先考えてはいないようだ。
これは無理だな。今日は諦めようと出入り口に向かうと、5台以上の駐車場待ちがいるようだ。
さらには、おそらく誰かの土地だろうなというところにも、気にせず1台が停めると、我先にと駐車しようとする。なんなら、これは完全に庭だろうというところにも停めている。無法地帯。
家に戻り休憩した後、起きてきた嫁とビール片手にホームサーフを散歩する。
駐車場以外に停めた車は怒られたのか1台もいなくなっていた。
それよりも、朝見かけた人たちが全員酒呑んでるようだけど、どうやって帰るんだろうか。酔いが覚めるまでいるつもりだろうか。
気持ちを落ち着かせた頃に行く
釣る楽しみよりもストレスしかないからと、しばらく釣りは休みとしていた。
がしかし、やはり連日の晴天、凪を見ていると我慢できなくなるもの。夜明け前に向かう。
だいぶ離岸場所からは遠いがなんとか駐車場は確保した。
今日もSUPの方達が多いようだ。夜明けとともに一斉に沖に向かっていった。
その後に続くように離岸し、さらに沖を目指す。
30分ほど流され、水深300mに差し掛かった頃、魚探にちょっとした変化が表示されたのでネチネチと攻めてみる。
クランキー290gにゴツンとアタリがある。ゆっくり巻き上げてくるとかなり叩いてくる。アカムツかもしれない。
かなりの時間をかけ巻いてきた残り60m。ゴンゴンゴンとタタキがありアカムツ確定ではないかと歓喜した刹那、ふっと竿先が戻った。バレたのだ。
ひさぶりのアカムツだったかもしれないのに。なんてことだ。
その後も同じ箇所をクランキーで攻めるも反応はない。
そこで、ベタ凪で潮も遅いため、スロースキップFreq 220gを落としてみる。
合間にロングフォールを入れた直後のステイでググっと竿先が暴れる。しかしアカムツではないようだ。
300mをゆっくり巻いてくると、銀色の長い魚体が目に入った。
「よっしゃー!タチウオだー!」
思わず声が出る。今年の目標の一つにタチウオを釣るというのがあったからだ。嫁の喜ぶ顔が浮かぶ。
中深海のニゴイ
同じポイントをもう一度流す。鞘師、菅谷に続く新しいポイントになる可能性が高いからだ。
海底から10m付近で何度か大きくシャクって見せた後、フリーフォールで落とす。1/4で巻き上げた直後の短いフォールでゴツンと来たような気がした。
がしかし、聞き合わせるも反応がない。巻き上げてみると重い。これはエビになったなと。
300m先でエビはキツイなと手元まで寄せてくると、何かが釣れている。
なんだこれは。ニゴイじゃないのか。食えるのだろうか。
とりあえず持って帰って調べてみることに。
さてもうひと流しとジグを見ると、白いゴミのようなものがたくさん着いている。ラインにもガイドにも白いゴミが。
なんだこれは。血抜きをしているバケツを見ると、白濁液がふわふわと浮いていた。このニゴイが間違いなく出している。
中学生時の風呂を思い出しながら、白い塊を取り除く。お湯で固まってしまい流れていかない状態と同じだ。
遠くからだと危険に見えるが
凝固した白濁液を取り除いていると、漁船がものすごい勢いでSUPの方達の側を滑走していった。ように1km先からは見える。
なんなら跳ねられてるんじゃないだろうかとすらも。
その後1時間ほどで、先程の漁船が戻ってきた。やはりスピードを緩める気は無いようだ。
おそらくだが、定置網付近にいるSUP、カヤックの方達へのメッセージではないだろうか。定置網付近をそのままのスピードで走り抜けていった。
とはいえ、実際船を操船するとわかるが、SUP、カヤックは注意していないと見えないのである。
フラッグをつけているからといって安全ではない。あったほうが見つけやすい程度である。黒いウェットスーツなんて着ていたら、滑走状態では本気で注意して見ていないと見つけられないのだ。
まぁ、今回は相当乱暴な警告だとは思うが。
思った以上に漁師との関係は緊迫した状態にあるのかもしれない。
何か起きてないかと戻ってみることにしたが、皆のんびり釣りをしているようだ。
遠くからだと緊迫した感じに見えるが、実際は何もなかったのかもしれない。
嫁の一言で驚愕する
遠目からでも浜が混んでいたので、着岸場所が子供だらけにならないうちにと納竿し帰宅。
嫁にタチウオを見せると飛び跳ねて喜ぶ。美味しいので好きらしい。
『いやー、300mでタチウオが釣れるとはね。』
「そんな深いところにタチウオっているの?似た魚なんじゃないの?」
そんなこと考えたこともなかった。まさかと思い調べると、確かに深海にタチモドキという、タチウオに非常によく似た魚がいるらしい。そして、どうやらこいつはそのタチモドキの可能性が高い。
試しに食べてみようということに。
簡単に塩焼きと天ぷらにしたところ、調理中から明らかに様子がおかしい。
食してみると、ねっとりとした深海魚っぽいような食感。そして水っぽい。不味くはないが、間違いなくタチウオでは無い。
落ち込みながらもう一匹のニゴイに似た魚を調べてみる。
オキギスといういう魚らしい。高級練り物の材料だとか。これはいいものを釣ったと、さっそくさつま揚げに。
大型なので、一匹でもかなりの数を揚げれた。
食べてみると美味い。小骨も全く気にならない。最高の肴だ。
深海は私が知らない世界がまだまだ広がっている。