【注意】SUP、カヤックフィッシングする方へ

安全のためフラッグは必ず掲げるようにしましょう。(2m推奨)

定置網内へ入る、係留する、仕掛けを引っ掛けるなどが多くなっており、漁師さんとのトラブルが増加してるようです。

SUP、カヤックを排除しようとする動きもあるため、定置網へは近づかないようお願いします。

だいぶ渋かった話。

今の子供は、「ともさかりえ」と「さかともえり」が同一人物って知らないだろうなぁ。どうも何某です。

嫁は野村佑香を知らなかったので、時計じかけのオレンジよろしく、まぶたを固定してねるじぇらのCMを見続けさせました。

寒い。

異様に寒い

前日は起きれず釣りに行けなかった。なので今日は早めに就寝し、結果アラームより先に起きた。
寒い。
とはいえこの時期、厚着すると日が昇ってから後悔することが多い。
カヤック上で上着を脱いだり着たりというのは、バランスを崩して沈しかねないので、できるだけ避けたい。ドライスーツも20℃になるような日では、体温調節が難しい。
Tシャツにフード付きのカッパを着て一度外に出てみると、肌寒いが、ライフジャケットを着ればちょうどいい暖かさになるだろう。
5mmのロングパンツのウェットスーツと、ダイビングブーツを履いてホームサーフへ向かう。

意外と風浪あり

日の出とともにSUPが沖に出ていくのが見えた。
私もそれに続けと波打ち際まで来たものの、何気に細かい波が多いうえ、多方面から来るカヤックには若干難しい状況だった。
沈することは無いだろうが、カヤックを越えてくる波が次々続々と来るため、濡れずに離岸するのは不可能に近い。
多方面から来る波でカヤックが左右に振れる。このタイミングで乗ってしまうとカヤックが進まないため、横向いてしまうこともあるだろう。タイミングがさらに悪ければ沈もある。
5分ほど待つと、波が正面からのみ来る時間が来た。ここだと急いで乗り込みパドリングする。
がしかし、ほとんど進まない。矢継ぎ早にカヤックに被る波が来るため、初速が伸びないのだ。沖を見ると数秒後に少しだけ大きい波が来るようだ。その間に波に負け、少しでも斜めになると沈しかねない。
持ち手の幅を狭くし、波頭へパドルを伸ばし、一気に引き寄せる。何度も何度も繰り返すと、なんとか前へ進んでいった。パドルに力をこめ、目の前に立ち上がる波を勢いよく割進み安全圏へ出る。
コンソールの蓋を開けるとだいぶ水が溜まっていた。バッテリーが水没していないのを確認し、スポンジで吸い取り捨てた。

潮は流れているが

風が多少強めで吹いているのだが、カヤックが流れる気配が無い。
試しに軽めのジグを落としてみると、ラインが斜めに出ていった。潮は流れているが、風が逆から吹いているので、あまりカヤックが流されないパターンのようだ。
沖はどうだろうかと、中深場に向かう。こちらも同じ状態のようだ。
10mほどまでシャクって20mほど回収。パドリングを軽くしてから、50mほど回収して落とし直し。これを繰り返すがアタリはない。
少しでも流れるところにと移動を繰り返すが、徐々に風が強くなり緊張感が出てきた。これ以上強くなるようだと戻らなければいけない。

風が止み良い感じに

スピンドルに変え、20mほど山状に盛り上がってるところを流す。
ちょうど風が止まり、潮にカヤックがちょうどいい速度で流されるようになった。
そのタイミングで、何かがジグに触ってきた。やっとかと、慎重に聞いてみるも生体反応は無い。
ジグを回収し同じポイントを流し直す。
たしかこの辺だったなと、丁寧にフォールを入れると、ドスンと竿先が曲がった。
グングングンと竿先が暴れる。巻き上げるとズッシリ重い。
赤くは無さそうだが、何だかそこそこ大きい気がする。
記憶の迷路を彷徨い、なんとなくコアラではないかという結論に達した。
ドキドキしながらゆっくりゆっくりと巻き上げる。
スミヤキに以前ボロボロにされたので、タモを深いものに新調してある。60cmもあれば、ブリクラスも入るだろう。
万全の体勢で出迎える。

残念賞。

スレがかりで真横を向いてあがってきたシロムツだった。

風が強くなったので早上がり

だいぶ風が強くなってきた。調べると風速5m/sとのこと。実際はもう少しありそうだ。
風向きも変わり釣りにならない速度で流されるようになったので、早上がりすることに。
向かい風の中、何時間でも漕げる力でパドリングしていく。1.5km/hほどの速度しか出ないが、何十分かパドリングすれば確実に着く。漕ぎ続けるのが大事だ。
浜に近づくと、かなり鋭角に波が浜に向かっている。その影響で引波が変な角度で来るので、少し面倒な着岸になりそうだ。
少しだけ波が高かったが、引波の影響が無い場所を探し、勢いをつけて波と同じ角度で浜に乗り上げた。
急いで降りると、今度は真横から波を受ける形になったので、バウを持ち、波でカヤックが浮いたタイミングで一気に引き上げた。
無事着岸できてホッとする。

嫁もホッとする

帰宅後、片付けをした後、寝ている嫁を起こしに行く。
開けたドアの音に驚き飛び起きた。スマホの日付を確認した後、布団を整え、再び寝る体勢になる。
目を閉じたまま、「釣りかい?」と口を開いた。

『行ってきたけど風強くなったから帰ってきたよ。』
「そうかい。風強いかい。釣れたかい?」
『シロムツだけだったよ。』
「シロムツは美味しい魚さあ。上出来だよう。」

何言ってんだと思い見ていると、一呼吸した後、ビクッと身体を跳ねさせ、それにびっくりして目を見開いていた。

「おぉぅ。。。」

その声のあと、間髪入れずに寝息を立てる。
もう昼だぞと声を荒げようと思ったが、高級レトルトカレーが1つだけ残っているのを思い出し、静かに私はドアを閉めた。

タイドグラフ

タイドグラフ。

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