とんでもなく暑いですね。どうも何某です。こんにちは。
しばらくは、日が昇ってしまうと釣り出来ないですねこれは。
熱中症に気をつけましょう。
ノーパンクドーリー
倉庫からドーリーを引っ張りだしカヤックを載せる。
やはり、硬い路面ではバルーンタイヤより、ノーパンクタイヤのほうが楽なようだ。
いつもは車で通ってた道を歩き海に着いた。
砂浜に差し掛かると、幅の狭いタイヤはロックでもかかったかのように回らない。
多少下りなのを利用して、ズブズブと沈むタイヤに構わず引っ張った。
波打ち際に着いてしまえばこっちのもので、すでに家から準備が整ったカヤックに跨り離岸しはじめる。
がしかし、波は高くは無いものの、間隔の短い、そこそこ力のある波に押し戻される。
必死でパドリングするも進まない。もうすぐ大きな波が来そうだ。
何か方法は無いかと、カヤックの上で尻を打ち付けてみた。昔遊んだスキムボードのバンプのイメージだ。
押し込んだカヤックが浮いてくるタイミングでパドリングすると少しづつ前へ進んだ。進み始めればなんとかなる。無事沖へ出た。
真鯛を狙う
深場へ向かう途中。70mほどの場所で、真鯛らしき反応が出た。戻って丁寧に探ると、やはり真鯛っぽい。
ゼスタ スローエモーション スリッピー アカキンゼブラグロー 200gを落としてみる。
今日はだいぶ潮が速いようだ。少しずれたなと思いつつも着底すると、ゴンゴンっと竿先が暴れた。
狙い通りと巻いてくるが、得意の三段引きが無い。
まずまずのサイズのウッカリカサゴ。
ひとまずお土産キープと沖へ向かう。
活性高いも
アンカーを落としてみるも、潮と同調してながれるようだ。アンカーを回収しながら200m下までジグを落とす。
着底して3シャクリ目ほどでアタリがあった。アワセを入れ巻いてくると、軽いタタキがある。
今日は活性が高いなと水面まで巻いてくると、ジグだけがあがってきた。バレてしまったようだ。
気を取り直して再度落とす。
ヒトシャクリ目でゴンゴンと叩くアタリ。聞きアワセをいれると、きっちり叩き返してくる。
今度こそとゆっくり巻くも、ジグしか上がってこなかった。アカムツだろうか。
もっとゆっくり巻かねばいけないのかもしれない。
巨大ナブラ発生
潮が異様に速い場所に来てしまったようで、ラインがだいぶ斜めになる。
回収してくるとシロムツがついていた。
血抜きをしていると
「ザーッ!ザーッ!」
波打ち際にいるような音がする。
徐々に音が大きくなってきたなと思った刹那
「ドドドドドドドドッ」
と、地鳴りのような音が響く。
や、響くという次元では無い。鳴り止まないのだ。
やばい、これは強烈な地震の音ではないのか。
海上で地震を体験したことはないが、こんなにもウーハーの前に立っているような感覚になるのは、巨大地震に違いない。
急いで岸に戻ろうとパドリングし始めると、潮目の向こうが、そこだけ風でも吹いてるのかというくらい波立っている。
何かがおかしい。
近づくとそれがナブラであることがわかった。ナブラといってもいつも見るような規模ではない。
潮目に沿って、数百メートルはあろうかという巨大さだ。
軽く見積もっても300m以上はあるだろう。
サバのような気もする。
マリア ポップクイーン F 160を投げてみるも反応はない。
終わらぬナブラ
1時間ほどナブラを追う。
どうやらベイトが小さいらしい。全くプラグに反応がない。
これは諦めて沖にでようと思っていたところ、知人が沖上がりすると戻ってきた。
聞くと、サビキか何かでナブラから引き出したようで、サバ、イナダ手前のワカシ、シイラがいるようだ。
ベイトはシラスじゃないかとのこと。
想像はしていたが、シラスとなると手も足も出ない。やはり沖へ戻ろう。
パドリングしていると、時折水柱が立つ場所を見つけた。なぜあそこだけ。
ためしにマリア ポップクイーン F 160を水柱が立つあたりに投げて、「ボゴッ」っと音を立てたあと放置すると、水柱が立ったあとにプラグが消えた。
あわせると、勢いよくラインが出ていく。ノッた。この引きはイナダクラスではないだろうか。
ドラグを締めて寄せてくる。やっとだよと思いながらタモに入れる。
一安心し、ロッドを置きタモをあげると、イナダがいない。それどころかプラグもない。
ガタッ!と大きな音がし、ロッドがカヤック上で暴れた。慌ててロッドを持つが、先程の慌ただしい感じもない。
よくみると、あろうことかネットが破れている。そこをプラグごと抜けたイナダが暴れてフックアウトしたらしい。
や、去年のスミヤキを釣った際に歯で切れたのは知っていたのだ。ただ、まさか手のひら大の大きさまで広がっているとは。
確認を怠ったのを後悔しつつ、再度キャストする。
表層を勢いよく飛沫させつつ、ドッグウォークさせると、海面が爆発した。
先程よりもデカイ。カヤックまで丁寧に寄せると50cmはあるイナダだ。これならキープしてもいいだろう。
タモに入れて、端でなんとかすくい上げようとしてみるも、やっぱり破れた穴から抜けてしまう。
バーブレスフックなので、テンションを抜かないようにギャフを用意して、海上に浮かんできたイナダの脳天を狙って打ち下ろす。
空振りしてしまった。その瞬間、ロッドを持つ手も下げてしまいフックアウト。
ペンペンに遊ばれる
水柱が立つこともなくなると、プラグにも反応が無くなった。
すると、ナブラの横で何かがうねうねと動いているのを見つける。
マリア ポップクイーン F 160を静かにドッグウォークさせると、下から40cmほどのシイラが空に向かって弾きあげた。
着水と同時にまたシイラが上に弾く。完全に遊ばれている。
ペンペンを釣ってもしょうがないなと思いながら、回収してくると、途中でペンペンがひったくって走り回ったあげくフックアウトしてしまった。
ナブラに翻弄されて疲れたのと、濁りが徐々に取れてきているようなので、今後に期待して納竿とした。