急に寒くなってきました。どうも何某です。
そろそろドライスーツの季節でしょうか。
イカ二貫
「ふぅ。やっとお昼だよ。なにこれ?」
テーブルの上に置かれているイカ二貫を眺めて固まる嫁。
『なんか流行ってるらしいんだよ。』
「何が?」
『イカ二貫。』
イカ二貫を見下ろす2人。
「あー。。。それ知らないのよ。よくわからないの。」
『2つで1貫派ってこと?江戸っ子のやつ?』
少し離れてイカ二貫を見下ろす2人。
『食べたら?』
「冷凍パスタにするよ。」
一か八かホームへ
ひさぶりに予報が良い。
夜明けが遅くなったので、ゆっくり寝れるのが良い。
5時半に起きて着替えて外に出る。
『おっ、寒みぃ。。。』
思わず声に出る。
気温は11℃。しかも予報を裏切り北風が結構強いときてる。
準備はしてあるので、あとはホームへ向かうだけだが、この風が判断を迷わせる。
がしかし、北風であれば波は抑えられる傾向があるので、穏やかであれと願いながら向かうことにした。
途中、やはりドライスーツに着替えようかと引き換えしたが、カヤックを引っ張ってるうちに身体が熱くなってきたため、結局やめてホームサーフへ再度向かった。
ホームへ付く頃にはすっかり夜も開け風もおさまり、穏やかな海が広がる。
手際よく沖へ出た。
初下しはトラブルだらけ
魚探が映らない。
誤魔化し誤魔化しやってきたが、ケーブルのコネクタ部分が腐食で接触不良になっている気がする。今日は諦めるか。
なんとなく購入した メジャークラフト ファーストジグ 120g グリーンゴールドを適当な場所に投入する。たしか去年の今頃はここで青物やらタチウオやら釣ったはずだ。
シャクリが軽い。これは良いジグだ。
ハイピッチで繰り返しやっても疲れないと、どんどん落としていると、クンッとアタリが。
反射的にアワセるが、スコンッと抜けてしまった。
再度底まで落とし、10mほど早巻き後にワンピッチを入れると、もの凄い勢いで触ってくる。
なんだこれは。全く乗らない。
触ってこなくなったので、回収しポイント移動しようとすると、何やらおかしいことに気づく。
『フックがついてないじゃないか。。。』
おかしいな。
フックが付属するジグだったので、そのままつけたはずだが。
スプリッドリングをちゃんと閉じないで落としてしまったのだろうか。
いずれにせよ、この状態で魚が釣れるわけがない。
ジグのテスターみたいな事をやってしまった。
待望の青物だが
自作のアシストフックをつけ、再度流し直す。
2回ほど底を取り直して底から10mほどをハイピッチで刻むと、フワッと魚が近づく感覚があった。
シャクリを2度ほどいれるも食ってこないので、大きくロッドを煽った後、竿先を海中に差し込みロングフォールを入れる。
海中で糸フケが出たのを確認し一気にロッドを引き上げアワセると、ドンッと満月にしなり止まった。
体感で2kg弱ほどに設定したドラグを鳴らす。いいサイズだ。
時折5mほど走るも、スピニングロッドなので力強くポンピングで寄せれる。
海面まで問題なくあがってきた姿はワラサ。
今年は夏から周りで青物が釣れていたので、なんとかジギングでと青物を狙って通ったが、毎回空振りだった。長かった。
会いたかったよとタモを差し入れるが、スルッとワラサはかわしてカヤックに体当たりしてきた。
再度走り始めたので、体制を立て直そうとタモを置き浮いてくるまでやり取りを繰り返す。
記憶では大型のヒラマサでも10分と体力が持たないと聞いた気がする。ワラサならもっと早く疲れるだろう。
ラインも引き出さなくなり、ゆっくりと回るだけになったので、ロッドを持ち上げ空気を吸わせると完全におとなしくなった。
すかさずタモに入れ引き上げ脳締め。
ガッツポーズをし、画像に残そうとするが何やらおかしい。
おや、ジグが無い。
全く見当たらない。
やられた。付属のスプリッドリングが弱すぎるのだ。
開いたときに気づいて交換していれば、フックもジグもロストしなかったのに。
タイラバでエソ祭り
青物の反応も無くなった。
最近周りでタイラバが流行っているので、ためしに持ってきた。
落としてみると、早速エソがついてきた。
手早くリリースし、再度落とす。底から2mほどでエソ。
トレーラのせいかなと、外して落とし様子を見ると、底から10mほどのところでグーッと竿先が入っていった。
ズルズルのドラグ設定なので空回りしているが、手を止めず巻き続けた。
ついばんでいるのか、グッグッグッっと引っ張っている感じがする。
乗った感じもせず、もどかしい時間が続くが、最終的にはフッと軽くなってしまった。
真鯛っぽかったなと、急いで再度落とし直す。
以前こういったパターンで落とし直して釣れたことがあったはずだ。
底から2mほどでコツンとアタリがあった。が続かない。
あげてみるとエソ。
またお前か。
ワラサを掲げる
風が強くなり波が浜と並行になってきたので、これ以上強くなる前にと納竿とした。
帰宅しカヤックを洗っていると、上半身だけ身だしなみを整えた嫁が玄関から出てきた。
「どうだい。釣れたかい。」
『打ち合わせでもあるのかい?』
「眉毛と髪くらいは整えるさ。」
クーラーから取り出した65cmのワラサを掲げる。
「おぉ。大きいじゃないか。やったね。」
『そうだろう。そうだろう。』
鼻の穴を広げて興奮気味な嫁は、「魚臭い。魚臭い。」と上機嫌な声で家に入っていった。
目標達成して嬉しいのは私だけではなかったようだ。
タックル
タイラバ
ジギング
- ロッド: アルファタックル クレイジージギングシャフト S63M
- リール: アブガルシア オーシャンフィールド 5000
- ライン: よつあみ エックスブレイド スーパージグマン X4 2号/30lb
- リーダ: クレハ シーガー船ハリス 7号