【注意】SUP、カヤックフィッシングする方へ

安全のためフラッグは必ず掲げるようにしましょう。(2m推奨)

定置網内へ入る、係留する、仕掛けを引っ掛けるなどが多くなっており、漁師さんとのトラブルが増加してるようです。

SUP、カヤックを排除しようとする動きもあるため、定置網へは近づかないようお願いします。

遠征したのにどんくらいも釣れなかった話。

最近すぐ眠くなってしまいます。どうも何某です。こんにちは。

トレーニングしないとと思ってるのですが、堕落した精神はなかなか戻りません。

今回はこれで臨む。

毎度おさわがせします

「ねぇ。これ、どんくらい入れるの?」

まかせろと、勢いよくスマホを掴み曲を流す。

「何が?」

スマホを挟んで見つめ合う妻と私。

キミはどんとくらい。

「ん?何が?」

『立花理佐だよ。』

そんなに首をかしげるか、というリアクションをとる妻。
その姿を見て、思わず私の口から言葉が出る。

『ハンさん。あんたまるで漫画だね。笑っちゃうよ。』

「今度はなんなの。」

『燃えよドラゴンのウィリアムスでしょうが。』

「誰よ。」

『ほら、アフロの。じゃ、ウィリアムスが警官殴ってパトカー奪い去るシーンの真似するから観てよ。これならわかるでしょ。』

何故か眉間に皺を寄せる妻。

『キミと、キミと、キミだ。ほら、ミスターハンが連れてきた女の子を選ぶシーンだよ。ほら。わかるでしょ?』

「情報量が多いのよ!やりたいこと全部やらないで!これを、どんくらい入れるのか知りたいだけなの!」

『え?どんくらい?』

再びスマホから流れる、立花理佐のキミはどんとくらい

「ムキーッ‼︎」

秘密兵器登場

昨夜は妻を怒らせてしまった。
まさか、リアルで「ムキー」なんて言う人がいるなんて。
やはり、クイズ年の差なんてのアダルトチーム、ヤングチームくらいの文化の差があるのが問題なのだろうか。
実は、今回の釣行、本来であれば一泊2日で三宅島遠征のはずだったのだが、あいにくの天候で日帰り御蔵島遠征に変わっていた。
三宅島に行けないストレスを妻で発散してしまったのかもしれない。モラハラ夫に認定、三行半待ったなしの危機。
そのプレッシャーを背負いながら、船は5時間以上の移動をする。何がなんでもカンパチを釣り、妻の口にねじ込むのだ。
船の速度が落ちポイント周辺についたので準備する。
ステラからラインを引き出し、シャウト ステイゼブラグロー 300gをつける。
このステラは前回ハイピッチの方達が調子が良かったのを見て、急遽用意したのだ。
がしかし、このコロナ禍でステラが全く手に入らない。
とある大手釣具屋では、8000HGは店頭に並べられるのは全国で2台しかないと言われてしまった。次いつ入るのかは不明だという。
色々回ったが、別のチェーン店や個人店だ全く在庫が無いみたいなので、店員の話は本当なのだろう。
そして、2台のうちの1台が目の前にある。それを奪い取るように購入した。探し回ってなんとか手にしたステラである。

全く底が取れない

「120〜80mに反応でてるよー。」

船長の言葉を無視して底まで落とす。
今回はカンパチ狙いなのだ。
がしかし、ラインは250m出てしまった。潮が速いのだろうか。底が取れない。おそらく、前回と同じポイントだろうから、深くても160mほどだと思うのだが。
止まらない。ヤバイ。フルライン出てしまう。
急いで回収する。
船中アタりなく二流し目。
400g

に変えた。
がしかし、またしても底が取れない。

『何グラムですかー?』

隣の方に声をかける。

「300gですねー。」

『底取れますか?』

「底ですか?船長ー。ここ水深いくつですかー?」

「400mだねー。」

底がどうとかの問題では無かった。400mなんてキンメとかの世界じゃないか。
前回と同じポイントだと思ったが、少し沖だったらしい。
海図を見てみると、確かに急に深くなっていた。
知ってたわ。底なんか取る気なんてサラサラないわよ。
そんな顔をしてジグを300gに戻した。

サッパリ釣れない

鳥山が出来るも反応はない。
船長が言うには、どうやらカツオが入ってきているらしい。
それがどういう影響があるのかはわからないが、船中何人かカツオを釣っただけで、ウンともスンとも言わない。
聞くと、あいやーじぐロング 260gをゆっくり上げてフォールさせるらしい。
300gしか持ってなかったが、急いで変えてみる。がしかし、これにも反応はない。
ベイトに持ち替え、スローピッチで指示棚を刻む。
だがこれにも反応はない。
打つ手なく空を見上げる。

突然のカンパチチャンス

景色はいい。

細かく移動を繰り返す。
どうやら、ベイトが薄く広がっているため、ここぞと言うポイントが無いらしい。

「反応あるからやりましょう。水深160m。底にも反応あるからカンパチも狙ってみて。」

急いでステラのベールを返す。
着底。底が取れた。
集中して、底を攻める。10kgオーバーのカンパチを釣るのだ。

「ダメだなー。移動します。」

船長のアナウンスが響く。また沖に戻ってしまった。

まさかの気絶

全く反応無い時間が続く。
指示棚をスローピッチでシャクるのも疲れてきた。
スプールをフリーにしてジグを落として一息ついた刹那。ガタンッと大きく船が揺れ膝から崩れ落ちた。
慌てて、右手で船縁にしがみつく。何事かと周りを見るが、皆平然としていた。
少し波が出てきたのだろうか。
再度、上までシャクり、スプールをフリーにして一息つく。
フワッと身体が浮いたあと、カクンと膝が曲がった。
危ない。ロッドを落としてしまう。
力強く両手を握り離さないようにする。
後ろに倒れ込んだ身体を支える。
何が起きてる。
周りを見回すがおかしなことはないようだ。
なんだこれは。
少し休憩しようと、ジグを回収して座り、お茶の蓋を開けた。
刹那。手元からペットボトルが消えた。
『えっ。』っと思いながら暗闇で手を開いたり閉じたりする。
何これ。何が起きている。真っ暗だ。
ヤバイ。突発で何か病気にでもなったのか。
『うわっ‼︎マジご勘弁‼︎』などと思いながら、身体を強く捻ると、急に周りが明るくなった。

『やべぇ。寝てた。』

意識せず出た言葉で、初めて自分の状況に気付かされる。
瞬きしたかしないかで、寝落ち、や、気絶していたのだ。
ダメだこれは。
沖上がりを待たずに、1人タックルを片付けて横になった。

上機嫌の妻に癒される

気がつけば港に着いていた。
爆睡という言葉がふさわしいほど寝ていたらしい。
道具を車に乗せ走り始めたらあっという間に夜。
家路へと急ぐ。
玄関を開けて急いでリビングへ向かうと、妻がニコニコしながら私を迎えてくれた。

「無事に帰って来てくれて良かったよー。」

私が船上で気絶していたのを知っていたのだろうか。
今日はやたら無事で嬉しいを繰り返す。
一歩間違えば、海に落ちる危険もあったのだ。そう考えると、妻に会えた喜びもいつも以上だ。

『ビールを失礼するよ。これ呑んだら道具片付けるので。』

「どうぞどうぞ。」と妻は笑顔でいる。
がしかし、ふと気がつくと、私を見下ろして仁王立ちしている妻。

『え?何?どうした?』

「寝るなら寝室で寝なさいよ!ビールも一口でやめてるし!もったいないから飲まないなら開けないで!」

『なんで俺は寝て。。。ま、まさか、盛ったのか?』

「何が?」

どうやら、ビールを一口呑んだあと、ソファに座り直した私はそのまま寝てしまったらしい。
ヤバイなぁ。体力凄い落ちてるじゃないか。
などと考えていると、光の中から「だから、寝室。。。でしょ。。。もぅ。。。知らない。。。」とリバーブがかかった声がする。
なんだか凄い怒られてる気もするが、フワフワと気持ちいいので、多分気のせいだろう。
そう、気のせいなのだ。

タックル

ジギング(ベイト)

#3

#4

ジギング(スピニング)

タイドグラフ

タイドグラフ。

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