【注意】SUP、カヤックフィッシングする方へ

安全のためフラッグは必ず掲げるようにしましょう。(2m推奨)

定置網内へ入る、係留する、仕掛けを引っ掛けるなどが多くなっており、漁師さんとのトラブルが増加してるようです。

SUP、カヤックを排除しようとする動きもあるため、定置網へは近づかないようお願いします。

メンテを怠るとSUPは沈む話。

やりたい釣りが多すぎて。どうも何某です。こんにちは。

お金を貯めても、『年数回の使用のために、高い金出して道具買うのか。』と考えると、購入を躊躇してしまいます。

ひさぶりSUP。

カワハギに誘われる

「明日は何釣るんだい。」

最近、嫁は釣りに協力的だ。コジレイに会ったからかもしれない。
ホームの常連の方々にカワハギ釣りに誘われていたので、それを伝えると、急に鼻を膨らませ、「いいねぇ。カワハギ。唐揚げが美味しいらしいよ。」と気分が高まったようだった。
現地集合とのことなので、嫁に『早めに今日は寝るけど良いかい。』と聞いたところ、

「釣りバカ対決見るから気にしないでよ。それよりもカワハギの回見て予習したほうがいんじゃないのかい。」

とのこと。
よく出来た嫁だ。調教成功だなと思っていると、リビングからタブレットを持ってくるやいなや、カワハギではない不破万作の回を再生しはじめた。
これは、ボケているのか、はたまた調教が失敗しているのか。

こっちも混雑

2月だというのにホームサーフは混雑しているので、今日行くポイントにも、念の為早めに着くように出る。
駐車場の空きが数台しかない。ここはカヤックの方が多いようだ。
知り合いの方々に挨拶し準備をはじめる。
がしかし、ここで痛恨のミスが発覚する。空気入れを忘れたのだ。
そう、今日はひさぶりのSUPでの出艇になる。
あまりにひさぶりすぎて、空気入れの存在を忘れていた。
頭を下げて空気入れを借りることに。すると、皆さん手動のポンプでやっている様子。
そういえばホームでも電動ポンプを使用している人をほとんど見なくなった。
1人だけ使っているいる人がいるが、だいぶ場所を移動し、さらには何重にもケースに入れて使っていた。
なるほど、騒音対策か。
聞けば、低騒音のブロワーである程度まで膨らませたあと、空気入れで膨らませるという手法もあるらしい。
さらには最近の空気入れは進化しているらしく、楽に倍の容量を送り込めるのだとか。
これは楽だ。騒音問題のある電動をやめて、手動にすんなり移行した理由もわかる。

釣り始めは好調

一斉に沖に出て釣りを開始する。
アンカーが必要かと思ったが、風もなく潮も流れてないのでそのまま仕掛けを落とす。
狙いはもちろんカワハギだ。
周りからは、私がSUPに乗っているのを見たことない方が多数なため、なんだか気持ち悪いと不評だ。
なんならSUPを持っていることすら知らない方もいた。
談笑しながら空アワセを入れると、コンコンコンと力強い引き。

『一投目から来ましたよ!』

と自慢しつつ巻いてくる。

かわはぎ 1。

小さいが肝はパンパンだ。
『先日カワハギの神経締めしてましたよね?』と、神経締めのやり方を聞いてみる。
近くに集まって釣りをしているので、質問も気軽にできるのが嬉しい。
子供の頃にやっていたヘラブナ釣りを思い出す。

「鼻から入れると簡単ですよ。」

普段使っているワイヤーはワッペンサイズのカワハギでも、いけるのだろうか。
試しに通してみると、ビクビクッと絶頂を迎えた後、体が真っ白になった。成功したらしい。
気分を良くし、再度仕掛けを投入するも、どうやら流されている。潮が動いたのか。
アンカーを投入し、他の方達とSUPを連結。
コマセの投入頻度を増やし魚を寄せる。
空アワセを入れるとコッコッコッと小さな引き。キタマクラがスレがかりでついている。
手返しよく再投入し、誘いをかねた空アワセをいれると、金属的な手応えが伝わってくる。

かわはぎ 2。

今日は好調だ。このままいけば、つ抜け間違い無しだろう。

今日一番の引き

キタマクラのスレがかりに悩みつつ仕掛けを落とし続ける。
パターンを掴むために、いろいろ試すが、今日は食わせの時間を作るのがいいような気がする。とはいえ、アタリが出るのはキタマクラのようなので、アタリが出る前に空アワセをいれる。
アサリをコマセの中に漂うイメージで置く。
少し間をとって空アワセを入れると、先調子の竿が大きく曲がった。
思わず声をあげると、気づいた周りからも歓声があがる。
慎重にやり取りしながら海面まであげると、余裕で尺はある大きなカワハギがあがってきた。
歓喜の声をあげながら、仕掛けごとSUPに滑り込ませる。

「凄い大きいですね!」

この声に応えながらカワハギを見ると、どうにも見当たらない。
SUPの上にあげる直前にバレたようだ。
肩を落としながらアサリをつける。がしかし、1本だけ上手くつけれないハリがある。
なんだろうとよく見ると、あろうことか、ハリが途中で折れている。
先程の巨大カワハギにどうやら折られてしまったらしい。
しまった。今日は前回の仕掛けをそのまま使ったのだ。
他のハリにはカワハギ、キタマクラがかかったので、ハリ交換していたのだが、このハリは前回のままだ。やもすると、ハリが錆びていたのかもしれない。
最近はハリ交換をこまめにするようにしていたのに、なぜここだけ替えてないのか。
先程よりも、さらに肩を落とす。

アンカーロスト

風向きが変わりSUPが反対に流され、だいぶポイントが移動してしまった。
キタマクラばかりになってしまったので、移動しようという話になる。
アンカーを回収していると、フッと手応えが無くなる。
回収してみると、ロープが途中で切れている。状況を把握しようと確認すると、どうやら風向きが変わった際に、何かにずっと擦れていたらしく、その部分から切れてしまったらしい。

「釣りという行為が、海を汚しているという自覚はあるのか。」

厳しい嫁の言葉が思い出される。
もし、アンカーロストのこのことを知ったら、肛門に根本まで突っ込まれたヘアアイロンを、じっくり低温から温められてしまうかもしれない。最終的には内側から焼き切られるであろう。
さきほどよりも、肩どころか頭まで落としながら、ポイントを移動した。

トラブルは終わらず

他の方のアンカリングに便乗して釣りを続けるも、キタマクラの猛攻が続く。
ポツポツと周りではカワハギがあがっているようだが。
ひさぶりのSUPは、なかなか気持ちがいいものだ。カヤックよりもポジションの自由度が高い。
座り心地もウォーターベッドのように、優しく尻を包んでくれる。
まぁ、この尻も数時間後には、ピンヒールのヒール部分を根本まで突っ込まれ、アロンアルファで隙間なく接着されてしまうのだろうが。はたまた、アイロンで全てのシワを丁寧に伸ばされるか。嫁のお仕置きが怖い。
さておき。
このSUP。空気が漏れる速度が早すぎではないだろうか。
ピンホールが空いているのは知っている。昼までくらいであれば、さして問題ではない。
こんなに座り心地がいいはずがない。
端を握ってみる。
握りつぶせてしまった。
やべー勢いで漏れている。
よく見ると、浮力が落ちたせいで、水を被ったバルブの部分から泡が立ち上っている。バルブからの漏れが酷いらしい。
これは後、数十分で真ん中から折れてしまうのではないだろうか。
慌てて周りに声をかけ納竿。陸までパドリングする。
数分で着岸。近場だったからいいものの、これが中深海だったならば。恐ろしい。

嫁、SUPをねだる

帰宅後、SUPのエア漏れの件と、さりげにアンカーの件を話す。
すると嫁がSUPを買おうと言い出した。

「今年はSUP練習しようと思ってるのですよ。」

あぁ、そうなの。と、ネットでSUPを調べると、今は数万円も出せばSUPが買えるらしい。人が増えるわけだ。
よく見かけるボードメーカーでも5万円ほどで一式らしいので、遊び用に今のSUPを修理後にまわして、新しいSUPを釣り用に買い足すのもいいかもしれない。
今日はご機嫌らしく、アンカーの件もさほど怒られはしなかった。
とはいえ、

「謝るのは私じゃなくて海だから。」

という厳しい言葉をいただく。返す言葉もない。
カワハギを下処理し、二人で海に頭を下げに家を出た。

タイドグラフ

タイドグラフ。

【注意】SUP、カヤックフィッシングする方へ

安全のためフラッグは必ず掲げるようにしましょう。(2m推奨)

定置網内へ入る、係留する、仕掛けを引っ掛けるなどが多くなっており、漁師さんとのトラブルが増加してるようです。

SUP、カヤックを排除しようとする動きもあるため、定置網へは近づかないようお願いします。

なんだかいろいろと考えた話。

思うところあって有給とって釣りに行きたい気分。どうも何某です。こんにちは。

あ、そうそう。このハンドルネームなんですが、オフでも使うつもりが無かったので適当につけました。もともと、10年くらいプログラムのメモやら、不平不満を書きなぐるだけのものでしたので、この名前背負って人に会うとか考えたこともありませんでした。
PVも増えてきたせいか、最近釣り場でハンドルネームで声をかけられることが多く、呼ばれ慣れてないため、呼ばれたのを気づかないことがよくあります。無視しているわけではありませんので、ポイしないでください。
20年以上ほど前の某オフ会で、『はじめまして。断尿自殺です。』と挨拶したときは、本当の死因にしたいくらい、そのハンドルネームにしたことを後悔しましたが、今回もなかなか恥ずかしいので、これ以上広がる前に改名するかもしれません。

すごい人の多さ。

最終回は万作

「最終回は杉浦太陽と不破万作だね。」

晩酌をしながら嫁は不機嫌につぶやく。
どうやら、釣りバカ対決という釣り番組を観ながら児島玲子の最後の出演時のゲストを予想しているらしい。

「パイロット版のゲストが、この二人だからね。間違い無いですよ。不破万作よ。」

先日、釣りフェスティバルに行った際に、憧れのコジレイに会うことが出来たのがよほど嬉しかったのか、これまで以上に番組をコジレイ中心に観ているらしい。
がしかし、コジレイ愛が強すぎるため歪んでしまい、2本目の缶ビールを空けてから不破万作の話ばかりになっている。
「不破万作の凄いところはー」などと。
一体誰をリスペクトしているのか。そもそも嫁は不破万作を、この番組と深夜食堂以外で見たことがあるのだろうか。

『明日早いからもう寝ますけど。多分人凄い来ると思うんだよね。』

「まぁまぁ、いいじゃなか。一緒に不破万作の回でも観ようよ。」

何言ってんだこいつは。
無視して就寝準備をしながら、遠目で眺めていると、タブレットでHuluを立ち上げ、不破万作のゲスト回を探し始めた。

「おっ、万作。」

見つけたらしい。

「この万作は違う万作。」

違うらしい。
一体どの不破万作が正解なのか。謎のまま私は寝室へと向かった。

大盛況

早朝6時前にホームサーフへ到着するも、駐車スペースがあまり無いらしい。
カヤックを降ろしたあと、隙間にねじ込み駐車する。
この時期にこれほど人がいるのは珍しい。
SUPの方たちにもドライスーツの存在が知れ渡ったからだろうか。
この調子だと、暖かくなってくる頃にはトラブルが増えそうだ。
ちなみに、先日某カヤックショップを訪ねた際、「あのマナーの悪い場所ね。」と、当たり前に言われるくらい現在でも評判が悪いらしい。
この辺は、マリンスポーツが盛んでは無いため、ローカルルールも特に無い。
この人の多さでは、そろそろ自治的なことも必要になってくるのだろうか。
そういえば、年々サイズダウンしてるね、というようなことを、先日常連の方たちと話した。
そろそろ、サイズ制限を含めたバッグリミットを決める必要があるのかもしれない。
とはいえ、個人では行政やショップほどの発言力も無いので、言ったところで「誰だお前は。」と、うるさいオジサンが来たなと、なってしまうのだろう。
受け入れられたとしても、現地でエア抜きの仕方をどうやって教えるのかというのもある。
結局、ローカルルールなんて決められないし、仮に作ったとしても週末しかいない我々では維持出来ないよなぁ。という結論になってしまい、なんだかモヤモヤしているのだった。

アマダイ狙うも

水深100mあたりからはじめる。
オキアミをつけてアマダイを狙う。
餌がすぐなくなる。何が食っているのだろうか。試しに落としてすぐあげてみると、下のオキアミだけかじられている。
やはり何かが食べてるようだなとは思うものの、アタリがわからない。スロージギング用のロッドだからだろうか。
100m落としてすぐ巻き上げるのを、手巻きで繰り返すのは少しダルい。
ジグに変えようかなと用意していると、糸フケが出ているのに気づく。着底するには少しだけ早い。
巻いてみるとどうやらサバのようだ。

ごま。

ゴマサバ。
少し前まで脂の乗ったマサバが入ってきていたのだが、ゴマサバになってしまったらしい。
とはいえ、これも美味しそうなので、丁寧に神経締めしてクーラーに入れた。

青物狙いも

ジグに付け替え底から中層までを丁寧に探る。
がしかし、反応は無い。
沖に出る潮に乗っているので、徐々に水深が深くなる。
150gから開始したジグだったが、200m付近になったので290gのクランキーに変えようとしていた刹那、中層を何かの群れが横切る。
慌ててジグを投入するも反応は無くなっていた。
しょうがなしに、中層を探る。すると、底付近にまたしても群れが。
慌てて落とすが間に合わず。そしてこれが繰り返される。
魚がいる層にジグは無し。
群れの後ろや下に、大きな反応があったので、おそらくサバか何かにブリあたりがついているのだろう。
反応がでなくても魚はいるので、諦めて底から丁寧に探ってはみるものの、何も釣れることはなかった。

疲れたのでアマダイへ

カヤックでのジギングは上半身しか使えないので疲れる。
青物は諦めてアマダイ狙いに戻ることにした。
朝と同じ場所を丁寧に探る。餌取りがいなくなったのか、オキアミが取られることは無くなったようだ。
着底直後に誘いをいれると、抵抗の大きいジグをフォールしたかのような感じで落ちていく。何やら違和感がある。
試しに回収してみる。

がんぞう。

ガンゾウヒラメがついていた。これが抵抗になって違和感を感じたのだろう。
写真だけ撮ってリリース。
再度仕掛けを落とす。
底を丁寧に探っていると、ゴツンというアタリのあとに、強烈にタタキが入った。
これは本命じゃないのかと、丁寧に巻いてくるが20mほどでバラシ。
残念だが、時合の可能性があるため、急いで仕掛けを落としなおす。
着底すぐにアタリ。
今度こそと丁寧に回収するも、最初の引きは無くなり、重いだけとなった。

うっかり。

ウッカリカサゴ。
リリースするかどうかに悩む。このサイズはどうだったか。
しかし、ゴマサバ一匹では寂しいので、美味しく食べるのを誓いキープすることにした。

嫁、リリース問題に切り込む

帰宅し、寝ている嫁にリリースサイズの話をする。
大の字でうつ伏せに寝ていた嫁は、顔だけをこちらに向けると、「それは難しい問題だね。」と真顔で言う。
嫁が言うに、真鯛のように何センチ以下はリリースというのは決まっていても、全魚種が定められているわけではないらしいじゃないか。
というか、リリースしなければいけないサイズがあるなんて、あなたに言われるまで知らなかった。なんとなく、釣りをしている人で、知ってる人のほうが少ないのではないのかという気すらする。
小さいサイズのリリースはわかるが、なかなか育たないから大きいサイズもリリースしようなんて話の場合、そのサイズを釣ったら持って帰って家族に見せたくなるのではないか。
真鯛の大きいのなんて美味しくないってよく言うけど、それが釣れたら私に見せようと思って持って帰ってくるんじゃないのかい。
とのこと。
だよなぁ。見せたくなるよなぁ。
普段、家族に煙たがられてる父親が、唯一肯定される可能性があるものなぁ。
というようなところを言ったところ、

「大きいのは写真だけ撮って、持って帰ってこないでよね。冷凍庫パンパンだからね。次、バラムツ釣ったら出禁よ、出禁。」

と言い放ち、再び寝る体勢を取り始めた。
私が肯定されるのはいつの日になるのだろうか。

タイドグラフ

タイドグラフ。

【注意】SUP、カヤックフィッシングする方へ

安全のためフラッグは必ず掲げるようにしましょう。(2m推奨)

定置網内へ入る、係留する、仕掛けを引っ掛けるなどが多くなっており、漁師さんとのトラブルが増加してるようです。

SUP、カヤックを排除しようとする動きもあるため、定置網へは近づかないようお願いします。

あの金目と比べてしまうと、ねぇの話。

同じ趣味でも、なにげにすれ違うのだなあ。どうも何某です。こんにちは。

釣りと言えば同じですが、実際はいろんな違いがあり、オフショアでも今や、船だけでなく、カヤックやSUPが当たり前にあって、同じ釣り方の話してるはずだったのに、最後まで話噛み合ってなかったな。みたいなことが多いです。
釣具屋でも、船とカヤックからでは、道具の扱い方がだいぶ変わるので、欲しい物を伝えるのに苦労しています。

朝。

魚は飽きるらしい

「毎日毎日、魚ばかりだと飽きるねえ。」

最近料理してる嫁を見たことがないが、文句だけは言う嫁。
ならばと、先日釣って冷凍してあった、新島キンメのアラでスープを作りラーメンにした。
野菜室でシナシナになっていた、万能ねぎを刻みかける。

「やるじゃないか。キンメの出汁が凄い。」

褒めていただいた。
余計に取った出汁に、いろいろ継ぎ足してるのを見ている嫁。

「まさか、あの煮こごりかい。やるじゃないか。」

再度、褒めていただいた。
お世話になっている近所の居酒屋に、先日の新島キンメを少しあげたところ、身も美味いが、煮こごりにワサビを擦って乗せて食べると、ご飯何杯でもいける、と聞いていたのだ。
あまりの美味しさに、1人1食でティースプーンすりきりまで、というルールが出来るくらいらしい。
「出来上がりが楽しみだね。」と、冷蔵庫を開ける嫁。
缶ビールを眺めながら身をよじる。煮こごりの出来上がりを待つかどうかの葛藤をしているようだ。
お茶を取り、震える手で冷蔵庫を閉める。
やっぱり魚は美味いだろう。ということで、明日はアマダイを釣ろうか、などと話をしながら冷凍庫のオキアミを出す。

『去年使ったオキアミだけど、不凍だからまだ使えるんだよ。ほら。』

と、自慢気に箱を開け、2人で覗き込むと、桜えびらしき物体がコロコロと何匹か転がっていた。

「おお、アジ釣ったときに使ったやつだ。」

嫁は、アミエビと勘違いしているらしい。
や、無理はない。
3Lサイズのオキアミは、長い冷凍庫生活で、すっかり干からびてしまい、小さくなってしまっていたのだ。
酒を飲む前でよかった。釣具屋にオキアミを仕入れに向かった。

好調と噂のアマダイを狙う

ホームサーフでサクッと離岸しアマダイの水深へ移動する。
魚探と仕掛けをセットし、オキアミをつける。
ひと流し目。全く餌は取られない。
もう一度同じ場所を流す。
落とした直後に根がかりをした。
なぜこんなところで根がかりが。見回すと、周りでアマダイを狙っているSUPの方々も、次々続々と根がかりしているようだ。
おかしい。よく見ると、数百mほど向こうにブイが浮かんでいる。どうやら、いつの間にか漁師が網を落としたようだが距離がありすぎるので違うだろう。
魚探のクリアビューで確認すると、何やら網のようなゴミのようなものが漂っている。やらかしてしまった。
仕掛けが無くなってしまったので、仕方無しに中深場へ向かう。

強烈な引き

聞いた話では、今年は水温が高いせいなのか、ブリなどが湾内に入ってきてないらしい。
そのかわりに、サンマを追ってキハダが入ってきているのだとか。この時期、相模灘では見たことあるが、湾内で見たことがないと騒いでいた。
年始からキハダキャスティング船が稼働しているのだという。
などと、深場でジギングしているSUPの方と話ながらジグを落とす。
SUPの方はマグロに高まり、中層を電動リールでジギングしはじめた。
私はXesta スローエモーション スリッピー アカキンゼブラグロー200gを落とす。
スリッピーは最近お気に入りだ。引きも軽く、釣れる。
水深230m。ロングフォールで誘うも反応は無い。
速めの1/6ピッチで飛ばし気味に誘うと、底から2mほどでゴゴゴッと竿先が暴れる。
アワせてみると、異様にタタくうえ、結構な引き。
最近コアラが釣れているらしいので、これもアラではないかと期待する。この引きは相当大きそうだ。
残り数十mとなってもまだタタク。これはアカムツか。
上がってきてタモに入った魚体を見て驚いた。

きんめ。

手のひらサイズの小さいキンメである。
前回も思ったが、小さいのにキンメは引きが強すぎだろう。
写真だけ撮ってリリースする。サイズもそうだが、最高級ブランド金目鯛の味を知ってしまうと、他のキンメを食べる気がしない。良いのか悪いのかだが。
しばらくタモの中で漂わせていると、復活し元気よく深場へ向かっていった。

群れを狙ってみる

ちょっと潮が緩くなったか。シャクるとカヤックが流されない。
これはまいったなと、ジグをXesta スローエモーション フレア ブルピンシャンパンゴールド150gに交換し、中層を狙ってみることにした。
とはいえ、流れない潮。
水深200mの100mあたりを適当にシャクる。
やる気が無い中、ちょうど100m付近に強い反応が出た。身体を起こし、いろいろな誘いを試みる。
さぁ食えとやるが、だんだんと反応が小さくなっていく。
すると今度は180m付近に、より大きな反応が。
見切りをつけ、下の群れを狙う。
20mほど誘うも空振り。落とし直し、早巻きとワンピッチを織り交ぜると、ドスンと竿先が入る。気持ちがいい。
よしよしと、やり取りをしながら巻き上げる。
ところが、どうにも引きがおかしい。ははーん。さては、サバだなと早巻きであげる。

マサバ。

予想通りサバ。
背ビレを数えるとマサバのようだが、脳締めしたところ、徐々にゴマサバのような模様になった。
もはや素人には判断が出来ない。

完全に潮が止まり爆音が響く

「ダダーン。ダッダーン。」

爆音が西の空から響く。晴れてはいるが、雷のようだ。
いち早く危機と認識できるようになった。急いで浜に戻る。
途中、顔見知りのSUPの方と話す。

「これ雷じゃないよ。富士の演習だよ。」

なんだと。
むやみやたらに近づきゃ感電死。変化の要素的効果。伝家の宝刀。常に豪華。
口からでまかせではないのか。
がしかし、確かによくよく聞くと、雷とは少し違う気もする。
もう、ジグも魚探も片づけてしまった。
潮も全く動いてないので納竿とした。

俺の言い分

「アマダイ釣ってないじゃないか。またサバなんか釣って。冷蔵庫パンパンよ。」

『まぁ、落ち着いてちょっと聴いてくれよ。』

イラついた顔で睨んでくる嫁。

『マジな奴等がたちまち発芽。味があんだよ植物のはずが。』

「何それ。意味わかんないんだけど。」

『まぁ、なんというか雷だからね。早上がりしたんだよね。通すのが筋ってやつだから勘弁してよ。ハラキリヤバシ俺がマサシっても言うじゃないか。』

「マサシって誰。」という質問を無視しながら、缶ビールを渡し、『とりあえず多摩川でゲイラカイトでも飛ばそうぜ。』と誘う。

「飲み口が生臭えんだよ!」

なんて機嫌が悪いんだ。
「肉喰いてえ!」と、レジーベネットよろしく、ゆっくりと迫ってくる嫁。
先日貰ったイノシシの肉を食べよう、と提案するも、「イノシシは気分じゃない。」と一蹴。なんてワガママなんだ。
タイミング良く鳴るインターホン。実家から届く豚ロース。手紙には、「年末に間に合わなかった分を送ります。仲良く食べてくださいね。」と書き殴られてあった。
素晴らしい。
嫁を見るとポクポク顔。
ひさぶりに両親に感謝の電話をし、仲良し夫婦を今年も演じる宣言をしたのであった。

タイドグラフ

タイドグラフ。

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