【注意】SUP、カヤックフィッシングする方へ

安全のためフラッグは必ず掲げるようにしましょう。(2m推奨)

定置網内へ入る、係留する、仕掛けを引っ掛けるなどが多くなっており、漁師さんとのトラブルが増加してるようです。

SUP、カヤックを排除しようとする動きもあるため、定置網へは近づかないようお願いします。

ホームサーフの沈でヤバかった話。

オシアジガーのオーバーホールを頼んできました。どうも何某です。

おじさん店員2人が、いい歳して仲悪かったのが面白かったです。

中日。

強風で釣りできず

有休をとって行った磯でボウズを食らってしまい落ち込んだ。
なんとかホームサーフで釣り上げたい。
連休初日の風予報は最悪。磯釣りの疲れもあり身体を休めることに。実際は散歩がてら海に行くとそれほど風は強くなかったが、予報が悪いせいもあり沖には船しかいなかった。
予報に裏切られたこともあり、2日目は思い切って行ってみることに。案の定予報の逆で風は無い。
しかし、1時間もすると強風に変わり、SUPの方々も含め皆切り上げてきた。連休なのに魚を釣っていないという焦りが出る。

連休最終日はベタ凪

最終日。

岸際の波がちょっと高いが最終日は釣りになりそうだ。最近離着岸のコツを覚えたから問題ない。この時はそう思っていた。
駐車場が埋まりそうだったため、電車で来る友人には直接海に来てもらうことにして、浜辺で準備する。
友人が到着したので、タイミングをはかり出艇。がしかし、早く釣りをしたいとの焦りからか、乗る位置が中心線をズレてしまいバランスを崩してしまった。
波にカヤックが押し戻される。危なく沈するところだが、なんとか降りることができ向きを整えることができた。間一髪だ。
気を取り直して再度出艇。今度は問題ない。
せっかくなので中深海で釣りたいと1km以上沖の水深200mを目指す。
風もうねりもなくベタ凪。ジグがまっすぐ落ちていく。
おかしいな。潮止まりでも無いのに。カヤックが全く流されない。
なんだか嫌な予感がする。

中深海は不発アマダイにすべてをかける

1時間ほど粘ると全く動かなかった潮が少しだけ動いてきた。やっと釣りになるかと、仕切り直しで一旦ジグを付け替える。
再度中深海へと落とすと、途中でジグがひったくられた。サバかと思うが微妙な引き。あがってきたのはフグ。
多少イラつきながら針を外し再度落とす。30mあたりでジグが落ちなくなった。
まさかと思い上げるとフグ。この後フグの猛攻が続き、全くジグが落とせなくなった。
しょうがないのでポイントを変えるが、ここでもフグ。
かなり苛ついた状態で、一旦水深70m付近へ戻ることにした。
予定より少し早いがアマダイをやることに。オキアミをつけて丁寧に底を探ると待望の魚信。
あげるとトラギス。なにげに初めて釣る。外道ではあるが美味しいらしいのでクーラーボックスに入れる。

トラギス。

その後立て続けにトラギスが釣れるも、適当に扱ってしまったため、すべてクーラーボックスに入れる際に滑って落ちてしまった。外道なのでまぁいいかとしているが、後が続かない。
これはいよいよトラギスだけではないのかと思ったその時、底から1mほどでアタリが。なかなかいい引きをする。
やっと念願のアマダイがとあげてみると、大きなアジ。まさかアジが釣れるとは。
とはいえ、お土産か確保できたので、不本意ながらも良しとする。

アジ。

豪快に沈

SUPの友人を探すも見つからない。青いジャケットを着ているので、海上で少し離れると見つけづらいのだ。
もしかしてもう陸にあがったのだろうか。
さりげに沖を見ると大きなうねりが迫ってくる。いつの間にか波も高くなったようだ。少しまずいかなと思いながら帰り支度をする。
いつもなら、波が高く沈しそうだなという時はドライバッグにリールも入れるのだが、最近安全に着岸出来ているので、まぁいいかとロッドホルダーに竿を刺したまま、魚探だけ仕舞う。
カヤック1艇とSUPが数人いたのだが、皆陸にあがっていたようだ。
サーフを見るとだいぶ波が高くなっているのがわかる。干潮なのが影響しているのだろう。
比較的波が穏やかな、いつもの着岸ポイントを見ると子どもたちが水遊びしていた。
これはまずい。沈した場合に、波に運ばれたカヤックが子どもたちを襲ってしまう可能性がある。
流石に退けと声を荒げるわけにはいかないので、他のポイントを探す。
浜の傾斜が穏やかなところと、急なところがあり、若干急なところのほうが波は小さいようだ。
沖で小さい波が来るのを待つが、なかなか来ない。すべてがセットのような波。
このまましばらく待つしかないのだろうか。
浜を見ると友人はすでにあがっているようだった。
釣れなかった苛立ち、波が小さくならない苛立ちから思い切って着岸することにした。完全に冷静な判断を欠いていた。
波が小さい急な角度の浜に向かって漕ぐ。砕けた波をかき分けるように進むと、バウが崖のような角度の浜に突き刺さった。
よし今だと降りようとすると、真下からの波がカヤックを持ち上げる。
やばい、カヤックごと放り投げられる。そう思った私は、勢いよく飛び降り砂浜にうつ伏せになった。
頭の上をカヤックが通り過ぎるのを見届け起き上がり、カヤックを浜に引っ張り上げる。無我夢中だ。
気がつくと、誰かが手伝ってくれていた。クーラーボックス、フットブレイスを回収してくれている。
タモは浮かんで沖に流されてしまっていたので、諦めますと声をかける。
手伝ってくれたのはカヤック乗りの方だった。
結果的には、急な角度のところに着岸は間違いだったわけだ。緩やかなところのほうが浜に滑り込める分、横になるかもしれないが、まだ可能性があった気がする。

死ななくてよかった

聞くと、助けてくれた方もどうやら沈したらしく、私が着岸準備に入ってるのを見かけてヤバイ、間に合えと走って来たそうだ。

「間に合わなくて申し訳ない。」

と頭を下げられてしまい、こちらこそ本当に助かりましたと頭を下げた。
彼はリールを紛失してしまったらしく、かなりショックを受けていた。そんな中助けていただいて、本当に感謝しかない。

「何か紛失したり壊れたものは無いですか?」
『帽子とタモくらいですかね。タモは2,000円くらいなのでなんとか大丈夫です。』
「リールのオーバーホールしますよね?自分でですか?」
『アブのほうは構造簡単なので自分でしますが、オシアは無。。。理か。。。もって、あれ?』

オシアジガーのついてるメタルウィッチを見ると、何かがおかしい。さっき穂先が折れてなくて良かったと話あったばかりなのに。
なんだろう。何がおかしいのか。

折れた。

なんとグリップエンドが折れているのである。
リールのオーバーホール料金だけでも痛いのに、まさか買ったばかりのロッドが折れるとは。

「まぁ、そこならなんとか釣り出来るので、最悪良かったですね。。。」
『そうっすね。。。』

その後10分もすると、セット以外は比較的穏やかな波にになっていた。もうちょっとだけ着岸が遅れていたらと思うと辛くなってくる。
釣れない連休の最終日にこれかと泣きそうになりながら帰宅した。

タイドグラフ

タイドグラフ。

【注意】SUP、カヤックフィッシングする方へ

安全のためフラッグは必ず掲げるようにしましょう。(2m推奨)

定置網内へ入る、係留する、仕掛けを引っ掛けるなどが多くなっており、漁師さんとのトラブルが増加してるようです。

SUP、カヤックを排除しようとする動きもあるため、定置網へは近づかないようお願いします。

伊豆の磯で撃沈した話。

連休の釣りは最悪でした。どうも何某です。

回避しようと思えば出来ただけにツライ。

伊豆の地磯。

有給取得で臨む

伊豆の地磯でメジナを狙いたいという千葉の友人からの誘い。
休日だと場所取りが大変なので有給を取ろうと。なんなら前夜祭で飲めるよう午後休も取って、前日から
万全の態勢で臨む。
自宅で自慢の焼酎を振る舞い、暗くなる前に酔い潰れた友人を寝袋に詰め蹴り転がしておく。
以前近所の方が餓えでなんちゃらあった際に、こんな袋に詰められてトラックで物と同じような扱いで運ばれていたな、などと思い出し胸が痛くなった。
友人も来世では強く生きてほしいと思う。

夜明け前に伊豆へ

はじめての場所なので、地磯のガイドブックを頼りに向かう。
迷いながらも到着。ガイドブックには「路駐になるので住人の迷惑にならないように」と書いてある。
しかしどうにも駐車スペースと案内してある道は車1台分の幅しかない。住人以外が車で通ることすら迷惑になりそうで場所を変えることにした。
駐車場が確保できる場所ということで、城ヶ崎を目指す。
若干明るくなってきた城ヶ崎を見て歩くと、既に釣り人だらけであった。崖のようなところを登ってロープで降りたりをする場所だが、暗いうちから釣り座を確保しているようだ。
しかしゴミが酷い。汚れなどから今釣座に入っている方々ではないようだが。
捨てる人達は昭和の感覚で生きてるのだろうか。今日日この日本でゴミを平気で捨てるなど頭がおかしい。不思議でならない。
釣り座を確保出来なさそうだったので、結局最初の場所に戻ることにした。

釣り座確保と憂鬱

地磯の入り口から数百メートル離れた駐車場に車を停め背負子を背負って歩く。釣り座まで数分のはずが15分ほどかかった。
途中「ゴミを捨てるな」の看板がいくつもあり、住人が釣り人を嫌っている事を伺わせる。またゴミが来たかと思われるのも嫌なので、地元の方々とすれ違う際には、笑顔で挨拶するようにした。
磯に着き見回すと、あれだけ看板があったのにゴミだらけであった。磯に釣りに来るのは頭おかしい奴しかいないのかと思わせるほどの汚さ。どういうつもりなのだろうか。本気で呆れる。
背負子を降ろしゴミ拾いから始めた。毎回磯に来るとゴミ拾いからだ。封鎖される釣り場が増えてくるのもわかる。
大量に捨てられてるラインが異様に太い。ファミリーフィッシング向けの一式セットについていたものだろう。
カップラーメンの容器、コンビニおにぎりの袋、女性者のパンツ。なぜ下着が。海は人を開放的にさせるが捨てるのはいけない。分別よろしく別の袋に丁寧に仕分けした。

一番低い釣座は波で釣りできず

釣座が波かぶり。

風は収まったもののうねりが酷い。数分に一回は低い釣座は大波を被っている。命の危険を感じる。
2番目に低い釣座は波の裏側になっているが、渡るには低い釣座を通らなければならない。命のやり取りになる。
諦めて10mほどの高さから釣りをすることにした。タモは届かないので抜き上げになるのが痛いがしょうがない。釣れてから考えよう。
雰囲気はかなりのもので、気持ち良いサラシが出ている。ヒラスズキを狙ったほうが楽しめるかもしれないくらいだ。
友人はすでに準備を終えて釣り開始。足元のサラシから狙っていくようだ。
私は沖に伸びているサラシを狙うつもりでコマセを仕込む。

一投目から強烈なゲスト

コマセを投じてみると、いい感じに遠投出来ている。気持ちの高ぶりを抑えつつ一投目。
サラシに乗ったウキが沖に向かっていく。とりあえず全誘導で様子見。
雰囲気を満喫していると、いきなりラインが走った。一投目からかと思いつつアワせると強烈な引き。しかしグレではないようだ。
右へ左へ走る相手をいなしながら寄せてくる。足元まで浮いて来た姿は、丸々太ったイナダ。や、もしかしたらヒラマサかもしれない。
友人の大きな歓声がコダマする。がしかし、このサイズは抜き上げれない。どうする。とはいえ、迷ってもどうしようもないので抜き上げをためしてみる。
一番低い釣座へあげれればなんとかなるかもしれない。そう思った刹那、針が外れ沖へ泳いでいった。
バラシはしたものの、一気に2人のテンションはあがった。

つらい時間が続く

友人の竿がよく曲がる。しかしあげればフグ、タカノハ、アイゴ。
一方私の竿にはアタリすらない。餌も残る。サラシ攻めは失敗なのだろうか。やり方がまずいのか。
手を替えいろいろやってみるが、何も起こらない。
一投目以降、午前中は全く何もおこらないで終了した。
メスティンで炊爨をしながら戦略を話し合う。移動も考えたが、諦めムードだったためこのままやり続けることに。
釣れなくても磯で食べるご飯は美味しい。

お昼。

待望の一匹だったはずが

昼食を終えたタイミングで磯釣り師が一人挨拶をしてきた。反対側でやってもいいかという問いに、可能であればと返す。
少し海を見て彼は「危険なので移動します。」と帰っていった。波はまだ被っている。
無くなったコマセを追加し再度釣り座へ。潮が変わったようなので、再度どこを狙うか検討していたところ、友人の竿が曲がる。
アイゴだななどと笑いながら抜き上げると、なんと30cm強のメジナ。待望の一匹である。
その後立て続けに木っ端を釣り、時合ではないかと一気に高まる。
私の竿にもなんとか一匹をと流すと、キュンキュンと音を立てながらラインが出ていく。慎重にあわせて寄せてくる。力強いグレの引きだ。間違いない。
やったと浮かれながら足元に寄せて姿を確認すると、なかなかのサイズだ。40cmは無さそうだが。
さて抜き上げますかとしたところで、暴れられバラシ。この状況でのバラシはツライ。
そしてその後はまた全くアタリは無くなった。

敗因を考える

友人とのコマセの配合を比べてみると、どうやら私の遠投用の配合は間違いだったようだ。
確かに言われてみれば、コマセの沈む速度が早すぎた。同調出来てなかったのだろう。これで釣りたいという思いが強すぎて、現状把握出来てなかった。
また、友人のハリが7号だったとのことで、私は5号だったことから、バラシの原因はここにありそうだ。
状況は悪かったが釣れることは事実としてあった。近いうちにリベンジを誓う。

タイドグラフ

タイドグラフ。

【注意】SUP、カヤックフィッシングする方へ

安全のためフラッグは必ず掲げるようにしましょう。(2m推奨)

定置網内へ入る、係留する、仕掛けを引っ掛けるなどが多くなっており、漁師さんとのトラブルが増加してるようです。

SUP、カヤックを排除しようとする動きもあるため、定置網へは近づかないようお願いします。

風が強くて散々だった話。

今週は釣りのために有休を取る予定なのですが、急に天気予報が雨に変わってました。何某です。

雨の磯でのフカセはシンドい予感。

1日目朝。

最高の週末の予報

平日はずっと週末何を釣るかばかり考えている。
天気予報では朝は寒いが気温もあがり、風も強くなって2m/sほど。日曜の昼過ぎから風が強くなっていくようだ。
やりたい釣りは沢山あるが、せっかく穏やかならばとアンカーを準備する。
まず沖でアマダイを狙い、水深10mほどまで戻ってビシを落として五目釣り。そして寄ってきたカワハギを釣る。
青物の調子が良くないようなのでこれでいこう。うっかりイナダあたりが回ってきたら面白いことになりそうだ。

1日目の出艇

ホームサーフは家から車で数分と近い。
のんびり日の出にあわせて家を出る。暗いうちに準備するのは大変だ。
カヤックを降ろし準備をしていると、だいぶ明るくなってきた。今日の波はどうだろうと見てみると、波打ち際にSUPの方々が10人以上いる。さらには沖にも2名ほどすでに出ているようだ。
なかなかの盛況ぶり。ただカヤックに乗り始めてから、ポイントが被ることがほとんど無くなったため、特に気にせず準備を進める。
魚探を設置しようとしたところ、センターコンソールの蓋が無いことに気づく。どうやら家に忘れて来たらしい。これは困った。
とはいえ、ホームサーフは家から車で数分と近い。
カヤックだけ置き去りにして一旦自宅に帰ることにする。こんなことをうっかり嫁に漏らそうものなら

「だから忘れ物チェックリストを作りなって言ったじゃない。」

と子供を諭すように言われてしまうのである。
静かに鍵を開け抜き足でセンターコンソールを取りホームサーフに戻った。
若干のタイムロスはしたものの、まだ7時である。SUPの方々はすでに釣り始めているようだが、まだ焦る時間ではない。今日は終日穏やかな予報だ。
準備が終わり波打ち際へ行き、いつもどおりスマホで写真を撮ろうとすると、スマホが見当たらない。車かなと思い戻って探すが無い。
なるほど。スマホを家に忘れたというわけだな。
思い当たるとすれば、確かに朝方リビングで充電をしていた。おそらく今も充電中のはずだ。
スマホが無いのは万が一の際、連絡できなくなってしまうので、持たない選択肢は無い。
幸いなことに、ホームサーフは家から車で数分と近い。
高価なものを一旦カヤックから外し車で取りに戻る。
再び波打ち際まで来ると7時半となかなかの時間だ。のんびりとはしてられない。カヤックに飛び乗り沖を目指す。

アマダイ狙い

去年も狙ったが結局釣れなかったアマダイを狙う。
水深80mくらいから流してみる。潮の流れは穏やか。このままなら1時間くらい流しっぱなしで狙ってみよう。
ラインに何かが触れる感触はあるものの、餌のオキアミを食っては来ない。誘い方が悪いのだろうか。
魚探の等深線が作成されてないポイントを通ったところ、根らしき反応がある。
少し戻ってこの根を重点的に攻めることにした。水深は130m。
一流し目は何も反応無し。しょうがないので上げてみると何やら重い。またアタリがわからなかったパターンか。
ゆっくり上げてみるとシロムツ。20cmほど。

シロムツ。

余談だが、相模湾ではオオメハタ、ワキヤハタをまとめてシロムツと言うらしい。
見分け方の解説は見つけられなかったが、画像を比較すると、目の大きさ、尻ビレの長さで見分けがつきそうに見える。
目が大きく尻ビレが長いのがオオメハタ。その逆がワキヤハタだと思われる。
大きさはオオメハタは20cm程度、ワキヤハタは25cm程度とのこと。
おそらく前回のシロムツはワキヤハタ。今回のこれはオオメハタだろう。どちらにせよ、最近高級魚扱いらしいので、楽しみにしてクーラーボックスに入れる。
とはいえ釣った感は無いので、五目釣りをリスケして、もう一流しすることにする。
同じ根で今度は明確なアタリが。アワセると乗っている。ゴンゴンと2回ほど定期的に暴れるのをいなしながら寄せてくる。
残り10mほどまで来たところ、早く姿を見たくなってしまい、暴れたところを強引に巻いてしまった。すると竿先がふっと軽くなりバラシ。無念。

天気予報に裏切られる

ふと気づくとかなり水面がザワだっている。風が強くなってきたようだ。釣りは出来なくはないが、と思いながら天気予報を見ると前日の予報と打って変わって、風速4m/sの一日。
なんだこれは。どういうことだ。とりあえずだいぶ沖に来ていたので一度岸にすぐ戻れる位置に向かう。
浜に対して平行に吹いてくる風なので、万が一に備えて着岸ポイントから風上にアンカーを落とした。
ビシを落としてしばらくすると、ポツポツと反応が出てきた。釣れはしないがアミエビに寄ってきているようだ。
カワハギの準備をしていると、大きな音がカヤックの近くでした。音の方向を見ると白波が立っている。
どうやらだいぶ風が強くなっていたようだ。これはもう無理だなと名残惜しいが納竿の準備をする。
魚探と仕掛けを片付け、アンカーの引き上げをしようとしたところ、風にカヤックが押されて方向転換が出来ない。本来なら落としたアンカー付近まで移動して、緩んだアンカーロープを回収するのだが、風上に方向転換出来ないのである。そのため、ロープをゆっくりと手繰り寄せながら巻き取っていく。波に向かってカヤックが横になるので、慎重にバランスを取る。
無事回収後、急いで浜に戻る。SUPの方々も流石に引き上げのようだ。
風は強いものの波は高くないので、カヤックの向きさえ気をつければ安全に着岸出来た。
がしかし、問題はその後である。
真横から波が襲ってきてクーラーボックスが流されてしまった。クーラーボックスに気を取られてはカヤックが波にのまれて危ない。とりあえずカヤックを引き上げることにする。
待っていればクーラーボックスは流れ着くだろう。案の定次の波で打ち上げられたので回収した。
そうしているうちにSUPの方々が着岸。上手いもので安定感がある。
その中の一人、サーファーの方が以前沖で会話をしたことある方だった。着岸の話をすると、「強風で横に流れてる波が、堤防や消波ブロックなどに当たって返ってくるからなんですよ。」と。なるほど。流石、波の専門家。想定外の方角から波が来たのは、こういう理由だったのか。

2日目の出艇

2日目朝。

前日満足に釣りが出来なかったので、天気予報は引き続き強風だったが、日の出前に一度海を見ることにした。
すると風はほとんど無く、海面も穏やか。これは行けると、家に戻り準備をする。
予報が酷いので昨日ほど人はいないが、それでもSUPが6艇ほど。多少昨日よりは波は高いが行けないことはない。
ただ一つ問題が。比較的安全に離着岸できるポイントに釣り人が居座っている。
しょうがないので、波を被る覚悟で少し離れたところから出艇。案の定ひと波被る。

釣りもしないうちに強風に変わる

沖に向かう途中、魚探に反応がいくつかあった。アジ、サバあたりが回ってきてるのかもしれない。
これはワラサあたり狙えるんじゃないかと70m付近から流すことにする。
がしかし、ジグの準備をしているうちからどんどん流される速度が速くなってきた。白波もたってくる。
これはダメだなと急いで戻ることにした。
着岸しようとするが、波が比較的小さい場所には、やはり釣り人が。波待ちしようとするが、風に流されてしまってどうにも出来ない。
一か八か次の波に乗るしか無い。速度を上げ波に乗る。無事着岸。
急いでカヤックから降りようとすると、足元に見覚えのある私のクーラーボックス。何故ここにクーラーボックスが。
おそらく、カヤックに崩れた波が被り、その際にラゲッジスペースに流れた海水がクーラーボックスを持ち上げ流したのだろう。カヤックフィッシングをする方々がクーラーボックスを固定する理由はこれだったのか。
そのままでは足を下ろせないので、キックザベイビーよろしく、クーラーボックスを蹴り飛ばし足を着く。もたついている間に次の波が来る。カヤックが持ち上げられる。冷静にひっくり返らないようにカヤックを抑えながら、これ以上の力で来るなら、いなして逃げようと判断。命には変えられない。
だがそれ以上の勢いは無く、落ち着いたところで急いで浜に引っ張り上げた。
クーラーボックスも無事回収。他に紛失したものは無いかと確認していると、沖に何か浮かんでいる。フロートをつけて浮かぶように改造した私のランディングネットだ。
フラッシュロッドホルダーに挿していたので、同じように海水が入り浮かんだのだろうと。
打ち上げられるまでどうにもならんと片付けをはじめることにした。

アマダイの極意を伝授される

車からドーリーを持ってくると、SUPの方が私のネットを回収しながら着岸していただけたらしく、受け取りお礼を言う。
引き続き次々続々と着岸するSUP。その中の一人に声をかけられる。顔を見ると昨年一度お会いしたことがある方。
毎年アマダイを狙っている方らしく、この日も狙っていたとのこと。
毎週なかなかのサイズが釣れているとのことで、私も狙ってるんですと言うと、気さくにコツを教えていただけた。
どうやら私がいつもやっている水深は、この時期はいないらしい。もっと寒くなってからだよと。なるほど。
仕掛けを見てもらうと、何だこれはという仕掛け。聞くに、アマダイ界隈ではこれが最近の流行りなのだと。
すごい釣れるけど外道も増えるので、これ使っておけば間違いないというわけではないとも。
勉強なりました。さっそく来週それで組んでみますと伝え、ホームサーフを後にした。
この週末の悔しさは次回必ず。

タイドグラフ

1日目タイドグラフ。

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