【注意】SUP、カヤックフィッシングする方へ

安全のためフラッグは必ず掲げるようにしましょう。(2m推奨)

定置網内へ入る、係留する、仕掛けを引っ掛けるなどが多くなっており、漁師さんとのトラブルが増加してるようです。

SUP、カヤックを排除しようとする動きもあるため、定置網へは近づかないようお願いします。

ひさぶりの鯛ラバが面白かった話

自分なりのアシストフックを模索中。何某です。

実践投入しては作り直しの繰り返しです。

出艇前。

今日はサポートに徹する宣言

最近釣りをはじめた友人をホームサーフに招待。まだフグしか釣っておらず、食べられる魚をどうしても釣りたいとのこと。
こちらも釣りなんかはじめてみてはと勧めた手前、なんとか釣らしてあげたい。
がしかし、釣り人たるものいざ沖に出るとまず自分が釣りたいわけで。素人を放って魚探と睨めっこである。
これには私の嫁もおこで、いい加減にしなさいと。
わかった、わかったと。明日は私は鯛ラバしかしない。それでいいだろうと。

「そうだよ。まず隣で見本を見せないとだよ。」

続けて

「私も見れば釣れるはずだよ。」

と。
その自信はどこからですかと聞くと、「コジレイと照英の番組見てるからね。」だそうで。CD聞くだけで英会話が出来るくらいの効果が、あの番組にはあるのだろうか。

いささか波が高い

始発は辛いということで、やや遅めにホームサーフに行くことに。日の出は過ぎてるので駐車場もほぼ満車。空きを見つけてねじ込む。
沖を見ると、本日もSUPフィッシングの方々が10名近くいる。なかなかの賑わいだ。
運良く、私のマダイポイントに誰も入っていないようなので、まだまだ可能性はありそうだ。もちろん既に入った後かもしれないが。
それよりも問題は波打ち際の波の高さ。セットを見ると足がすくんでしまうが、きっちり外せば問題ない。
大事なのは確実にセットを外し、ひと波被るのを覚悟で、行くと決めたら勢いよく沖に向かって押し出しながら出ることだ。ここは他のサーフほど優しくない。躊躇すると死ぬ。
長らく気づかなかったが足漕ぎカヤックの方が一人海を見て立っていた。おそらく出艇するのを迷っているのだろう。
漕ぎ出しがある程度速ければ、セット以外はバウが波を切り裂いて乗り越えることが出来るが、足漕ぎだと難しいのだろうか。
準備を終え出艇したところ、浜に先程のカヤックの姿はなく、沖にもいないことから諦めたようにみえた。残念だがここから出艇するのは練習が必要なのでしょうがない。無理して怪我をしたのでは大変なことになってしまう。

いきなりレスキュー

波打ち際とは変わって沖は穏やかなもので、ベタ凪といったところ。先に沖に向かった友人のところへ向かう。
すると、遠くから何か叫んでる。なるほど、さっそく釣れたな。と思いつつ急いで向かう。
そんな私に猛スピードで迫り来るパドル。
なんだろう、この見覚えのある漂うパドルは。
勢いよく通り過ぎるカヤック。私のプロフィッシュ45は直進性が凄い自慢のカヤックです。
どうやら仕掛けを組んでいた友人が、恐ろしいことにうっかりパドルを流出させてしまったらしい。
今は無風でほぼ潮止まりなのでいいが。嗚呼、なんて恐ろしい。
パドルをサルベージし渡す。最悪、私が予備パドルを持っているのと、ロープで牽引できるので良かったが、一つ間違えば辛坊治郎よろしく遭難するところ。
想像しただけで、下腹部がモヤモヤする感覚に襲われる。

潮が流れはじめて一変

開始して一時間ほどはほとんど潮が動かなく辛い時間になる。最近厳しい釣りになることが多いので覚悟する。
1時間ほどして潮が動き始めたので、ポイントを移動。このまま流れれば私のマダイポイントの上を通過するはず。
だがしかし、鯛ラバがつまらない。落として巻くだけという単調な釣りは飽きてしまう。
トウキチロウに変えて、青物来たらシャクれるようにしようかなどと思っていると、持ってきていないことを思い出す。
そうか今日はサポートに徹するんだった。
しょうがないので鯛ラバを落とす。水深20mほどを10m巻き上げたところで、ゴンッと勢いよく竿先が入る。この引きは真鯛では無いなと思いあげてくると、なんと少し小さめの真鯛。こういう引きもあるのか。

真鯛。

前日のアカムツもあるので、リリースする。大きく育って帰ってきて欲しい。

念願の食べられる魚

真鯛の後が続かず、ほとほと困ってしまった。
ゆっくり流れるので鯛ラバ向きなのだが、たまにフグがネクタイを根元から切っていくので、これにも困ってしまう。
同じスジを流すと先に入ったほうが有利なので、私は友人の後ろを筋違いで流す。今日はサポートの日。
水深20〜40mを中心に繰り返し流していると、友人が「何か釣れてるっ!」と叫んでいる。
頼むからバレないでくれと近づくと、ぎこちなく取り込んでいる友人。見ると高級魚のオオモンハタ。
少し小さめだが、初めて釣った食べられる魚ということで持って帰って食べることに。
ニコニコしながら、こうだったあぁだったと語る友人を見て、憑き物が落ちる感覚を味わう。

初めてのフラットフィッシュ

鯛ラバを落としてはあげを繰り返す。のんびりした時間が過ぎる。憑き物が無ければ海の上はこんなにも優雅なのだ。カヤックの上で紅茶でもいれたい気分。
水深30mほど。誘導式鯛ラバの場合、私は着底後竿先を軽く上げ糸フケを素早く取ってから巻き始める。その竿先を上げたタイミングでググっとアタリ。なんだか頭を振るような引き。なんだろうとあげてみるとコチ。
そういえばマゴチは釣ったこと無かったなと思いよく見ると、マゴチに似てるがちょっと違うように見える。

イネゴチ。

多分これがメゴチかワニゴチってやつだな。と言いながら血抜きをしクーラーへ。後で調べると、眼と体表の斑点からイネゴチであると思われる。メゴチだと思って天ぷらにして食べてしまったことを後悔する。どうやら刺身が美味らしい。無知は罪。
その後友人がホウボウを釣る。ホウボウは美味しいので大歓迎なのだが、やはり鯛ラバ。マダイを釣りたいとのこと。
釣り方も慣れてきたようなので、後はひたすら落とし続けるだけ。マダイに見つかれば釣れるはず。
潮の流れが変わり、先程イネゴチが釣れた辺りへ来た。鯛ラバが着底して3巻きくらいでゴツンと強いアタリ。途中で強烈に頭を振るような引きを見せる。先程と同じだ。
この引き方雷魚みたいだなと思いながら巻いてくると、今度は間違いなくマゴチ。旬は過ぎてるがなかなかのサイズで食するのが楽しみになってくる。

マゴチ 42.0cm。

念願の真鯛

「来たっ!釣れてるっ!」

振り向くと友人の竿が満月になっている。なんだろうねと邪魔しないように寄っていくと

「やった!真鯛だ!」

の声。はじめての真鯛。ちょうどいい食べきりサイズだが、真鯛をはじめて釣った時の感動はわかる。私のはじめての真鯛はストリンガーから外れてオートリリースだったが。
今日はサポートに徹してよかった。せっかくなので神経締めを見せてあげることにする。インフレータブルだと神経締めは危ないがポリ艇のカヤックなら、安心して神経締め出来るのだ。
さて真鯛も釣ったしそろそろ潮止まりなので、と話していると、再度友人の竿先が引き込まれる。
グングングンと三段引き。間違いない。真鯛だ。先程より明らかに大きい。取り込みをサポートしようとタモを持って準備していると、竿先が戻った。どうやらバレてしまったらしい。
満面の笑みで悔しそうな言葉を漏らす。今日の釣行は満足いったようで胸を撫で下ろす。

ホームサーフの洗礼

一足お先に着岸する。波は高いが着岸は安定している。漕ぎ出しと速度が速いので、タイミングさえ間違わなければSUPより安全かもしれないと最近思うようになった。
車にカヤックカートを取りに行く。急いで戻って着岸を手伝う予定だ。
がしかし、すでに友人は着岸していた。意外と早かったなどと思いながら近づくと、遠目からでも明らかに濡れている。ははぁーん。これはやったなと。
波をかぶって沈したようだ。このサーフの洗礼である。
だいたいみんな何度かやらかすのだ。我々の後に着岸したSUPの方も、降りずにのんびりしていたら、波にSUPを突き上げられ沈していた。
いずれにせよ、笑い話で済むくらいにしてほしいものである。

期待を裏切られる

家に戻り、シャワーを浴びた後、釣った魚で酒盛りをする。
ホウボウとオオモンハタの刺身。イネゴチの天ぷら。そして私の大好物、ホウボウの浮袋ポン酢和え。
どんどん酒が進む。全部美味。
さて、次はマゴチの刺身ですよと。こんな大量にマゴチの刺身食べられることないですよ。釣り人冥利につきますね。と。
しかし、おろした身を見ると何かがおかしい。白いぶつぶつが全身にある。嗚呼、寄生虫だこれは。頭の中から尾の先までびっしりと。
調べると粘液胞子虫というらしい。食べても害は無いと昔教えられたが、やっぱりここまでびっしりといると食べる気は失せてしまう。
残念だがぶつ切りにして生ゴミへ。
気を取り直して先日釣った、アカムツとシロムツを炙った刺身と塩焼きで食べる。
生まれてきてオメデトーなんて言われたいじゃない。
そんな気分にさせてくれる。美味さに悶絶。こんな贅沢な日があっていいのだろうか。
あまりに酒が進みすぎて、鯛めしの水の分量を間違ってしまい、雑炊みたいになってしまったが、それはそれで美味かったので良しとする。
最後は友人に真鯛の捌き方を教えて、それをお土産として持ち帰ってもらった。
これを肴に、彼が家でもいい酒が飲めることを願う。

タイドグラフ

タイドグラフ。

【注意】SUP、カヤックフィッシングする方へ

安全のためフラッグは必ず掲げるようにしましょう。(2m推奨)

定置網内へ入る、係留する、仕掛けを引っ掛けるなどが多くなっており、漁師さんとのトラブルが増加してるようです。

SUP、カヤックを排除しようとする動きもあるため、定置網へは近づかないようお願いします。

中深海で入魂完了の話。

今年は暖冬らしいですね。どうも何某です。
魚が入ってきてない相模湾が暖冬の影響で、どう転がるか気になるところです。

日の出。

青物の話を聞かない

今年の相模湾はどうにも調子が悪い。
何を狙うのが正解なのかさっぱりわからない。
市場の情報を見ても青物が少ない気がする。
釣宿では落とし込みが始まって、大きなブリの写真が貼られていた。そうかブリは釣れてるのか。
中深海用に買った一式で狙える。ラインが細いが、1000m以上巻いてるので、根気よくやれば問題ないだろう。おまつりの心配が無いのがカヤックのいいところだ。
週末はブリと中深海、それと嫁の要望でカワハギと決まった。

離岸

夜明け前にホームサーフに行ってみると、SUPフィッシングの方々が10人以上いる。大会でも開くのだろうか。今日は1km以上沖でやるつもりなので、ポイントが被ることは無いだろう。
太陽が出るか出ないか。波打ち際でカヤックの準備をしていると、高級一眼レフを持った御隠居が話しかけてきた。
何を狙うのかと言う問いに、今日はブリとアカムツですと答えると、先程の方はイカを狙うようですよとの答え。なるほど、イカという手もあったか。
軽く会話をし、離岸タイミングをうかがっていると、

「私は日の出を撮りに来ましてね。」

と、絶好の離岸タイミングで御隠居。
『あぁそうなんですね。』と軽く返答をすると、何故か待ってましたとスイッチが入り、撮りためた太陽の写真を見せてきた。
御隠居。良い写真だが私はこれから釣りなのだ。このサーフの離岸は難しく、命のやり取りも覚悟しなければいけない。お願いだから集中させてほしい。
やっと向こうに行ったなと思うと、

「あちらの方鎌倉から来たらしいんですが、良い写真なんで是非見てください!」

と50mほど先に見える人影を連れてくる。増える御隠居。
私も写真は好きだが、今はその時では無い。困った。
30分ほど写真を見せつけられた後、2人が話し始めたところを見計らって、逃げるように離岸。波を1発被る。最悪だ。

潮が動かない

すっかり日が昇ってしまった。1kmほど沖に向かい魚探をかけてみる。初めてのポイントなので魚探のGPSマップに等深線が入っていない。70〜150mくらいを中心にカヤックを漕いで回り等深線を刻んでいく。Garmin Striker Plus 7SVは素晴らしい。
しかし、全く魚探に反応が無いのが気になる。少なくともアカカマスが入っているという情報を得てはいるのだが。
最悪アカカマスで落とし込みでもと、一応ジギングロッドには準備をしているが出番は無さそうだ。
とりあえず、ジグを70mから落としてみる。ちょうど潮止まりのタイミングなのか綺麗に真下に落ちていく。
おかしいな。そろそろ下げ潮になるはずだが。ベタ凪でピタっとカヤックは静止している。これは困った。
1時間ほど場所を変えて落としてみるも何の反応も無く撃沈。

新戦力投入

一目惚れしたジグがある。今回から中深海を本格的に始めるにあたって通販でそれらを購入。
このRealsから発売されているジグは形が面白く、こんなので釣れたら楽しいだろうなと思わせるジグだ。
御隠居のイカの話を思い出し、Spec-ZERO 180g ブラッドレッドスポットグローを投入する。
潮が動き始めた。
これまでの反省を踏まえて、ロッドキーパーの艤装を追加。操船スキルの低さは金で解決する。これが大人のやり方だ。

ロッドキーパー艤装。

安定してロッドが固定されるので、ジグを真下に落とすのが相当楽になった。
しかしジグには反応が無い。そこで、今度はP.J.RIDE 180g ブラックハーフグロー・フルシルバーに交換。いくつか買ったので早く試したい。
着底後、砂に埋まっているので一度5mほど上げる。それからサミングをしながら落とし再び着底。1/6で緩めにシャクった後、テンションフォール。1回転したら竿先を大きくあげ、ポーズ後フリーフォール。そして繰り返し。いろいろ見たパターンを組み合わせてやってみる。
どうも意図した通りに動いているのか怪しい。なんか重くなった気がする。いわゆるエビになってしまったか。面倒だが一度あげることにする。
やはり200mからあげてくるのはしんどい。電動が欲しい。重い。
ジグを回収しようと手を伸ばすとリーダーの先に何かいる。ゴミでも掛けてしまったかと思ったが、よく見るとアカムツ。

アカムツ 310g。

『えっ!?なんでっ!?』

思わず叫んでしまうが周りには誰もおらず答えてはくれない。
ジグが思うように動いてないなと思ったのは、アカムツが釣れていたからだったのか。しかし一体いつ。アタリの手応えも無く全く引かなかった。
口と尾に4本のフックがガッチリかかっている。これは逃げられない。
釣った感じは無かったが、とりあえずメタルウィッチ クエスト MTSC-634SFオシアジガー 2000NRHGに入魂も完了した。このサイズのアカムツを、あと20匹も釣れば、回収出来る計算だ。意外と年内で達成出来るのではないだろうか。
再度ジグを落とし、その間に神経締めの準備をしバケツで血抜きをする。ロッドキーパーがいい仕事をしている。
お茶を飲みながら着底。再度同じアクションで誘ってみる。
海底から3mほどで大きく竿先をあげた後、同じ分竿先を下げフリーフォールさせ停止。すると竿先だけがクンクンと2回曲がる。
何か触ったか。というかまさか今のがアタリなのだろうか。竿先を凝視するが特に変化は無い。ゆっくり竿先をあげてみるとジグとは違った重みがある。
釣れている。急いで巻いても疲れて休んでしまい、余計時間がかかるだけだと学習したので、ゆっくりゆっくり巻いてくる。途中竿先に聞いてみるが、特に変化はない。深海魚はこういうものなのだろうか。引きを楽しむ釣りではないようだ。
巻きながら何気なくカヤックを見るとテカテカと輝いている。どうやら油っぽい。何の油だろう。ペンチに塗った5-56だろうか。それにしてもこんな広範囲に油がつくわけがない。
バケツの中のアカムツを神経締めしてクーラーに移さないとなと思い見てみると、かなりの量の油が浮いている。カヤック中の油の正体はアカムツの尾から出た脂だった。
こんなに脂が乗っているのか。とんでも無い量だ。流石高級魚。食すのが楽しみだ。
せっかくだから今からあがるアカムツは馴染みの飲み屋にでも持っていこう。
タモを用意し取り込んでみると、何かアカムツとは違う魚。しかもヌメリが凄い。なんだこれ。ぺぺか。
センターコンソールがヌルヌルになっている。写真を撮ろうとするとトゥルンと滑る。その光景に鶯谷の改札がフラッシュバックしたのは何故だろうか。

シロムツ 235g。

初めて見るので調べてみると、シロムツという魚らしい。紅白揃ったということか。

再び潮止まり

カヤックがローションまみれになったので、スポンジで掃除する。水出し用に買った100均のスポンジが大活躍だ。
ある程度綺麗になったので再開しようとすると、全くカヤックが流されていない。潮が動いたのは一瞬だったか。
しょうがないのでカワハギを狙いに戻る。
先日組み上げたアンカーシステムを投入する。
ロープを伸ばしながらポイントまで漕いでいく。
30分ほどやってみるがキタマクラしか釣れない。魚影はあるのだが。
アンカーロープが張る感じがある。潮が動いたのか。するとアタリ連発する。うまくあわせれない。やはり専用ロッドじゃないときついのだろうか。
5分ほどで再び潮が止まり、アタリが遠のいた。これは今日はもう無理だなと判断し納竿とした。

タイドグラフ

タイドグラフ。

【注意】SUP、カヤックフィッシングする方へ

安全のためフラッグは必ず掲げるようにしましょう。(2m推奨)

定置網内へ入る、係留する、仕掛けを引っ掛けるなどが多くなっており、漁師さんとのトラブルが増加してるようです。

SUP、カヤックを排除しようとする動きもあるため、定置網へは近づかないようお願いします。

カヤック用PFDを購入した話。

スロージギングの定義を間違って覚えてました。どうも何某です。こんばんは。

カヤック用PFDを購入して使用してみたので、なんかしら書いてみます。

PFDとは

Personal Flotation Device の略で、救命胴衣、ライフジャケットのことです。
カヤック界隈だとPFDと言うのが一般的っぽいですね。
サーフィンだと邪魔になるのと、遠浅で岸から近いうえ、ウェットスーツ自体に浮力があるので着用しないみたいですが、岸から何kmも離れることがあるカヤックやSUPは着ることが多いというか必須です。
カヤックで着ていない人はまだ見たことないのですが、PFD着ないで数km沖を漕いでいるSUPの方は結構見ます。
SUPが折れたら、空気漏れたら、パドル紛失、流出。。。怖くないんでしょうか。心配になってしまいます。
ということで、安心するべく磯用のPFDを着用してカヤック、SUPをやっていたのですが、だいぶ古くなってきたので新調することにしました。

カヤックで着用する条件

カヤックはいわゆる桜マークのついている、国土交通省の承認を得たPFDの着用義務は無いので、個々の安全基準に任せられているわけです。
ミラクルジムはPFD着用義務化反対、海外じゃ着用してる奴なんていないなんて言ってましたが、個人的には着用しないで沖に出るという選択肢は無いと考えてます。
自分で浮かないといけないという選択肢が減る分、突然の落水に対応出来る速さが段違いだと思います。その分余裕が出来ると。
購入にあたって、どういうのを選ぶかという条件をあげようとしましたが、まぁカヤックや釣りの名のあるメーカーだったら、安全面は実際そんな大差無いと思います。
ちなみに、磯用をずっと使ってましたが、SUPやカヤックでも釣りやパドリングの邪魔になるとかは無かったです。
とはいえ、せっかくなのでカヤック用を購入してみることにします。
また、PFDは浮力が落ちてくるので3〜5年で買い替え推奨とのこと。この浮力が落ちるというのは、落ちた直後ではなく、何時間浮けるかということです。
つまりは消耗品ということなので、比較的手に入れやすい価格のものを選択する必要が、私の財布事情にはあります。

MTI ドラド を購入

いろいろ調べた結果、MTI ドラドを購入しました。

国内のPFDはほとんど高階救命器具のOEMだと聞いたことがあるので、性能は間違いないでしょう。
カヤックフィッシングで着用、勧めてる方も多いので最終的には思考停止でサクッと購入しました。

使用した感想

使用インプレです。

  • 磯用に比べて軽い
  • 股紐が無いのと短いので前傾しやすいが、脇を締めて固定するので多少苦しさを感じる
  • 上半身が圧迫されるのでパドリングは窮屈な感じがする
  • 背中下半分がメッシュになっているので、シートに深く座れる
  • フロント部分の浮力材が多かったが、短時間では特に浮き方が違うとは感じなかった
  • 背中下半分がメッシュになっているので蒸れにくいとう情報があったが、夏はPFD着てる時点で蒸れるのであんまり関係なかった
  • 収納は、再乗艇時に邪魔になることを考慮してるようではなかったので、磯用と同じく必要以上には使えなかった
  • 再乗艇は身体にフィットしているのと、短いので磯用よりしやすかった

こんな感じでしょうか。
まとめると

  • カヤック用PFDは再乗艇しやすい
  • 磯用PFDはゆったりしているので楽で、収納力が優れている

って感じでしょうか。細かい使用感はあれでしょうが、おおむねこんな感じだと思います。
ただ、収納はカヤックだとほとんど使わないと思うので、再乗艇しやすいほうを選択したほうが良さげですかね。
状況状況で一長一短ですが、やはりここは落ちる前提で準備したほうがいいと思います。
SUPの場合は登りやすいのでどっちでもいいかと。
個人的には積載量がSUPは少ないので、収納が多い船、磯用のほうがいいとは思います。
ルアー、サーフ用は浮力が弱いため、沖に出るのは向かないので使用は避けましょう。
同じく自動、手動膨張式も避けたほうがいいです。

ということで、そろそろ買い替え時期だったので、いい買い物したなという感じでしょうか。
みなさんも命を預けるものなので、良いものを買いましょう。

以上です。

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